復讐の残り火1
2000年のある日。
あの悪夢のような日々から数ヶ月経ったろうか。
春の暖かい日だ。
そんな麗らかな日、ユウリは潜入捜査をしていた。
それは、ある宗教団体の実態を探るものだ。
彼女は早速、その団体が行う集会に行くことにした。
その集会でその団体の概要をまず掴むことが先決である。
彼女はいつもの、ピンクのインナーにブラウンのジャケット・ミニスカートの出で立ちで会場に向かった。
電車で移動し、最寄り駅で降りて、しばらく歩いた。
人通りの少ない道筋のさらに奥にあるようだ。
それに、同じく会場に行くだろう人々がちらりほらり見えるが、どの人も普通そうではない。
やはり油断ならない。
ユウリは気を引き締めて行く。
しかし、この時ユウリは、自分を陰から見る視線に気付かなかった。
巧妙に気配を隠す男2人。。
正確には、巧妙に気配を隠すプロの男1人と、それに隠れるようにする事で何とか気配を出さないようにしていた素人の男1人。
彼らは、最寄り駅で彼女を見つけ、その時からその後を着いて行った。
その途中、素人が電話をかけ、誰かを呼ぶ。。
段々会場に近付くにつれ、彼らはユウリの目的地が分かった。
どうする?、と素人。
その会場は、予約したものしか入れないのだ。
大丈夫だ。とプロ。
実はプロは、団体会員の一人だったのだ…。
安心して、いやらしい笑みを浮かべる素人。
男2人につけられている事に気付かないユウリ。
例え気付いたとしても、もう会場が近いこの状況下では、下手に騒ぎようが無いのだが…。
彼女は知らないうちに、どんどん追い詰められる状況になっていく。。
着いてみたユウリは驚いた。
何とそこは、映画館だった。
正確には、潰れた映画館を団体が買い取り、集会の場にしていたのだが。
今日の日程は、映画並みにロングなスケジュールである。
3時間ほど団体の活動内容のムービーを見て20分休憩の後、会員達のセミナーがさらに4時間もある。
ユウリはため息をつき、眠くならないようにとコーヒーを購入した。
意外と中は人がたくさんいた。
あまり人がいないところを探し、そこにポツンと一人座るユウリ。
コーヒーを自分の左の肘掛のそばの置き場に置く。
だが数分後に右隣に一人、さらに2,3分後に左隣に一人座る。
ユ(せっかく探したのに…。仕方ないか。)
前や後ろの席もまばらに座ってきているので、違和感は感じなかった。
両サイドの男たちも、自分が購入したのと同じコーヒーを持っている。
ユ(やはり眠くならないように、さっきの売店で買ったのね)
これから始まる眠くなりそうな集会にうんざりしながらため息をつく。と、
右「あれ? これ、なんだ。すみません、これあなたのですよね?? これ。」
と、右の男がユウリからは見えない箇所の床を指差す。
何度も指をそこに指して自分に聞いてくるので、ユウリは自然と立ち上がりそこに目を向ける。
結局違った。
女物であろう持ち物だったが、、おそらく誰かの忘れ物だろう。
と、集会が始まる。
今の事などすっかり気にも留めず、集会に集中する。
…だが、その内容はかなり退屈なものだった。
その上会場の映画館さながらの暗さに、ユウリは眠くなってしまった。
ユ「ん。。(眠い、、コーヒー飲んだのにな。けどつまんないし。ちょっと、だけ、、)」
ユウリは深い眠りへと引き寄せられた。
ユ「ん。。」
身体に感じる違和感にわずかに意識が戻る。
その違和感、、太ももがむずむずする。。
太ももに手が触れて撫でている。。
段々意識がはっきりし始め、「太ももを他人に愛撫されてる」とはっきり気付き驚き、目を覚ました。
左隣の男が、ミニスカートからこぼれる太ももを優しく撫でていた。
掌と指でやわやわと、、内腿にまで及ぶ。
ユ(痴漢されてる!? こいつ…!)
はっきり痴漢されている事を意識し憤り、すかさずその手を止めようと。。
ガシイッ!
ユ(なっ、、両手が動かない!?)
慌てて自分の両手を見て、驚きに目を見開くユウリ。
その両手首はそれぞれ、丈夫そうなロープで縛られてイスの肘掛に固定されていた。
驚いて前進をわななつかせるユウリ。
だがその時、両足首もイスの足に縛り付けられている事に気付いた。
そのロープはとても丈夫で、かつ縛り方もしっかりとしていた。
慌ててもがいても、ギシギシとわずかに軋むだけでビクともしなかった。
ユ(ま、、まずい…!)
