化粧武器兄妹~タイムピンク(ユウリ)前編~
朝日が昇ってくる。
首都圏から少し離れた地方都市の林の中に、ユウリはいた。
ユ「くっ、、はあ!」
彼女はタイムピンクに変身して、ロンダーズの戦闘員と戦っていた。
大勢の戦闘員に取り囲まれながらも、素早い身のこなしで攻撃を避け、次々と戦闘員を倒していく。
…昨日タイムレンジャーの元に、妖しい集団が各地の地方都市で活動しているとの情報が入ってきた。
一体何をしているかは、全く情報がないが、夜から明け方に活動しているらしい。
目撃者の情報によると、人間ではない者が出入りしているとか。
もしかしたらロンダーズじゃ…
そう感づいたタイムレンジャーは、各自手分けして調査する事にした。
ユウリは、神奈川県のとある地方都市に向かった。
街の片隅に、何やら怪しい集団がいて、ユウリは尾行を始めた。
明け方になり林の辺りまで来ると、やはりロンダーズの連中がいた。
ユウリはすぐさま応援を頼もうとしたが、不覚にも見張りに見つかってしまった。
仕方なくユウリは、タイムピンクに変身した。
戦闘員の数は多く、最初は少し苦戦を強いられたが、落ち着いて一人ひとり倒していく。
やがて現在、、
戦闘員の大半を倒していき、「いける!」と思ったところに、何やら大柄な女が出てきた。
ユ「何者なの!?」
「ウフフフ…」
質問に答えず、妖しく微笑んでユウリを見下ろしてゆっくりと近づいていく。
周りの戦闘員の立ち振る舞いから、ロンダーズの幹部であろう。
ここのアジトを仕切っている者だろうか?
ユウリは注意して構える。
ボルスナイパーを取り出す。
しばらく緊張の沈黙が流れる。
もちろん、ユウリは周りを取り囲む戦闘員の動きにも注意を怠らなかった。
案の定、斜め後ろにいた戦闘員が襲いかかってきた。
戦闘員への注意もしていたユウリは、すぐさま攻撃を避けて倒した。
その隙に、女が襲いかかってきた。
それはユウリも予測していた。
素早くボルスナイパーを女に向けて撃った。
しかしその時、女が消えた。
ユ「えっ? あっ…!」
スルスルスル、、
するといきなりユウリの真後ろに現れ、太ももと脇を優しく撫で回してきたのだ。
性感を呼び覚ますようないやらしい手つきに、思わずビクンと反応してしまうユウリだった。
女の手には泡が付着していて、ユウリのスーツに塗りつけられた。
ユ「(泡!? 何、これ…力が…)ぐ、、はあ!」
思わずボルスナイパーで攻撃したが、また女は消えて、間合いを取った位置に移動していた。
ユ「くっ…な、、何をしたの?」
女「フフフ、自分で推理しなさいな。女刑事さん。」
ユ「ぐっ!(…この泡、、力が抜けていくような…)」
体の痺れに女への脅威を感じ取ったユウリ。
悠々とユウリの様子を眺める女の隙を見て、素早くボルスナイパーを発射させた。
再び女が消えた。
スルスルスル、、
ユ「ふぁあ…っ!」
再び真後ろに現れ、今度はもう片方の太もも、両胸を撫で付けられてしまった。
先ほどの攻撃に加え、再度泡を塗り付けられたユウリ。
さらに武器を持つ腕にも泡をまぶし込まれ、脱力したユウリはとうとうボルスナイパーを落としてしまった。
ユ「うあぁ…」
さらに泡を塗りつけられ、足腰が抜けそうになるユウリを女の腕が支えた。
女「おっと、、ウフフ、これで戦いはお終い。後は私がじっくりと愉しむ時間ねぇ。」
その言葉にゾクりと身を震わせるユウリ。
女は戦闘員に帰るように命じた。
今まで二人を取り囲んでいた戦闘員は、大人しく従う。
命じられるまま、戦闘員が消えていく。
二人きりになり、改めて舐めるような視線でユウリを見つめる。
一体何をするというのか?
