白虎3


2001年○月4日
不安な面持ちでガオズロックに行った。
結局昨日はほとんど眠れなかった。無理もない話だ。
いきなり襲われて乱暴され、途中で気絶して気がついたら無事家で寝てて、犯人たちは虐殺されてて、現場に行ったらいきなり全てを知っている人間に脅され連れて行かれ、そして嬲られ、挙句の果てに奴隷にされてしまった…。
それまで、戦隊として闘ってきたことを除けば普通の、花も恥じらうお年頃の女の子だった冴にとっては、あまりに衝撃的で重すぎる出来事だ。
しかもこれで終わりではない。
いつどこで脅迫・命令されるか分からないのだ。
常に不安・恐怖に支配されている。
冴(お願い…ガオズロックでは、、みんなの前では、恥ずかしい事はしないで…)
そう心の中で届くはずのない儚い願いを懸命にする冴だった。

ガオズロックに着いた。
みんなに心配かけちゃいけない。
そう思った冴は、何とか不安感と疲れを隠そうとする。
みんないつも自分をからかっちゃいるが、大切にしてくれる。
そう実感するからこそ、せめてみんなの前では明るくしなくちゃ…そう健気に思う冴だった。
明るくみんなと接し、自分を心配してくれたブルーも安心していたようだ。
それにホッとしていたその時、携帯が鳴った。
思わず肩をそびえる冴。ブルーが気付き、
青「ん、どうした?」
冴「…あ、ううん。なんでもないよ。」
不安・恐怖に引き攣りそうになった顔をなんとか隠し、明るく返事をする。
みんなに隠れるように携帯を出す冴。
冴(いや、やめて…。こんなところで、ひどいことしないで…!)
そう儚く願いながら、恐る恐る携帯を見る冴。
『今すぐその場でパンツを脱げ』
口元を押さえ、必死に悲鳴を上げそうになるのをこらえる冴。
冴(そ、、そんな…こんな、ところで…?)
嘘だと思いたい。しかし真実だ。夢でもない、現実なのだ。
みんなの前で、パンツを脱がなければならない。
パンツを脱いで、ばれない可能性は、、とても低い。
と、戸惑っていた冴に止めを刺すように新たなメールが、
『早くしろ! でなくば、写真…』
冴(やっ…! やっぱりあたしを見てる…。ど、どうやって見てるの!?)
しかし周りを見渡しても何もない。
そしてそのメールが決定打だった。やるしかない…。
覚悟を決めた冴だった。
冴はみんなの目を注意しながら、少しずつスカートの裾から指を入れ、少しずつ捲っていこうと、
テトム「ホワイト? どうしたの?」
心臓を鷲掴みにされたような感覚だ。
さっきまでいなかったテトムが現れ、冴に話しかけてきた。
まさか今のを見たんじゃ…。
実際に遠目にはまだスカートに手をかけたくらいにしか見えず、テトムには全くばれてないが、捲ろうとしている冴自身にとっては、捲っているところをはっきり見られたんじゃないかと、実際よりもオーバーに感じてしまい、おののいてしまう。
笑顔で何でもないと応対し、テトムにも気をつけなきゃと思った冴は、再度スカートの裾に手をかける。
少しずつ、みんなに気をつけながら、羞恥いっぱいに顔を赤らめながら、スカートを捲る。
自分からスカートを捲る行為に、恥ずかしくてたまらなかった。
男は、そんな冴の羞恥に楽しんでいるのだ。
冴は男の魂胆を感じ取り、悔しいながらも、皆がいるため顔に出すこともできず、大人しくスカートを捲り続ける。
冴(何やってるんだろ…あたし…。)
まるでみんなに向い、スカートを捲り自分のパンツ姿を見せようとしている錯覚にすら襲われ、羞恥を超えて頭がぼんやりしてきた。
と、
テトム「ち、ちょっとホワイト。何やってるの!」
冴(ひっ!!)
迂闊だった。テトムに見つかってしまった。
あまりの羞恥のため頭がぼんやりしてしまったため、注意がいつの間にか散漫になってしまったのだ。
顔を真っ赤にして立ち尽くす冴。
テトムが冴を気遣い小声で注意してくれたのが幸いだった。
男の仲間4人にはばれずに済んだ。
冴(皆にまでばれたら、本当に死んじゃいたい…!)