急激に焦りが生じ、すかさず悟られまいと抑える。
集会はもうセミナーに入っていた。
いつの間に3時間近くも寝ていたのだ。
平静を装い、今もやわやわと太ももを撫でる感触に嫌悪感を感じながら左隣の男をキッと睨む。
だが左隣の男は「そんな表情が可愛い」というような感じでユウリの顔を眺めニヤつく。
ユ「っ…!(なんてやつ! けど、どこかで見たような…。)」
不愉快で堪らないが、その男の顔に見覚えがある。
どこで、、考えていると、今度は逆方向から…
ユ「ひっ、、ぃぃ…」
いきなり自分の意識しているのとは逆方向からお尻を撫で上げられ、その感触に思わず竦み上がる。
出そうになった悲鳴を、何とか抑えた。
慌てて逆の方に向く。
何と右隣の男も自分を痴漢してきた。
睨んでもやはり動じず喜ばせるだけで、やり場の無い怒りと悔しさと恥ずかしさに、顔を赤らめる。
こいつらは、一体何者なのか、、
上手く自分の両サイドに座り、ロープまで用意している、、
明らかにその場で思いついた事ではない、計画的犯行である。
こいつらの正体が分からず、あせあせするユウリ。
と、左隣の男が右を向いていた彼女の耳元に唇を寄せ、囁く。
左「久しぶりだね、痴女のお嬢さん。」
息を吹きかけながらの囁きにユウリはビクンと反応してしまい、慌てて左隣の男を見る。
痴女、、という蔑みの単語で呼ばれた事に、怒りがこみ上げる。
左「俺の事、覚えてるよな。いつだったか、お前を痴漢してやった者だよ。」
ユ「あっ、、んむぅ…!」
ユウリも思い出して思わず声を上げたところで、すかさず右隣の男がその口を塞ぎ、声を出せないようにした。
そう、アベルに脅されてノーブラ・バイブ挿入を強制され、そんな時に満員電車内で出会った痴漢だったのだ。
思い出すと共に、どうしようもない恐怖感を感じ取った。
そんな男に再び捕まってしまったこの状況、、一瞬ユウリの顔が恐怖で歪む。
何とかこいつらのいやらしい手を振りほどこうと抵抗するが、両手両足をイスに括りつけられた不自由な身の上、右隣の男はしっかりと彼女の口を塞ぐ。
彼女は鼻から息を漏らすことしかできない。
だがそんな小さな音では、セミナーに集中している周りは気付かない。
あがいても無駄だと、ユウリは抵抗を諦める。
だが右隣の男は口を塞ぐ手を離さず、そのままで彼女の耳元に唇をつけて息を吹きつけて囁く。
堪らなくいやな感触だが、耐えるしかない。
縛られて抵抗できないこの状況では、あがいても無駄なのだ。
右「そう、大人しくしているんだ。ここは危ない宗教団体の中、お前の敵だらけなんだからな。そして神聖な集会の最中だからな。悲鳴を上げて妨げでもしたら、お前はお終いだ。」
そう言われ、抵抗できないことを悟り、体の力が抜ける。さらに、
ユ「ぅぐっ…(潜入捜査がばれている、、どういう事なの?? こいつは、一体…。)」
一体どうしてこんな事に、、気が付いたら両サイドの男たちに痴漢されてて、身体は縛られてて、、実はあの時の痴漢で、自分の潜入操作まで知ってて、、
言い寄れぬ不安感を感じる、、
こいつは一体どこまで知っているのか、、そして自分をどうするつもりなのか、、
慌ててその不安の顔を元に戻すが、見逃さなかった男たちは嘲笑し、彼女の屈辱心を煽る。
そして、そんなユウリの疑問に答えるように、右隣が耳を愛撫しながら囁く。
右「俺はこの団体の会員だ。それも幹部クラスのな。」
ユ「!!?」
何てことだ、、自分が追っていた団体の幹部だった、その事に気付かず、隣に座られ、隙を与えて捕らえられてしまった。
自分の不甲斐なさに、悔しげな表情になる。
右「残念だったね。潜入捜査で調べて、俺らを捕まえるつもりだったんだろ。逆に捕まえてやったよ。ここで見つかったらおしまいだぜ、女。」
ユ「っ…」
右「集会が始まる前にお前に落し物がある、と呼んだよな。。お前がそれに気を取られているうちに、逆サイドのそいつ(左隣)が、お前のコーヒーに即効性の睡眠薬を入れたんだ。そして、お前が眠っているうちに、お前を縛り上げ、その身体を堪能し始めた、てわけさ。」
その通り、拘束は全くほどけず、両手の指が空しく宙を掴む。
しかもその間中、右隣は口を塞ぎながらお尻を撫で、左隣は太ももをスカートを捲くるように撫で上げていて、ユウリは無駄だと分かりながらも拘束された手足のロープをギシギシと鳴らしてしまう。