愛おしむ様に体中を撫でてくる女の愛撫は緻密で、女に陵辱される恐怖を感じ取ったユウリは、残された力を振り絞って女に攻撃しようとした。
しかし案の定避けられてしまった。
ユウリはその場でペタンと膝を落として動けなかった。
女「あらあら、、まだ動けたのね。おてんばなお嬢さんねえ。」
馬鹿にするような、はりつくような笑みと言動に、気持ち悪さを感じ嫌な気分だ。
何とか女を睨みつけるユウリに、女はフフフ、とニヤついて、ユウリのお腹に指をさした。
ユ「?…」
女「知ってるかしら? お腹は人間の力の源となるツボなのよ。‘お腹に力を入れて声を出せ’、てよく言うでしょう? そのツボに泡を塗りこんだら、、どうなると思う?」
ユ「なっ、、あっ…あぁ!」
言動に驚いて防御しようと思う前に、素早く女はユウリの後ろに移動して抱きしめるかのように泡を両二の腕に塗りつける。
防御の壁を払い取った女は、余裕綽々とその手を胸元からお腹を撫で擦り、泡を塗り込んでいった。
ガクンッ
ユ「!? あ…っ」
今までにない脱力感に、ユウリは立ち上がりかけた腰が抜けてしまった。
女「ウフフ、捕まえた♪」
そのまま女は後ろに座り、ユウリの腰を掴みヒョイと持ち上げ、自分の膝の上に座らせた。
後ろから愛おしげにユウリを抱き込む女は、思うがままに愛撫を加える。
ユ「ふっ、、、あぅ…」
体の輪郭を確認するように撫でたと思ったら、胸やお腹や太ももを撫で回していく。
逃げようにも、体に力が入らない。
女「タイムピンクのスーツ、てとても肌触りがいいのねぇ。撫で甲斐があるわ。スタイルもいいし。ホラ」
ユ「ぃきゃっ!」
胸と脇を揉み、その絶妙な撫で方・力加減から、ユウリは悲鳴を上げてしまった。
女「可愛い声ね、タイムピンクって。きっと可愛らしいお顔なのね。ねえ、マスクを取ってくれない?」
ユ「な! 何を、、取るわけないでしょ、、ふあっ…!」
拒否の声を出すユウリを戒めるかのように、愛撫を激しくしてユウリを悶えさせる。
女「ねえ、マスクを取って。」
今の拒否を聞いていなかったように、同じ言動。
ユ「くっ…! 誰が取るもんですか、、ひあぁ!」
優しく撫でるだけの愛撫がとたんに激しくなり、反抗の言葉を言い終わる前に喘ぎ声を上げさせられてしまう。
悔しげに唇をかみしめるユウリだが、逃れようと思っても泡攻撃を全身に受けてしまい、力が入らないのだ。
両手足、胸や脇やお腹にも塗り付けられた跡が残っていて、大部分が濡れていて気持ちが悪かった。
その上今、愛撫を全身に与えられていて、女の緻密な手技に、どんどんユウリの性感が高められる。
さらに、一番の急所である股間にはさっきから全く触れられていない。
疼きから、我慢しようとしても性感の高まりが止まらない。
ユ(うあ…、こ、この女、うまい…! このままじゃ、まずい!)
脅威を感じて悶えるユウリを、間近で眺めながら悠々と愛撫していた。
女「マスクを取って。」
ユ「そんな事、絶対にしない、、きゃ!」
今度は乳首を抓られてしまう。
乳首を揉んだり撫で擦ったり、、充血した乳首への愛撫はユウリを苦しめる。
それでも、、マスクを取るわけにはいかない、、
この状況下で顔を晒してしまったら、何をされるか分からない。
何をされても、抵抗できない状況なのだ。
女「ウフフ、強情な子ねえ。可愛い♪」
そう言って、マスクや首筋を撫でる。
それでも我慢して押し黙るユウリ。
絶対に逆らい通してやる、、そう決意した。しかし、
女「さて、、そろそろマスクを取っちゃおうかしら。」
ユ「!!? なっ、、」
そう言って、ユウリの目の前で手をかざし、力を入れた。
どうやって?と困惑するユウリに見せつけるように手をかざす。
すると一瞬光ったかと思ったら、新たな泡が出てきた。
ユ「いやぁ!」
さっきの泡の威力を体で思い知っているユウリは、悲鳴を上げて身構えてしまう。
しかし、さっきの泡とは色が違った。
一体何なのだろうか?