困惑を顔に出すのを我慢し、何とか平静を装いながら、「暑いんだもんここ。」と暑そうに手で仰ぐ仕草を見せる。
「今日は夏日だしね」と何とか納得してくれて、「けど、はしたないからやめなさい」と窘められる。
何とかテトムもごまかしきることができた。
ほーっと安心し、震える体を抑え、テトムたちに注意を払いながら、懸命に気を引き締めてスカートを捲る。
羞恥心がするが、もはや我慢しきるしかない。
紺のスカートに対し、パンツの色は白だ。
すぐにばれてしまうだろう。
皆に気づかれぬようスカートをある程度捲った冴は、両手をスカートの中に入れ、パンツのゴムにかける。
皆それぞれ話し込んでて気づかない、今だ!
恥ずかしさに震えながら、冴はパンツを脱いだ。
足をあげ足もとにかかったパンツを回収しようとするが、不運にも足先に引っかかってしまった。
焦り、もう一度足を上げ、パンツを手に取った。
その時、ブルーがこっちを振り向いた。
すかさず冴は手を後ろにやり手に持ったパンツを隠した。
何とか見られなかった…よね? 強烈に動揺が心を締めつける。
今の行動は明らかに不自然だ、冴も自覚する。
青「ホワイト。何やってんの?」
皆も冴を見る。心臓がバクバクする。
呂律が回らず、何を言ったらいいか分からない。
ばれたのだろうか?
青「今、何か隠した?」
冴「何…っ…て?」
必死に平静を装い何とか声を出して聞き返す冴。
青「いや、分かんないけど、今何か、隠すような動作してなかったか?」
どうやらパンツはばれてないようだ。
一安心する冴。…なんとかその場をごまかし、ばれずに済んだ。
手に持ったパンツをそーっとスカートのポケットに入れた。
パンツは生暖かく、脱ぎたてだとまざまざと思い知る。
その後、パンツを穿き直そうかと思ったが、男にいいと言われていないため、勝手に穿いて後で何をされるか分からない恐怖に怯え、恥ずかしいながらもノーパンで過ごすことにした。
スカートの布が直にお尻や股間に触れ、空気が直にすり抜ける。
その事により、スカートの下は何も穿いてないんだと思い知らされ、羞恥と危機感がした。
もし何かの手違いでスカートが捲くれでもしたら、、想像して怯える冴。

家に帰る時、歩く際や風でスカートが捲れないか、周りにノーパンだと気づかれないかと不安で仕方なかった。
だが、そんな不安と羞恥の表情をし顔を染める美少女に、通行人はチラッと冴を見る。
通行人は冴の顔を見ているのだが、冴にはそれが自分のスカートに、ノーパンだと気付かれたんじゃないかと錯覚し意識してしまい、さらに顔を染める。

家路に就いた。思わぬ命令、それによる羞恥・屈辱にくたくただ。
冴「(こんな事が、、これからもずっと続くの…? いやっ!)…誰か、、助けて…。」
羞恥、屈辱、恐怖、不安…。
今まで表に出すまいと耐えていた冴は、急に泣きべそをかき、ベッドのそばに置いてある大きなクマのぬいぐるみを抱き、顔を埋めて咽び泣いた。
ホントは何かにすがりたい、誰かに助けてほしい…。
しかし年頃の少女にとって重すぎる辱めを受け、その事実を盾に脅され、さらなる死ぬほど恥ずかしい目に遭った。
絶対に誰にも言えない…。
と、冴の携帯が鳴り、再び恐怖に襲われる。
今度は電話だ。何をするつもりなのか…。
冴は不安でいっぱいながらも、電話に出る。
冴「もしもし…」
男「くひひひひひひっ! ご苦労さん。」
冴「…っ!」
耳障りな笑い声が聞こえる。
嫌悪感と気持ち悪さに顔をゆがめる。
散々な羞恥を味わわせた張本人、冴の羞恥に対し満足だったと言いたいようないやらしい笑いだ。
冴「み、見てたんですか?」
怒りを抑え、恐る恐る聞く。すると男はさも当然のように
男「見てたよ。いつも見ているからな。いつもいつも、いつもな。」
冴はさすがに恐怖に震えてしまう。
そして思わず聞いてみる。
冴「あのっ、、どうやって、見てるんですか?」