右「さて、自分の置かれている状況が分かったかな? 声を出すなよ。」
そう言い、彼女の口をそっと解放した。唇を撫でつけながら…。
その愛撫に口をキュッと結んで屈辱に震えながら、
ユ「い、一体何でこんな、、んぅっ…」
どうしてこんな事をするのか、、当然の疑問を聞き出そうとした瞬間、再度口を塞がれてしまう。
右「声を出すな、て言っただろ? お前が出していいのは、小さな艶かしい呻き声だけだ。」
あまりに酷い行為に、こいつらをぶちのめしたかったが、そんな事は敵わず、辛抱するしかない。
やっと口を解放された、唇を撫でられながらだが。
唇を愛撫される行為がたまらなく嫌だ。
そして右隣は相変わらずお尻を撫でながら、その手で彼女の肩まで伸びるさらさらな髪を撫でながら、満足そうに言う。
右「きれいな女だな。」
けどその時、太ももを撫でていた左隣がすかさず言う。
左「けど兄貴、知ってますか? こいつ、電車内でブラジャーもつけないで、しかもバイブまで突っ込んでたんですよ。時々振動させて。やらしい女だぜ。」
あの時の消し去りたいほど恥ずかしい事をまざまざと思い出される。
その事が原因で自分を付け狙っていたのだろう。
アベルはもう倒したのに、、まるでアベルの怨念のように、解決後も辱められる事、、
ユウリは羞恥と共に恐れ慄く。
左「本当はやらしい事をされたかったんだろ? 淫乱女。」
ユ「く…っ!」
酷い罵りにユウリの顔が一気に歪む。
その瞬間を右隣は見逃さなかった。
左隣に注意を向けているユウリの頬を一気に舐め上げた。
ユ「ひぅ、、ぅ…!」
あまりにおぞましい感触に、悲鳴を抑えられたのが奇跡のようだ。
ナメクジがゴキブリ並みの速さで這い回るような、そんな気持ち悪さ…。
そんな感触に呆然としている間、左隣はスカートを捲り上げるように上に這っていた太ももの手を、とうとうショーツに到達させた。
ショーツの布の感触を確かめるようなタッチで股間を撫で回す。
そのおぞましい感触に、縛られた手をギュッと握り、目を瞑る。
「やめて、、」そう言いたいが、またさっきのように口を塞がれるのが落ちだ。
結果、痴漢たちを喜ばせるだけ。
そんな事は嫌だった。
口をキュッと結んでショーツの股間への愛撫に耐える。
そんな表情を満喫する男たち。
すると右隣は、突然お尻を撫でる手でスカートのホックを外す。
その行為に驚くユウリ。
スカートを脱がせる気なのだ。
ユ(い、いや、、こんな所で…。)
そんなユウリの慄きを余所に、右隣は淡々とホックを外したスカートをゆっくりと脱がせた。
抵抗しようにも、手足を括るロープが邪魔で、抑えられなかった。
薄グリーンのショーツが露になった。
右「たまらないぜ。」
そのいやらしい物言いに、ユウリは悔しげに俯く。
公共の場で、スカートを脱がされパンツ丸出しにされてしまった。
羞恥に俯いたユウリに見せ付けるように、左隣は円を描くように大事な部分の周りを撫で擦り、彼女の恥辱を煽る。
その光景に恥辱に打ちのめされるユウリ。
だが男たちは、ユウリにそんな暇を与えない。
今度は右隣の手が、彼女のジャケットのボタンをゆっくり外す。
やめて欲しくとも、手足を縛られ声も出せないこの状況では、体を小刻みに動かして右隣の手を避けようと健気にだが無駄な抵抗しかできない。
黙って見ているしかなかった。
無力感に苛まれるユウリを煽るように、ゆっくりとした動きでジャケットのボタンを外し、壊れ物を扱うようにジャケットを脱がしていく。
そして、ピンクの薄いシャツが露になった。
その手は当然のように、シャツ越しに胸へとあてがわれた。
乳房を覆うようにそっと触れ、少しずつやわやわと撫で、彼女の羞恥心を高めていく。
右隣は、胸を愛撫しながら、その耳元に唇を寄せ囁く。
右「ピンクのシャツとは、イメージ通りじゃないか。タイムピンクさんよ。」
ユ「!!!」
右「くくく、俺たちをなめるなよ。見つけた時に気付いたぜ。お前は俺たちのブラックリストに入っているからな。」
自分の正体を知っている、、一般人には知られていないと思ったのに…。
さらに、知らなかった風な左隣が、
左「えっ、、タイムピンク、この女が? ま、まさか…こんな淫乱な女が、あのタイムレンジャーなわけ無いでしょ…。」
本当に知らなかったようで、さらに淫乱という単語を突きつけられ、屈辱に顔を赤らめる。
ユ(違うの、、アベルに脅されて、仕方なくした事なの…。)