分からないが、またいやな目に遭うのは確実で、震えてしまう。
女「震えているわよ、タイムピンク。怖いのかしら?」
その震えは、後ろから抱き締めてきている女にはまる分かりだった。
ユ「だ、、誰が!」
女「フフフ、怯えなくても大丈夫よ。傷は付けないから。大事なお肌ですものねえ。」
ユ「違うって言ってるで、、きゃあぁっ!」
ユウリがいい終わる前に、女はその泡をマスクに塗り付けた。
それと同時に、塗り付けられたマスクからジュウゥー、という音と共に煙が上がる。
ユ「いやあ! な、何を塗ったのよ!?」
女「フフフ、せいぜい鳴きなさい。」
必死の質問を冷たくスルーし、首から上のマスクに、まんべんなく泡を塗り付けて行った。
すると何と、、
ユ「な、、そ、そんな…!」
何とマスクが溶けだしたのだ。
バイザー越しだった視界がどんどん開けてくる。
たまらず抵抗しようとしても、痺れで体が上手く動かない。
女「あんまりもがくと体にも溶解液がかかるわよ。動くと危ないんじゃなくて? タイムピンクさん。」
ユ「う…」
そう脅しをかけられると、ユウリは動けなくなってしまった。
どうやらスーツ、マスクを溶かす溶解液のような液体なのだろう。
肌には痛みは来ない。
どんどんマスクが溶けていき、やがて彼女の顔が完全に露わになった。
どうやら素肌や髪の毛には何も傷や異常はないみたいだ。
全然予測できない事態に、ユウリは少しの間固まってしまっていた。
そんなユウリの顔を、女は後ろから顔を乗り出してじっくりと眺める。
女「ふーん、これがタイムピンクの素顔か。思った通り、美人ねえ。」
いやらしい手つきでユウリの唇を撫でてくる。
その感触からユウリはハッと我に返り、顔を逸らして睨みつける。
ユ「やめてよ!」
しかし女はまるで意に返さず、頬や首筋を撫でてくる。
女「怒った顔も可愛いわあ、タイムピンクちゃん♪」
まるで遊ばれている、、屈辱に顔を逸らせ愛撫から逃れるユウリの顎をつ、と女の指がしゃくる。
ユ「いやだ! う…っ!」
とたんに強く顎を掴まれて顔を上げられてしまい、悔しげな顔を舐めるような女の視線に晒される。
ユウリは何とか気丈に睨むが、それも女のスパイスになっていく。
女「きれいね、、本当に。申し分ないわ。」
ユ「な、、何よ。どうしよう、て言うの? きゃ!」
言い終わるか否かのうちに、女が愛撫を再開する。
さっきと同様に、股間を除く全身をくまなくねっとりとした愛撫を受け、ユウリはおぞましさに顔を歪める。
そんなユウリの表情を、女は愛撫しながらもじっくりと視姦する。
当然視線に気付いていたユウリだが、女性の性のツボを知り尽くしたような女の愛撫はとても絶妙だった。
愛撫を大人しく受け続けるしかないユウリは、とても我慢できなかった。
悶え歪めるそのたまらない表情を、女に存分に晒し続け、その姿に女は舌なめずりして口を近づける。
ユ「ひぅっ!」
いきなり耳元に息を吹きつけられた。
ユ「や、やめ、、ひゃあ!」
制止の声を出したところに再び息吹き。
その息吹きをしつこく耳元に喰らい、ビクビクと震えるユウリのさらさらな髪の毛がかき分けられ、耳が晒された。
その耳に、女の唇が襲った。
ユ「ふわあっ!」
たまらない感触だった。
さらに女は、唇や舌を駆使して、耳たぶや耳元、耳の穴を丹念にむしゃぶりつく。
全身の愛撫に加え、ユウリは悲痛な顔で耐えている。
女「ウフフ、どう? 耳の性攻撃は。女の子は耳も敏感なのよ。」
ユ「っ…!」
言い返したいが、激しい刺激に、喘ぎ声を押さえるので精いっぱいだ。
…やがて時間が経ち、相変わらず膝の上にユウリを抱きしめたまま、女は執拗に愛撫をしてユウリを悶えさせる。
そんなユウリの官能はとても高められており、肌はピンク色に染まり、吐息も熱くなっている。
イカされる寸前まで押し上げられていた。
すると、女が再度話しかける。
女「いかがかしら? 私の性感マッサージは。気持良くなったでしょう?」
またも嫌な挑発をして、カチンと来たユウリは気丈に言い返す。