すると男はいやらしい口調を変え、
男「余計な疑問を持つ必要なんかないんだ。奴隷は、ご主人様を愉しませられればそれでいいんだ。」
ひどい言葉で罵られ、自分の惨めな立場を再度思い知り、泣きそうな顔になる冴。
それすらも見られている、必死にこらえ、気丈な顔を保とうとする。
しかし、そんな様子ですらも、男には可愛くて可愛くて仕方がないのだ。
男「写真も撮らせてもらったぜ。スカートを捲る瞬間、パンツを脱ぐ瞬間、その表情もな。」
冴「いやっ!! やだっ…どうやって…!?」
その言葉に彼女は驚き、思わず悲鳴を出し聞き返してしまった。男はすかさず、
男「おい! 奴隷が余計な疑問を持つ必要ない、て言ったばかりだったよな!?」
そう脅され、悔しげに大人しく口を結ぶ冴。
だが本当に一体どうして…まだ幼い冴には想像もつかなく怖くて仕方ない。
男「さて、脱いだパンツは穿かずに持ってるよな。出せ。」
やはり穿き直さなくて正解だった。
ホッとしたような悔しいような、複雑な面持ちでパンツを取り出す。
もう温かみはなかった。
男「窓の前に立って、レースのカーテンを開けろ。」
冴「え? あの…」
男「早くしろ!」
取りつく島もない。
冴は大人しく言うとおりにした。
窓の外を見た。向い側には遠くにマンションが何軒も見える。
恐らくあそこから望遠鏡のようなもので見ているのだろう。だがたくさん窓があり、遠いため、とても特定できない。
窓の前に立たせた男はさらに、
男「電話をハンズフリーにして、そばの机の上に置くんだ。」
戸惑いながらも大人しく従った。
携帯を離しても会話ができるようにされた。
男「よし。じゃあ、脱いだパンツを窓に向けて広げて見せろ」
冴「…っ!」
冴の顔が見る見る真っ赤に染まる。
分かりやすい子だ、、そう満足する男だった。
冴は悔しながらも、大人しくパンツを広げた。
少しして男が、
男「よし、後ろ側も見せろ。」
く、、と悔しげな声を出しながらも冴は言う通りにする。
男「お前の小さいお尻がそこに覆われるわけだ。」
いやらしい事を言われ、羞恥心がさらに高まる。
だが我慢するしかない。さらに、
男「今度はパンツを裏返しにして、見せるんだ。」
冴(そんな、、いい加減にして…!)
抵抗は許されないと思い知っている冴は、必死に耐えながらも言う通りに行動した。
その表情も男にはたまらない。
男「少しシミがないか? そうか、そこがお前のオマンコが当る所か、クヒヒッ。そのシミはおしっこか? それともいやらしいマンコ汁か?」
冴「…っ!(ぃやだっ…そんないやらしい事、、言わないで…!)」
いやらしいセリフだけで、お年頃の冴は耳を塞ぎたい気でいっぱいだった。
そんなことできないに決まってるが…。
男「(ふ、本当にウブなんだな。可愛いもんだぜ。)そこのシミの匂いを嗅いでみろ。」
冴「え、なっ…!」
顔を赤らめ困惑する冴に男はドスの利いた声で
男「パンツのシミの匂いを嗅げ、て言ったんだよ! 分からなくねえだろ! 言う通りにやれ!」
だんだん声を荒げてきた男に怯え、恥ずかしくて仕方なかったが意を決し、匂いを嗅いでみた。
ツンと少しいやな匂いがした。さらに、
男「どんな匂いだ? 感想を言ってみろ。」
冴「…っ!(どこまでひどいっ…!)」
羞恥に身を震わせながらも、黙っているわけにはいかなかった。
しかしうまい言葉が見つからない。卑猥な言葉は使いたくない…。
そう困惑している冴に、
男「早く言え!! いい加減にしろ!! 写真をばらまくぞ!!」
冴「ひっ…」
これ以上怒らせてはまずい。
我慢して、思いついた気が引ける言葉を言うしかない。
冴「あの、、あの…」
男「何だ!? しっかり言え!!」
恥ずかしげに顔を染める冴に男は満悦しながら、声だけは大きく荒くする。
本当に巧妙に冴を陥れる。
冴の痴態に興奮している、という理由もあるが。
冴「っ…あの、少し、、臭い、、です…っ。」