そんな事は言えない。
このような状況下では、弁解した所でこいつらを喜ばすだけ、、
ユウリは口惜しくも黙っているしかなかった。
左隣は納得したのか、驚いていた顔から蔑むような冷たい目でユウリを見て、頬を撫でながら言う。
左「へえ、タイムピンクだったとはねえ。俺ファンだったんだよね、タイムピンクの。かっこよくてさ…。けどそれが、、こんな変態だったとはな。」
怒りを込めた口調に変わり、怯えるユウリの唇をいやらしくなぞる。
違う!!否定したくとも、できない状況。。
ユウリは、ただ大人しく耐えるしかなかった。
左隣は、唇をなぞったままもう一方のショーツを撫でていた手でクリトリスの包皮を擦った。
ユ「ふぅ…」
何とか悲鳴を堪えれた、だが左隣の指は包皮にあてがわれたままだ。
いつ動かして嬲られるかもしれない。
ユウリは来るべき官能に備えてその手を注視していた。
と、その時右隣の指がブラとシャツ越しに乳首を探り当て、摘んだ。
ユ「ぅふ…っ」
明らかに左隣の手に注意がいった隙を狙った行為だった。
ニギニギと乳首を握る右隣の手を何とかしようと、喘ぎながら体を小刻みに動かしていたその時。
股間をそっと探っていた左隣の指が、女陰を探り当て、押し付けたのだ。
その行為にユウリは悲鳴こそ堪えられたが、その刺激に小さく咽せてしまった。
ユ(こ、こいつら…!)
ユウリははっきりと自覚し恥辱した。
一方の愛撫を強くし注意を向けさせた所で、逆方向から強烈に刺激を与え辱める。
そして、次の段階に進む。
右「声を出すなよ。」
そう言いながらも、彼女の乳房から脇腹へとシャツ越しに撫で付け、まるで悲鳴を上げさせようとしているようだ。
徹底的に嬲り者にするつもりなのだ、、
脅して声を出せないようにし、逆に悲鳴を出させるようにくすぐり、辛抱する様を眺めて屈辱を倍増させる。
ユ「く、、あっ…(なんて卑劣な…!)」
その通り、男たちは彼女の身体を堪能しながら、あからさまにじいっと彼女の様子を観察していた。
そして、右隣の手はむき出しの肩を撫でたかと思ったら、何とシャツの中に突っ込み、直に肌を撫でた。
その行為に困惑するユウリを余所に、右隣の手はじっくりと彼女の柔肌を堪能するかのように蛇のように背中に這い、そして素早くブラのホックを外した。
驚いたユウリ、だがすかさず右隣の手はブラ紐を掴み引っ張り出した。
ユ(な、、何て事を…っ)
右隣の手には、確かにユウリの薄グリーンのシンプルなブラがあった。
右隣は彼女に見せ付けるようにブラを撫でて自分の顔に擦り付け、匂いを嗅ぐ。
右「脱ぎたてだけあって、温かいな。それにいい匂いだ。」
ユ「!!!」
屈辱的な言動に、ユウリは耐えるしかない、顔が真っ赤だ。
さらに左隣にも渡し、左隣もいやらしく匂いを嗅ぎ、彼女の屈辱を煽る。
左「いい匂いだ。これは俺らが大切に使ってやるからな。」
そう言って、自分のバッグに奪い取ったブラを入れる。
そのブラで、一人で愉しむ姿が容易に想像でき、恥ずかしくて堪らなかった。
左「乳首が立ってるぜ。タイムピンクさんよ。」
そう指摘され、慌てて自分の胸を見るユウリ。
その通り、長い時間嬲られ続けたユウリの胸は腫れ、ノーブラでシャツのみという状況ですっかり乳房や乳首が浮き出ている、滑稽な光景だった。
ユ「いっ…ぃ…!」
右隣が今度はノーブラでシャツ越しに乳首を摘み握る。
ブラがない分、その指の感触はさらにリアルだった。
しばらくそんな調子で責められて、、
右「そろそろセミナーも終わる時間だな。」
右隣がそう言い、ユウリはもう何時間も嬲られていた事に唇をわなつかせる。
長時間嬲られ官能に燃え、乳房は腫れて乳首は大きく固まり、股間からはすっかり愛液が溢れてしまった。
何とも悔しい光景だ。
だがユウリには、まだ最後の希望があった。
終わったら、きっとこいつらは自分を連れ出すために縄を解くだろう、、
その時に、素早く攻撃して逃げ出してやる…。
そう静かに決意していたが、男たちにはそんな考えはお見通しだった。
ユ「うっ、、ふぅ…!」
今度は股間をまさぐっていた左隣がショーツ越しに器用に女陰の上部の小突起を摘み出し、包皮を剥いた。
愛撫され続け腫れ上がったクリトリスという敏感な塊がショーツの布に擦られる鋭い刺激に、痛々しい表情で我慢した。
そして何と胸を握っていた右隣が、ユウリが喘いでいる隙に素早く、長くて細いピアノ線を取り出し、、