ユ「き、気持いいわけないでしょ! 汚い手で触って…もう離して! ひっ…!」
すかさず女は、ユウリのある一点に掌を乗せた。
そこは、長時間の愛撫にも拘らず一度も触れられていない股間だった。
とうとう股間を嬲られる、、
長時間の放置で股間は熱く燃えたぎっており、今ここを愛撫されたら、我慢できず絶頂を迎えてしまうだろう。
敵の女に絶頂を味合わせられるなど、誇り高いユウリには耐えがたいことだ。
しかしその状況が、とうとう訪れようとしている。
震えるユウリのミニスカートをゆっくり捲り、つつー、と指を腰から股間を撫で、秘陰と陰核を探る。
やがて見つけた、という様に中央をトントンと叩く。
ユ「あ、、あぁ…」
フフフ、と笑いながら女は、周りを円を描くように擦り、中央を撫でる。
その繰り返し、、ユウリを怯えさせる。
いつ本格的な愛撫をされてしまうか。
そんな緊張状態を長い間強いり、女はユウリの耳に息を吹きつけながら囁く。
女「イキなさい。」
ユ「いっ、いやだ、、あっ、、あぐぅああー…っ!!」
陰部を激しくしごき上げられた。
トプン、と愛液が溢れ絶頂を迎えてしまった。
ずっと焦らされたため、愛液の量は大量で、スーツを浸透して溢れ出て、女の指を汚した。
女「ウフフ、たくさんお汁が出たわねぇ。まるでオシッコしたみたい。よっぽど気持よかったのね。」
そう意地悪く囁く女に、絶頂の余韻で息も絶え絶えのユウリは何とか声を出す。
ユ「ち、違うわ! 気持よくなんか…、!?」
否定するユウリの目の前に、愛液で濡れた指を見せつけた。
女「何が違うのかしら? こんなに濡れているじゃない。ほうら、こんなにベットリとして、、汚らしい…!」
ユ「く…っ!」
指を駆使して粘々を見せつけた後、汚らわしいという様に顔を引いて歪ませて、それにユウリは顔を真っ赤にして俯く。
これは自分の体から出た愛液なのだ。
その指をユウリの鼻下に塗り付け、粘々した感触を味合わせるだけでなく、匂いを嗅がせる。
何とも嫌な行為だ。
ユ「うぅ…(本当に粘々してる…、それに、、匂いが…)」
その粘液は確かに臭く、自分の体に汚らわしい思いがし、劣等感に顔を俯かせる。
さらに女は、また何か泡を出し始めた。
ユ(今度は何よ…?)
再び何か仕込まれる事に強張り、見せつけるように目の前に出してくる手の泡を見つめる。
また色が違うため、新たな性質の液だろう。
女「ウフフ…、私は化粧水を作り出せるロンダーズよ。色々な性質の化粧水を作り出す事が出来るの。」
やっと正体を話し始める女、、やはりロンダーズだったのだ。
女「体の力を奪う化粧水に、物を溶かす化粧水に、、けど一番得意なのは、、」
手に作り出した泡をユウリの目の前に運び見せつける。
女「それは、、媚薬よ。」
ユ「!!? ひ、いぃっ…!」
言い終わるか否かのうちに、その泡をユウリのスカート捲って露わになった股間に塗り付けた。
ユ「ふ、、ぐあぁ…!」
絶頂の余韻が残っている股間を再び撫で擦られ、化粧水を塗りつけられる。
再びユウリの官能が昇る。
媚薬を塗られる脅威に、微かにもがくユウリに構わず、女は股間の隅々まで媚薬を塗り込む。
絶妙な指使いでユウリの陰核をこねたり擦ったり、秘陰を撫でたり押し開けたりし、女は股間中を撫で回し塗り込んでいった。
耐える事が出来なく、ユウリは再び絶頂に達しようとしていた。
しかしその寸前に、女の指が止まった。
媚薬を塗り終わったようだ。
ユ「え? あ…っ」
驚いた表情を見せ、女に何か求めるような目を向けた。
女「なあに? その物欲しそうな目は。もっとイカせてほしいの? お嬢さん。」
そうあからさまに言われると、我に返って自分の浅はかさに悔しがる。
女「フフフ、心配しなくても、その内嫌という程気持良くなるわよ。効き始めるまで時間がかかるけどね。」
そう言うとユウリから体を離し、ユウリの胸を蹴り上げた。
ユ「ぐふっ…!」
やはりロンダーズの一味、戦闘員以上に威力は強く、ダメージを負って倒れる。
ユウリが痛がりながら上半身を起こすと、ユウリの体がピカッと光った。
ユ(あ! し、しまった!)