目を瞑り言い切った冴。
自分で自分のパンツを臭いと言ってしまった。自分を辱める男に。
あまりの羞恥に涙がこぼれる。
嗚咽を漏らす冴に男は満足げに、
男「よし、もういい。パンツを穿け。」
また恥ずかしい要求だ。
逆らえない冴は、恥ずかしげにゆっくりパンツを足に通し上げて、元通り穿いた。
そんな姿が何ともたまらない。
子供とは少し言い難いが大人とはまだまだ言えない微妙な年頃の、若い女の子の羞恥姿は何ともたまらなく感じた。
男「お次は、服を脱げ。まずは上着とシャツからだ。」
冴「!!!」
唇を噛みしめる。
一体、どれだけ辱めれば気が済むのだろう。
逆らえない冴は、観念して上着を脱ぎ、シャツに手をかける。
指が震える。おずおずと、震えた手でシャツを脱ぐ。
脱いで上半身は白いブラのみとなり、思わず腕で隠す仕草をする。
しかしその仕草が胸を圧迫し、小さい胸に谷間ができる。
その行為に、男は注意をせず、その姿を撮る。
羞恥で体はピンクに染まり、それがまだあどけない冴にどこか異様な色気を醸し出している。
十分堪能した男は、冴に命令する。
男「おら、何やってんだ!! 腕で隠せなんて命令してないだろうが! 腕をどけろ!!」
ぶるぶると体を震わせ、少しずつ腕をどける冴。
思春期のただでさえ多感な年頃だ。
それでいて精神がまだまだ未熟だ。
羞恥地獄に落とすのは何とも容易く、それでいて愉しく、男も興奮を隠すのが大変になってきた。
羞恥に震える冴を観察しながら男はさらに命令する。
男「分かってるな? 次は、スカートを脱げ。」
と、楽しんでいるような口ぶりでの命令に、冴は歯を噛みしめる。
震える指でスカートのホックをはずし、だがストンと落ちるはずのスカートは落ちない。
冴が手で押さえているのだ。
その姿もたまらない。少し堪能してから男は、
男「何抑えてんだ! 手を放せよ!!」
冴は「いや…」と呟きながらも、スカートから手を離し、細いウェストが抑えることもなく、スカートはストンと足元に落ちた。
冴は下着姿になってしまった。飾り気のないシンプルな白い下着姿で窓に立ち、男に晒している。
冴(う、、嘘よ…。これは、、何かの間違いよね…。お願い、、夢なら覚めて…!)
涙が瞳からこぼれる。
恥ずかしげに冴は両手で下着に覆われた胸と股間を隠し、足をピッタリとくっ付き合せ、何とか男から隠そうとするが、男からしたら、そんな姿が何とも堪らないのだ。
羞恥で全身ピンク色で、あまりの羞恥のため、小刻みに息を漏らしていた。
男も必死に平静を装い、
男「下着を脱げ」
冴「!!!!(いやっ、、これ以上は…無理よ!)」
最後も脱げ、と命令した。素っ裸になれ、ということだ。
そんな事できるはずがない…。
男「どうした! 早くやらねえか!! まずはブラジャーから外せ!…おら早く!!」
声を荒げて命令した。
逆らえない…やらなきゃ…。
そう思うのだが、体が動かない。
羞恥が限界を迎え、それが体の動きも止めてしまっているのだろう。
男の方も分かってるが、命令に従わせねば、と考える。
見かねた男は、再度脅迫に出ることにした。
男「写真を送る。まずは、誰にするかな…」
冴「あ、、いや…」
やっと正気に戻った冴。だが男は止まらず、
男「よし、ガオレンジャーのお仲間だな。」
冴「いやっ!! やめて下さい! やります、から…っ」
思わず声を出し、弱弱しく「やる」と言った冴。
仕方ない、仲間に知られたりしたら…。
ブラのホックに手をかけ、指が止まる。
外せば、乳房が晒されてしまう。
いやらしい男に見せるためにあるんじゃないのに…。
惨めな思いに侵され、呼吸が震える。
男に強めに催促され、観念して目を瞑り、ホックを外す。
ブラの締め付けがなくなり、外れたことを実感する。
ブラを下し、すかさず両手で乳房を隠す。
小さい乳房が押され谷間ができ、シャッターを切る男。
堪能した後、腕をどかせ!と叱る。