ユ「なっ、、んむぅっ…」
すかさず左隣がもう一つの手でユウリの口を塞ぐ。
一体何を、、ユウリは不安で仕方なかった。
右隣は暴いた彼女のクリトリスの付け根にピアノ線をショーツ越しにきつく巻き付け、結んでしまった。
ユ「!!!(かっ、、はあ…!!)」
一番の弱点である陰部、その更に奥の最も敏感なクリトリスの付け根を勃起した状態でしっかりと括り上げられてしまい、大きく目を見開いて咽せ上がった。
口を塞がれていなかったら、間違いなく悲鳴をあげ回りに気付かれていただろう。
とんでもない連携と暴虐行為に、ユウリは動揺してしまった。
ピアノ線の縄尻を左隣に渡し、左隣はユウリが口を塞がされているのをいい事に、縄尻をチョン、と引っ張った。
ユ「!!!」
それだけでユウリは大きく反応し、体がビクンビクンと小刻みに揺れる。
右「分かってるな。余計な抵抗をしたら、すかさずピアノ線を引っ張ってお前のクリを刺激してやる。そうしたら、潜入捜査をしていたお前はたちまち捕まる。もうお前は、俺たちに従うしかないんだ、大人しくしてろ。」
抵抗の術を完璧に奪われた、、しかもクリトリスを縛られるなんて悲惨な行為で。
ユウリはこんな残酷な事をする男たちに、もはや怯えを隠せなかった。
一体自分をどうするつもりなのか、、考えたくもない…。
口をいやらしく愛撫しながら離し、だがユウリは声が出せなかった。
右隣はゆっくりと縄を解く。
この隙に攻撃に出たいが、左隣がクリトリスを絞ったピアノ線の縄尻を握って見張っていたため、下手に動けなかった…。
下手に抵抗したら、こいつは容赦なくピアノ線を引っ張り上げるだろう。
団体員のこいつらにとっては、ここで騒ぎがあっても何の問題もないのだ。
問題があり危ないのは、、自分だけだった…。
いやそもそも抵抗しようと動くだけで、敏感すぎるクリが刺激され強烈な痛みに襲われるだろう。
ユ(ダメ…! こんなの、、どうしようもないわ!)
もはや戦うことはおろか下手に動くことすらできないのだ。
ユウリは縄をほどかれた後も、大人しくしていた。
スカートを膝の位置までずり落とされ、ジャケットを脱がされる、、何の抵抗もできず、悔しげに受け入れて眺めているしかなかった。
すると右隣は、彼女の細腕を掴むと後ろ手に捻り上げ、腰の上の位置で抑える。
捻り上げられた痛みに顔を歪ませながら、これから縛られる事を自覚し、怯える。
どうしよう、、だが男たちは、彼女に考える暇を与えないように素早い動きを見せる。
左隣が彼女の口を塞ぎ、持っていたピアノ線を何と彼女の股間の下を通し後ろに回し、右隣に渡した。
クリトリスに繋がれたピアノ線を動かされ、クリを締めないかと怯えながら見る。
右隣は彼女を後ろ手に極めたままピアノ線を受け取り、それを適度に引っ張る。
ユ「んふぅっ…!!」
物凄い刺激に悲鳴を上げそうになったが、その口はしっかりと塞がれていて小さな呻き声に抑えられた。
そしてそのピアノ線でそのまま彼女を後ろ手に縛り上げた。
クリトリスに繋がれた細いピアノ線が後ろ手にグルグル巻きにきつく縛られてしまった。
ユ(そ、、そんな…)
クリトリスに繋がれた、後ろ手の拘束、、
ほどこうともがいたら、クリトリスが刺激されるのは容易に判断できる。
自力では決してほどけるはずもない絶望的な拘束、、恐怖が湧き上がる。。
ユウリは後ろ手を腰の上の位置のまま動かすことができなくなった。
そんなユウリを余所に、右隣は淡々と、余ったピアノ線を持ち上げワッカを作り、それをユウリの首に通し、
ユ「!?(なに、、一体、何なの…?)」
どうするつもりか読めず不安がる、しかし確実に自分を拘束し苦しめるつもりだ。
怯えながら大人しく受け入れる。
そして何と彼女の首の根元をきつく締め上げ、結んでしまった。
ユ「うっ、、く、ぅ…!」
喉の気管支・声帯をも締め付けられ、呼吸が制限されるばかりか、声を出すこともできなくなってしまった。
苦しさに思わず外そうと後ろ手を動かそうとしたその時、
ユ「ぐっ、おおぉ…!」
後ろ手のピアノ線に繋がれた首が締められ、同じく繋がれたクリトリスが刺激され、ビクンと弓なりに反応し、喉を絞められたため口からくぐもった聞き苦しい呻き声を出す。
ユ(声が出せない、、それに少し動いただけで、こんな…。ダメ、、こんなの、絶望的過ぎるわ…!)