変身スーツが解けていく。
散々の性的嬲りのダメージで、とうとう変身していられる許容範囲以下に力が弱ってしまい、変身が解除される。
そこには、茶色に輝く半袖のジャケットとミニスカート、ピンクの薄めのシャツのいでだちの女性が残された。
すぐに女はユウリのミニからこぼれる太ももに触れてきた。
ユ「ふうっ…! や、やめてよっ」
おぞましい感触に抵抗しようとするが、スーツを解除した後も相変わらず力が抜けて抵抗できない。
女「無駄よ、動けないわ。私の化粧水はスーツを浸透して、あなたのお肌にも染み込んでいるのだから。」
ユ「ぐ、、そんな…」
困惑するユウリの、適度に肉が乗った太ももを揉んだり撫でたりしてくる。
イキかけた体には、その愛撫だけでもつらかった。
女「やっぱり体も申し分ないわね。若くて眩しくて、、それに艶めかしくて、、フフフ」
あまりのおぞましさに肩がそびえるユウリ。
ふと、体が少しなら動く事に気付いた。
やはりスーツが少しは防御の役割が働いてくれていたのだ。
痺れるが、さっきよりつらいわけではない。
大分ましであった。
女に気付かれないように、横座りの体勢で太ももを撫でられたまま、辛抱して後ろの腰の銃に手を回す。
未来警察の強力な銃で、普通の拳銃よりもライフルよりも威力が高い。
自分を嬲る女の動向に気を配りながら銃を取り、素早く女の急所に発砲した。
女「きやああっ!!」
不覚を取った女は、ユウリから吹っ飛んで倒れる。
すぐさまユウリは小型爆弾を取り出し、女に投げつけた。
ドゴオッ!!
女「ぎゃああっ!!」
爆弾は未来製で、小型とはいえ威力は絶大だ。
ようやく女を倒したユウリは、疲労と痺れから足を下ろす。
女「うっ、、うぅ…」
致命傷を負った女は、倒れたまま何かを取り出し、そして吹いた。
ピイィーーーーーーッ!