その命令に冴は羞恥いっぱいの反応をし、腕をどかす。
プルプルと弾力感ある乳房が晒された。
それは年相応で比べても小さいが形は良く、きれいだった。
改めて見てみると、冴はきれいなストレートロングの黒髪と可愛らしい童顔が目立つが、もう一つ、肌がとてもきれいなのだ。
まだ16歳の少女だから、というのもあるが、シミ一つないきめ細かできれいな白い肌は、それだけでも女性らしさを醸し出す。
胸も小さいがきれいな形で、成長すれば間違いなく魅惑的なものになるだろう。
想像するだけで男は涎が出そうだった。
成熟前の、まだあどけない少女を辱めている、と再実感し、興奮が増す。
真っ白な紙を墨汁で染めたい、もしくは一面に広がる新雪に足跡や人型をどんどん残し汚したい、という思いに駆られる気持ちと似たものだろうか。
まだ清純で汚れを知らないあどけない少女を、めちゃくちゃにしてやりたい、という残虐な思いに駆られる。
ガオレンジャー、戦士である彼女も、昨日から羞恥に打ちひしがれ泣いてばかりだ。
性に関しては本当にか弱い少女なのだ。
そしてやがて戦士としても辱めてやる、と心を躍らす男は、さらに冴に命令を下す。
男「さて、いよいよパンツだ。パンツを脱げ。」
冴「く…っ!!」
今まで以上に羞恥に顔をゆがめる。
一番大事な部分を唯一覆うパンツ。
さっき脱がされてまた穿かせたのに、すぐまた脱げと言うのだ。
身勝手で、いやらしい残酷な命令に冴は真っ赤な顔で目を瞑り、パンツに指をかけ、ぶるぶると震えてパンツを下げる。
あまりの震えに、痙攣しているんじゃないかと思うほどだ。
それほどの羞恥を感じているのだ。
ゆっくり下げる様をじっくり見て写真に収める男。
やがて、まだ生え揃ったという感じの薄い若草が見え、それを見た冴はとうとう指を止めてしまい、嗚咽を漏らす。
男「止めるな!! 早く下せ!!」
怒鳴る男、だが冴はまた動けなくなってしまった。
一番大事な部分だ、仕方がない。だが男はそれも許さない。
男「…よし、お仲間のメルアドは載せたぞ。あとは…」
冴「やめてぇーーっ!!」
たまらず悲鳴を上げる冴。
男「パンツ脱ぐか、皆にばれるか、、どっちかだけだよ。」
冴「そんな、、いじめないで…」
男「お前のいやらしい姿、ばれてもいいのか?」
冴「やっ、、やだっ…!」
男「だったら、さっさと脱がねえか…!」
さっきとは打って変わって静かに脅す。
だがその静かさが、さっき以上の脅威を冴に与える。
涙いっぱいの瞳で自分の股間を見つめ、情けない光景に打ちひしがれながら、思い切ってパンツをおろした。
陰部が晒された。思わず冴は両手で股間を覆って膝を落としてしまった。
男「こら! 見えねえだろうが!! 早く立って、手をどかせ!!」
黙って立ち上がった冴。
恥ずかしげに俯き、脚は内股でくっ付き合わせている。
何ともそそられる姿だ。
だが冴は手をどかすことはできず、また動けなくなってしまった。
男「(しょうがねえガキだ…!)おい! いいのか? お仲間に送るぞ! いいんだな!?」
冴「いやっ、やめて!!」
顔を俯かせたまま必死にイヤイヤをして声を上げる冴。
だが手はどけない。涙がポロポロと床に落ちる。
どうやら、今度はそうとうに重症のようだ。
彼女本人は脅迫に脅威を感じながらも、それでもとてつもない羞恥により行動に移せない。
体が固まってしまっているのだ。
まだ思春期の多感な、恥じらいの時期とはいえ、ここまで恥ずかしがるとは、男も正直思わなかった。
本気でウブな子なんだな、と実感した男。
男はしばらく粘り強く脅し続けた。
結果、やっと冴は手をどかし、顔を上げてくれた。
その時を逃さず、男はシャッターを切りまくった。
男が「もういい」といった瞬間、冴は憑き物がとれたようにフッと膝を落としてしまった。
ぺちゃんと座り俯き嗚咽を漏らし続ける冴。