たった1本のピアノ線が、後ろ手首と首とクリトリスのわずか3箇所を締め上げた、それだけで彼女は、微塵も抵抗できなくなってしまった。
強靭な精神力を持ったユウリも、さすがに恐怖に打ちひしがれ瞳を潤わせる。
男たちにはそんな表情が何とも堪らなかった。
しっかり拘束を完了したその姿を眺めながら、左隣は元通り彼女にスカートを穿かせ、右隣はジャケットを羽織らせた。
これで後ろ手と首と股間の拘束を隠し、傍目からは何の違和感も感じない。
わななくユウリを余所に、集会が終了した。
周りの人々が席を立ち、帰ろうとする。
ユウリと男たちはまだ立たない。
周りが立ち去ってからひっそりとゆっくり連行する気なのだろう。
右「動くなよ。ばれたらお前だけが危険な目に遭うんだからな。」
改めて脅す。
確かに周りの観客は敵となりうる人々、、だがそれ以上に自分を暴虐し連行しようとする男たちの方がよほど恐ろしい。
しかし助けを呼ぼうとも喉をきつく絞められ、声を出そうとするとピアノ線に喉をギュッと締められ、口を動かすことも満足にできない。
大人しくしているしかない、、例えこの後、どんなに酷い目に遭うと分かっていても…。
やがて人々が居なくなった頃、
右「よし、行くぞ。立て。」
左隣に小突かれ催促され、強引に早く立たされた。
右「行くぞ、俺について来るんだ。」
右隣に先導され、自分も続こうと足を動かしたその時。
ユ「ふっ、、う、ぅ…っ!」
足の動きでショーツがわずかに動き、その動きでショーツに覆われた剥き出しのクリトリスが刺激されたのだ。
我慢できないほどではないが、歩くたびにこれでは、とても堪らない。
左「くくく、この女、一人で悶えてますよ。正義のヒロインのくせに」
右「仕方のない淫乱女だな。オラ、しっかり歩けっ。」
彼女を小突きながら、刺激に悶えるユウリを無理やり歩かせる。
歩くたびにショーツに擦られる刺激が堪らない。
それだけではない、、歩く事でスカートも揺れて裏面がクリに当たり擦り、そして気をつけて固まらせていた後ろ手もわずかに動いてしまい、それがピアノ線を通し直接クリを痛めつけ、彼女を喘がせる。
何とも酷すぎるしかし完璧すぎる拘束だ。
すさまじい刺激に、足がぶるぶると震え、うまく歩けない。
もうダメ、、と諦めの色を見せ、苦悶の表情で涙を流すユウリ。
左「す、すげえ。あの、強戦士のタイムピンクが、何一つ抵抗できずに、いやらしく悶えながら大人しく連行されるなんてよ。」
左隣の本当に素直な感想、それは罵倒となってユウリを責め苛む。
右「ふふ、そうだろ。こうすれば、どんなに強い女だろうとも、弱々しくなるってもんだぜ。なあ、タイムピンクさんよ。」
と、彼女の顎をつ、としゃくり、屈辱まみれの顔を眺める。
右隣はかなり長身で、小柄なユウリを見下ろす。
左隣もかなり背が高く、小柄なユウリをさらにか弱く見える。
恐怖を懸命に隠そうとしながら気丈に睨み上げるユウリ。
そんなユウリの姿に、男たちはますます加虐心が漲って来る。
後ろの左隣に催促で執拗に小突かれても、怒って振り向くこともできない。
そんな事をしたら、確実に首が絞まってしまう。
さらに、振り向いた動作でショーツ越しにクリを、さらにスカートが当たりクリを、後ろ手が動いてしまいピアノ線に引っ張られクリを、、甚振ってしまうかもしれないのだ。
左隣の執拗な小突きに微塵も反応することもできずに、大人しく受け入れ歩く。
そんなユウリを、左隣は喜々としていたぶる。
会場を出て裏道を歩き、やがて一つのワゴン車が見えた。