それは笛であり、それを吹いた女は、苦しそうだが妖しく微笑んでユウリを見る。
女「フフ、、兄者を呼んだわ。私とは比べ物にならない強さと、残虐性を持ったロンダーズ幹部よ。あなたの体に染み込んだ化粧水で、すぐに見つけて復讐を…フフフ、、あはははは!…」
そう言って、消えていった。
今の言葉を聞いて、恐怖が沸きでたユウリは、痺れて震える体を抑え、何とか立ち上がる。
体の痺れは残っているが、変身中よりかは動ける。
このままここに残っていては、女の兄とやらに襲われてしまう。
あの女よりも強さと残虐性が上だという幹部、、
あの女にでさえ終始甚振られ続け、倒せたのは正直女が油断してくれたおかげなだけだった。
はっきり言ってユウリよりも強かった。
そんな女よりも遥かに強く、さらに残虐性が強いというのだ。
女の残虐性をさっきまで嬲られ痛いほどよく知っているユウリは、女以上の残虐性を持つという事に、言いようのない怯えが溢れる。
そんな幹部と遭遇したら、、
今の弱ったユウリでは、戦おうとしたところで全く敵わず、嬲り尽くされるだけだ。
武器も使い果たした今、絶対に勝ち目はない。
とにかくユウリは、皆と連絡を取る事にした。
と、クロノチェンジャーを見ると、濡れていた。
ユ「!!(しまった、、あの女の化粧水で…)」
まさかと思い、慌ててボタンを押すが、やはり機能しなかった。
化粧水に濡れて不調になってしまった。
ユ「当分、使い物にならないわね…とにかく、ここから逃げないと…」
痺れる足で、何とか林を抜ける。
その空は、どんよりとしていた。
ようやく街に着く。
痺れに慣れてきたユウリは、力さえ入らないものの普通に歩けるようになった。
来た通りに電車に乗って帰る事にする。
歩くと、パンティに濡れた感触がして気持ちが悪い。
散々女に嬲られて、股間から溢れた愛液で濡れているのだ。
さっきから雲行きが怪しかったが、やはり雨が降ってきた。
…駅に着き、とりあえず女子トイレに入った。
個室に座ってパンティを見てみると、、
ユウリ自身が官能に燃えた証が、シミとなってパンティに大きく残っていた。
羞恥に震えるユウリは、嫌悪感いっぱいにトイレットペーパーで股間とパンティの愛液を丹念に拭きとった。
そういえば、股間に媚薬を塗られたんだ。
しっかり拭き取っておかないと。
濡れかえった股間を、必要以上に拭いて、媚薬を拭き取ろうとする。
…終わって、一安心してトイレを出た。
…
時間は朝の通勤時間帯で、上りのホームは通勤客で混んでいる。
行きは昨日の深夜の終電だったため空いていて、終始座れて快適だったが、帰りはやはり混雑している。
電車が来たが、やはり車内も混んでいる。
ため息をついていると、邪悪な気配を感じる。
恐る恐る辺りを見渡すと、駅の入り口から、黒づくめの集団がホームに来た。
あの気配は、、ロンダーズ戦闘員の変装だ!
ホームでバラバラになり、何かを探しているような雰囲気…
恐らく狙いはユウリ、、女を倒したことで、追ってきたのだ。
一瞬動揺するユウリだったが…
しかしこの大勢にまぎれて電車に乗れば見つからない。
…
電車が着いて、すかさず乗るユウリだが、連中もそれぞれ分かれ、2人ずつ各車両に乗り込んできた。
何とか見つからないようにと、電車の奥に進むユウリ。
中は完全に満員で、しかも周りは男ばかりで、小柄なユウリにはきつい。
けど仕方ない、、駅に着くまで1時間半の辛抱だ。
それに車内は、冷房が効いていて涼しい。
ギュウギュウ詰めの苦しさに耐えながら、ユウリは扉の前で立ち尽くす。
景色を見ようとしたが、雨が降っていて、それが中と外との温度差と相まってガラスを曇らせていた。
ため息をつく、すると、、
ユ「?…」
お尻に何かが触れる感触がする。
これだけの混雑だ、偶然当ってしまっても無理はない。
頭のつむじ辺りに生温い風が通り、さらさらな髪の毛を揺らす。
車内は冷房は付いているが、ユウリの位置は風が当らないはず、、
一体なんだろう?
何かは、ユウリのお尻に触れたり離れたり、を繰り返す。
ユ(! もしかして、、痴漢? こんな時に…)
スカート越しにお尻に触れるものは、おそらく人の手の甲だ。
では、さっきから髪の毛に当たる生温い風は、人の息?