これ以上責めたら壊れてしまう、そう感じ取った男は今日はもう休ませてやることにした。
全裸で泣く冴を写真に収めた後、男は
男「今日はこれで終わりだ。いい写真がまた一杯撮れたぜ。ごちそうさん、クヒヒッ! じゃあな。」
そう言って電話を切った。
分かっていたけど、写真を撮られてしまった。
自分の恥ずかしい姿を…。
絶望に苛まれ、さらに泣く冴だった。
冴「ううっ…ヒク、、お父、さん…お母さん…グスッ、、」
小さな悲痛な声で遠い両親を求める冴。
助けてほしい、、切実な願いだった。


2001年○月5日
今日は突然レッドに呼び出された。
正直誰にも会いたくない気分だったが、断ったら不審に思われるかもと思い、レッドに会う。
今までの辱めで、自分は汚い・いやらしい、と錯覚し劣等感を感じてしまい、まともに目を合わせられない。
それでもなんとか明るく振る舞おうとする。
…レッドはホワイトが少し心配だった。
冴はやはり明るく振る舞っているが、そう見せてるだけ、そう感じるレッドだった。
レッドは見てほしいものがあって冴を呼んだ。
子猫だった。飼い猫らしいが、飼い主とはぐれてしまったらしい。
最近元気がない冴を猫で元気づけようという気遣いもあるだろう、だが冴は、、。
一昨日の、男に連れて行かれた地下室での出来事を思い出した。
そう、こんな子猫だった。小さい子猫が、目の前で、無残に殺され、、。
冴の様子がおかしい、と、レッドは驚いた。
赤「お、おい。どうしたんだお前?」
冴「…え?」
赤「え?じゃないよ。どうして泣いてるんだよ?」
冴自身気付かなかった。冴の両目から涙が出ていた。
冴「え、、やだ、、あたし、どうして…どう、し…~~~」
冴は泣くのを堪える様に口を押さえレッドから顔を逸らし、逃げるように家に帰った。
とてもあの猫を直視できない。
レッドは追いかけようとしたが、猫もいるため早く動けない。
もういなくなってしまった。
信じられなかった、あの天真爛漫な冴が…。
小さい猫に目を輝かせてくれる、と思ったのに、逆に泣かせてしまった。
今までたわいのない事に機嫌を損ね拗ねてしまうことはよくあったが、今度は明らかに様子が違う。
もっと深刻な、、何かを抱えているのだ。
やはり何かあったのだろうか…そう感じたレッド。

あのビルの屋上、冴は一人でいた。
レッドに申し訳ない事をした…せっかく自分を心配してくれたのに…。
自分に不甲斐ない思いがし、それと共に自分はもう元通り幸せな生活には戻れないと、惨めな思いがする。
しばらく屋上から町を眺めていたが…。
屋上の入り口のドアが開く音がした。
誰か来たのか、と何気なくドアの方を見る冴。
それを見て、冴の顔が見る見る恐怖に歪む。
冴「…!!!」
それはあの男だった。
ドアを閉め、冴を見て不気味にニヤけ、自分の方にゆっくりと向かってくる。
冴(ど、どうしてこの場所まで…。いや、、こ、来ないで…!)
また酷いいやらしい事を…。
冴は何とか気丈に睨むが、恐怖のあまり少しでも逃れようと、ぎこちなく後ずさる。
だが狭い屋上の隅にいたため、すぐにフェンスに背が当り、男との距離は即座に縮まる。
体が震えてくる、呼吸が少しずつ荒くなっていく。
冴の目の前に立ち見下ろす男。
恐怖に震え胸を庇う仕草をしながらも、気丈に睨み見上げる冴。
そんな健気な可愛い姿にいやらしい笑みで冴を見つめ、手を伸ばしビクつく彼女の髪に不意に触れる。
サラサラな手触りのいい感触、思わず顔を逸らす冴。
男「気分はどうだい? 冴ちゃん。」
だが冴は、そんな男に反抗するように顔を俯かせ黙りこく。
下手にリアクションをして、この男を喜ばせるのはもうたくさんだった。
そんな冴にフッと嘲笑し、彼女の横に移動する。
彼女は男に視線を合わせないように俯きながらも、男の行動に怯えて男を隠れ見る。
男は再度手を伸ばし彼女の頬に触れ、冴は顔を逸らす、男は逆の頬に触れ、冴はまた顔を逸らす。