スモークガラスのワゴンで、右隣が後部のドアを開け、中の運転手にお礼を言い、中に入る。
ユ(もう一人居るのね、、)
後ろの左隣が小突いて乗るように催促し、ユウリは「いちいち殴らないでよ」と心の中で毒つくが、高いプライドはもうズタズタだった。
絶望に打ちひしがれながら、乗ろうとし、
ユ「ん…っ!」
足を大きく上げた時、彼女のクリがショーツに大きく擦られ、喘ぎながら足を止めてしまう。
左「早く入れ!」
と催促され、辛抱して乗り、後部座席の中央に座り、挟むように両隣に右隣と左隣。
だがその間に、後ろ手が動きスカートが当たりショーツが動き、クリが一気に刺激され、首を絞められた喉奥から悲痛な呻き声を出した。
よほどの刺激だったのだろう、、彼女の額は一気に赤く染まり汗が吹き出てしまった。
そんな姿がなんとも艶かしく、男たちの加虐心を煽った。
運転手「へへ、やっぱいい女だな。」
ユ「!(こ、こいつ、、あたしを電車で痴漢したもう一人…!)」
その運転手も痴漢だったのだ。
左「お前を見つけた後、俺が呼んどいたんだよ。お前を誘拐できるようにな。」
そう、ユウリは誘拐されてしまったのだ…。
屈辱の、絶望の表情を浮かべる、何とも切なげな彼女の顔を男たちは満喫し、いよいよ車を発進させようとし、
運転手「何だ、あれ?? う、、うわああーーっ!!」
目の前に人が現れ、いきなり運転席の横に高速移動し、ドアを破った。
その者は素早い動きで運転手をぶちのめした。
それは、タイムレンジャー・レッドだった。
ユ(た、竜也…!!)
希望のユウリに、困惑する右隣と左隣。
左「ど、、どうします、こいつら!?」
右「あ、慌てるな! おい! こいつが目に入らねえか!?」
と、右隣は彼女の肩を掴み抱き寄せ、取り出したナイフを彼女の首筋に押し当てた。
ユ(ひ…っ!)
ナイフの固い、ヒンヤリした感触に竦むユウリ。
だが、恐怖感はすぐに消え、助かることの安心感に変わった。
もはやこいつらに為す術はない、皆なら上手く助けてくれる…
今の状況を冷静に判断し、仲間を厚く信頼していた、ナイフを突きつけられたユウリだった。
その通り、運転席のレッドに気を取られていた男たちは、後ろから迫る他のタイムレンジャーに気付かなかった。
…男たちは一瞬で成敗された。
レッドが後部座席で安心して脱力していたユウリを出そうと腕を伸ばし、
ユ「んん~~!」
その行動に目を見開き、すかさず制止しようと必死に絞められた喉から声を出し、首を振る。
届いたようで、レッドは困惑気味に動きをストップした。
ホッとしたユウリは、クリをなるべく刺激しないよう慎重に車から降りた。
レッドは、彼女が後ろ手に縛られ、ジャケットを羽織らされているだけの状態だということは用意に判断できた。
猿轡をされていないのに声が出せないという事は、首を絞められている、、それも分かる。
だが、どう縛られているのか、ジャケットが邪魔で分からない。
分からなければ、上手く解きようがない。
さっきのユウリの反応から察するに、下手にほどこうとしたらユウリを苦しめることになる。
赤「ジャケットを少しだけ外すぞ、すぐに戻してやるから。」
そう言うと、ユウリは羞恥に顔を赤らめた後、意を決して頷いた。
ユ(恥ずかしいけど、竜也なら…)
レッドはそっと彼女のジャケットを外し、驚いた。
ピアノ線で首を可哀想なほどきつめに絞められていた。
細い首に容赦なく食い込む、、これでは、声が出せないはずだ。
さらにピアノ線は背中から下に降り、両手首を後ろ手に縛り上げていた。
赤(なるほどな、、けど、これだけで何でユウリは逃げられなかったんだ?)