痴漢では、、と思ったところに。
ユ「ひっ…!」
何とその手は裏返し、今度は掌でお尻を鷲掴みにしたのだ。
おぞましい感触に驚き、ユウリは体を固まらせてしまった。
今まで痴漢の経験が無かったわけではない。
スタイルのいい美人な女性の魅力に惹かれてしまうのだろう、何度か満員電車で痴漢に遭った事がある。
しかしその時は軽くお尻を触る程度だった。
ここまで鷲掴みをされた事は無く、困惑してしまった。
固まっていると、痴漢の手が動き、お尻を擦り揉んでくる。
ユ「う、、ぐ…!」
お尻をねり込まれるように強く揉まれ、傍若無人な痴漢に腹が立ち、手を後ろに回して防ごうとする。
ロンダーズから隠れている状況とはいえ、放っておけない。
しかし、痴漢の手はお尻に強く食い込み、外そうとしても叩いてもひっ掻いても外せない。
それに、化粧水による体の痺れのせいで、手に力が入らない。
まるで痴漢に怯えるか弱い女性のようだ。
悔しげに顔を赤らめ、何とか抵抗を続ける。
髪の毛にかかる風が強く、また息の音が聞こえてきた。
やはり痴漢の吐息だったのだ。
お尻を堪能している事に興奮して、吐息も大きくなったのだろう。
何とも気持ちが悪い思いのユウリだった。
さらにその抵抗の罰を与えるように、お尻の愛撫を強める痴漢の手。
ユ「くっ、、(いいかげんにして!)」
何とかその手を掴みながら、後ろにいる痴漢を睨みつける。
抱き寄せるかのように、後ろから女体に密着している痴漢の顔は間近で、思わず一瞬驚いたほどだ。
痴漢は背が高く、強面の顔をしていた。
ユウリの睨みに全く臆することなく、それどころかニヤついて凛とした顔を間近で眺めて堪能する。
ゾクッと体が震え、痴漢に対して恐怖感を持つ。
いつもなら、睨むか軽く手で叩けば、痴漢は大人しく退散する。
しかし今回は違う。
いつもより強くお尻を揉まれ、手で叩いても離さず、睨んでもニヤついて眺めてくる。
初めて体験するおぞましい本物の痴漢に狙われ、ユウリは危機感に怯えてしまう。
ロンダーズとは距離があるため、そうそう見つからないが、声を上げたりしたら確実に見つかる。
そうなったら、ここにいる乗客が犠牲になってしまう…
いつものように注意する事が出来ない状況なのだ。
傍目にはまるで、痴漢に怯えるか弱い女性の様で、何とも悔しい思いだ。
ユ(ダメ! ちゃんとやめさせないと。)
恐怖を払拭するように、今度は両手で痴漢の手を阻止しようと、抵抗を再開する。
痴漢の手は相変わらずユウリのお尻に食い込んでこねくり回し、中々外れない。
しかしユウリは諦めずに、おぞましい感触に歯を食いしばりながらも両手をお尻に回して抵抗する。
しかしその時、
ユ「え? な…っ」
両手を後ろのお尻に回して、重ね合った親指に、何かが嵌った感触がした。
まさか…恐ろしい予想が頭をよぎり、両手を動かそうとするが、、
動かない…親指の付け根に何かが食い込む感触がして、腰の後ろから動かせないのだ。
焦りが生じ、慌てて振り返ってみてみると、驚いた。
ユ「なっ…(何よ、、これ!?)」
見たことも無い装飾具だった。
ユウリの両親指には、指輪の様なリングがきつく嵌っており、それらはとても短い鎖で繋がれていた。
鎖は、ユウリのスカートのベルト穴に通っており、両親指を腰の後ろから動かせなくなってしまったのだ。
ユ(な、、なんて事を…! くっ、、は、外れない!)