そんな冴の反応が可愛くてしょうがないという感じで嘲笑し、それに対し冴は憤るが口をキュッと結び耐える。
男「(ふふ、震えてるぜ。ホントは怖いくせに、健気に強がってよ。可愛いもんだ。)お仲間の様子はどうだ? お前に不審を感じてないだろうな。気をつけなきゃ駄目だぞ。」
冴「…!!!」
やはり冴は何も答えないが、男の言動に明らかに怒った顔をしていた。
大事な、信頼している仲間に隠し事をし、嘘をつく。
それだけでもつらいのに、この男は仲間のいるところで自分を辱めようとした。
そんな張本人に、強い怒りを感じ、強く睨みつける冴。
と、すかさず男はデジカメを冴の目の前に晒す。
それを見た冴の顔が見る見る青ざめ、身を震わす。
昨日の、自分の部屋でストリップをやらされた時の自分の裸体だった。
本当に撮られているなんて…。
それを見た冴は、悲鳴こそ我慢できたものの、見るのが耐え切れず目を瞑り顔を逸らせる。
そんな冴に満足した男は、嬉々悠々とデジカメを操作し、撮影したたくさんの彼女の痴態の写真を見ていく。
その内容を事細かに冴に聞かせていく。
その卑猥なセリフに、冴は鮮明に昨日の辱めを思い出し、羞恥と屈辱で顔を赤らめ、耳を塞ぎたい気分だった。
だが男をもう喜ばせたくない、せめてできるだけの反抗は、、と何とか表情が見えないように俯いて目を瞑る。
その間に男は冴の後ろに回り込み、いきなり冴を抱きしめる。
冴「きゃあぁっ!!」
いきなりの抱擁に、思わず冴は悲鳴を上げてしまい、抵抗する。
だが離そうとも、腕も一緒に締められ動かせず、、やはり男の強い力には敵わない。
そんな事、分かり切っている…。
だがそれでも嫌でたまらないのだ。
そして、もう無駄だと冴は諦め力を抜き、抱きしめられながら男に身をまかす。
屈辱で顔は真っ赤だ。唇が震え、ヒックと時折漏れる嗚咽を、何とか抑えようとしている。
男は彼女に密着しているため、そんな冴の我慢は容易に見切り、可愛くてたまらない、というようにその頬に口づけをした。
冴「いやっ!!やあっ!」
男の唇の感触に冴は思わず悲鳴を上げ、顔をそむける。
だが男は、しつこく冴を追い、右から左から唇を寄せ、嫌がり懸命に顔を逸らす冴を面白がる。
しばらくそうやって冴をいじめた後、男は耳元で囁く。
男「逃げても無駄だって分かったろ。お前は俺の奴隷だ。分かってるよな?」
冴「…」
何も答えないが、男の言葉にショックを受けている冴。
男「大人しくしてるんだ。」
と言い冴の体を開放する。
冴はその場に立ち尽くし動かない、いや動けなかった。
もうどうすればいいか分からない、といった感じだった。
そんな冴の横に回り顔を寄せ、
男「今までの辱め、覚えてるだろう? そんなお前の痴態を全て写真と映像に収めているんだ。抵抗しても無駄だ。」
彼女の耳に息を吹きかける。
冴は嫌悪に顔を逸らせながら、男のひどい言葉に涙を浮かべる。
さらに男は、力なく俯く冴の横顔に手を伸ばし、指で愛撫しようとする。
それに冴は嫌がり顔を逸らせ指から逃げるが、男は執拗にそんな冴の顔に指を差し伸べる。
その顎に指をかけ、すかさず冴は顔を逸らし、また男は指を差し伸べ愛撫し、そんなイタチごっこをしながら男は言葉責めを続ける。
…最後に、男は彼女の後頭部の長い黒髪を掴み引っ張り上向かせ、痛みに顔をゆがませる彼女の喉・顎筋をそっと撫でる。
その感触にビクンと反応し嫌がる彼女の歪んだ顔に、男は迫り囁く。
男「お前はもう逃げられない。諦めろ。」
と、絶望的な言葉を浴びせた。
冴の顔がショックで固まる。
満足した男は冴から手を離す。
冴はガクンと膝を落とし、泣きべそをかく。
そんな冴に愉悦感いっぱいに男は、
男「じゃあ、またいい写真頼むぜ、冴ちゃん。くひひっ。」
といやな笑いをしながら屋上のドアから去って行った。
男がいなくなった途端、冴は我慢が一気にはじけ、その場で声を上げ泣いてしまった。