と、ユウリの腰の上に添えられた後ろ手のピアノ線がさらに下に伸びていることに気付いた。
下に伸びたピアノ線は、スカートの中に入り見えないが、、竜也は気づいて、同時に恐れ慄いた。
赤「スカートの中を見る。いいな?」
ユウリはさらに顔を赤らめ困惑しながらも、決心したように頷いた。
そっと後ろからスカートを捲り、中を見た。
やはり伸びたピアノ線はショーツ越しに豊かな丸いお尻を無残に縦に割り食い込み、そして股間の下を通り、竜也は驚いた。
何とショーツ越しにクリトリスが摘み出され、伸びたピアノ線がその根元にキリキリと締め上げ結ばれていたのだ。
赤(何て、、ひでえんだ…。)
ユウリを気遣い声には出さなかったものの、竜也の憤りは彼女にも分かり、改めて自分の惨めな状況に、愛する人に見られた事に恥ずかしさが増す。
竜也はジャケットを元通り着せ、この辺の動作は痴漢たちと違い優しい…。
改めて竜也の暖かさを実感する。
竜也は強力はさみを持ち、
赤「ちょっと痛いかもしれないけど、すぐに済む。我慢してろよ。」
と、彼女を気遣うように言い、はさみをお尻のピアノ線に当て、
赤「切るぞ、せーの。」
後ろ手とクリトリスを繋ぎ張り詰めていたピアノ線を切る瞬間、やはり振動でクリが刺激され、喘ぎを我慢できなかった。
喘ぎを聞かれた事が本当に恥ずかしい。
けど、わざわざ合図までしてくれて嬉しい。
そして背中のピアノ線も切断し、首の輪も切断し、首と後ろ手の間の緊張がなくなった。
ユ「あ…」
久しぶりに呼吸が自由になり、声が出せるようになったユウリ。
安心したユウリの後ろ手の拘束を解いた。
これで拘束は解けた、クリトリスを締めるピアノ線以外は…。
これ以上はユウリ自身で切った方がいいと思ったのか、竜也は気を遣い強力はさみをユウリに渡し、後ろを向いた。
本当に優しい、、ユウリはしっかりとはさみを持ち、恥ずかしげにスカートを捲くった。
それを見て、改めてユウリはその滑稽さに打ちひしがれ息を呑んだ。
ショーツ越しにしっかりと浮き出たクリトリス、ピアノ線はその根元にきつく締め付けられ、後ろ手と繋がっていた残りのピアノ線が下にブランと垂れ下がっていて、痛々しく惨めだった。
さらに何時間にも渡る執拗な刺激により、クリは大きく勃起し、クリの周りは彼女の溢れ出た蜜で濡れ返っていた。
彼女の官能に燃えた証拠がしっかりと、ショーツに大きな染みとして残っていた。
分かっていたけど、こんなはしたない姿を竜也に見られてしまった。。
ユウリは泣きたい気持ちを懸命に抑え、ピアノ線の拘束を切ろうと、恐る恐る指を近づける。だが、
ユ「はうっ、、あぁ…っ!」
きつく締められたピアノ線はクリの肉に食い込んでいて、触ろうとすると、どうしてもクリに触れるしかないのだ。
だが女性で最も敏感な部分だ、触るだけで鋭い刺激に襲われる。
さらに、今はもう声を自由に出せるのが仇になり、盛大な喘ぎ声が抑えられない。
すぐそばにいる竜也は、顔こそ逸らして見ないようにしているが、悲鳴は聞こえてしまうのだ。
赤「ユ、ユウリ。大丈夫か?」
ユ「う、あっ…! だっ、、大丈夫…。」
何とか心配かけまいと振舞い、いやらしい喘ぎ声を抑えようとするが、どうしても出てしまう、愛する人の前で。。
堪らない羞恥に打ちひしがれながら、ユウリは気を込めて辛抱し、はさみの先をクリの小さい結び目に当て、慎重に切った。
切ろうとしているピアノ線と紙一重の女の大事な急所。
少しでも刃がずれると、クリを傷つけ、一生モノのダメージに…。
そんな事を考えると、竦み上がってしまう。
ユウリは何とか恐怖に耐えながら、慎重にピアノ線を切断した。
クリの締め付けが解け、緊張が一気に解けたユウリ。
ショーツの中に指を入れ、クリに包皮を元通り被せようと、、指が止まった。
長時間締め上げられたクリは、すっかり大きく腫れ上がり、締め付けられた部分は痛々しい跡がしっかり残っていた。
ユ「く…っ(大事なところなのに…っ。こんな、、女性の身体を何だと思っているのよ、あいつらっ!!)
クリに包皮を被せ、何ともやり場のない悔しさがこみ上げ、その場で涙を流してしまう。
それを察知した竜也が、変身を解き、なくユウリの肩をやさしく抱き寄せる。
ユウリはそのまま彼の胸の中ではじけたように嗚咽を上げる。
怖かった、クリにまでピアノ線を張られ、一時は本当に助からないと思った。
けど助かった、いや竜也が助けてくれた。
改めて竜也が愛おしい。
落ち着いたユウリは、この件がアベルの脅迫が原因のものだと思い出し、改めてアベルの執着の強さに慄いた。
死して尚、自分を辱めようとしているのか、、
けど、倒れる寸前のアベルの安らかな顔を思い出して、その考えを打ち消した。
そう、違うのだ。
今回の件は、痴漢たちの責任、、例えアベルに脅されていやらしい格好をしようとも、それで人が痴漢になるのは、当事者の判断、責任である。。
そして、ふとこう思った。
ユ(冴ちゃん、あの子は大丈夫かしら? 確かヤクザに捕まってたわよね…)