どんなに力を込めても、頑丈な拘束具は外れない。
また指輪を抜こうとしても、親指の付け根にきつく嵌っており、とても抜けない。
そもそも、満員状態で痴漢されて、体が痺れて後ろ手の不自由な状態で、うまく探れない。
鎖を通すベルト穴は丈夫な素材で、女性の力では引きちぎれない。
警察官であるユウリは、いつもこのタイプのジャケットとスカートを穿いている。
戦闘状態になる事もあるため、これらは丈夫な素材で作られているのだ。
普段はお気に入りのこの素材も、今は恨めしい。
満員電車の中、痴漢に後ろ手に縛られてしまった、、
鎖は極めて短く、ほぼ親指同士をくっつき合わせて腰の後ろにくっついた状態だった。
とても強力な拘束具だった。
異常な状況に、絶望感が湧きあがり動揺するユウリに、痴漢はからかう様に耳元に息を吹きつける。
ユ「くぅっ…も、もうやめ、、ふぅっ…!」
たまらず周りに聞こえない小さな声で反抗するユウリを、再度息吹きで黙らせる。
ククク、と低い笑い声が聞こえる。
お尻を鷲掴む手の力を抜き、今度はやわやわと、お尻の丸みと柔らかさを堪能する。
後ろ手で縛られた両手では防ぐ事も出来ない。
それを思い知らせるためにねちっこく愛撫し、ユウリを怖気させる。
さらにその手は太ももに降り、ミニからこぼれる生の太ももを撫で擦る。
ユ「うぅ…っ(気持ち悪い…) もうやめて、、お願い…!」
どんなにユウリが小声で話しかけても、痴漢は恐ろしいほど沈黙を徹底しており、何とも不気味だった。
そんな痴漢が、手を前に出した。
見ると、曇りガラスに、何か書いているのだ。
それでもお尻を撫でるのを止めず、ユウリは悶えながらその手を見る。
≪カンジテルンダロ?≫
片仮名でガラスに、卑猥な文字を書かれた。
ユ(いやあ!)
慌ててユウリは文字を消そうとしたが、思わず動かした両手はガッチリと指錠に抑え込まれ、拘束を自覚させられる。
仕方なく、顔を前に出して、その顔で文字を拭いた。
そのまま、今の文字の質問を否定するように頭を横に振る。
ガラスの水滴が顔と前髪に付き、濡らす。
同時に、違和感を感じる。
それは自分の体が本当に感じている事だ。
いくら痴漢の愛撫技術が優れていようと、こんなにすぐに官能が燃えるはずなど無い。
それに、触られていない股間が、熱いような…
そう考えて、ハッと思い付いた。
さっき女に媚薬を塗り込まれたのだ。
トイレで拭いたのに、媚薬が効いていたとしたら…
その通りで、媚薬はスーツに浸透して彼女の股間に染み込み、体内に浸透しているので拭いても意味が無いのだ。
ユウリは焦った。
媚薬で官能を高められたら、本当に痴漢に為すがまま犯されてしまうかもしれない。
動揺がどんどん強まる。
ふと、顔を上げて見ると、再び痴漢は曇りガラスに文字を書いた。
≪オシリ・フトモモ、プニプニ・ムニムニ≫
ふざけ切った卑猥な文字に、すぐに顔で消す。
スカートを捲るように太ももから付け根の方に手を上げ、ねちっこく撫でつける。
すぐにでも防ぎたいが、後ろ手に腰に繋がれた手では、どうする事も出来ない。
ブルブルと体を震わせて、愛撫に耐える。
思い切って抵抗したいが、満員のせいでうまく動けず、さらに同じ車両にロンダーズがいる。
しかしもしかしたら痴漢も、ロンダーズの連中ではないか?
刑事としての鋭い勘だった。
見たことも無い指錠からも、そう感づく。
だがロンダーズ特有の気配は感じず、確信を持てない。
それに本当にロンダーズだったら、この列車の多くの乗客を殺されてしまう。
そうなったら、縛られた自分では止める事も出来ない。
大人しくやり過ごして、隙を見て逃げ出すしかないのだ。
声を出さない事が、痴漢の愛撫を促進させる。
もう片手で痴漢はジャケットをゆっくり脱がせてきた。
ユ「や…! ゃめてっ」
思わず身を折るユウリだが、痴漢の手は逃がさず丁寧な手つきでジャケットを脱がせた。
ジャケットは彼女の両手首に引っ掛かった。
暑い夏のため、ジャケットの下はブラと薄いタンクトップシャツだけだった。
怯えるユウリに、痴漢の手はゆっくりと、タンクトップの肩紐にかかった。
ユ「ぃや…っ」
嫌がるユウリに構わず、肩紐を下ろし、ブラに包まれた胸を晒してしまった。
電車内で胸を晒してしまう、、
驚いているユウリをよそに、淡々と今度はブラのホックを外し、抜き取ってしまった。
ブラを抜き取られ、電車内で生の乳房を、乳首も晒してしまった。
信じられない状況に追い込まれ、ユウリは困惑してしまう。
痴漢はまた曇りガラスに文字を書く。
≪キレイナオッパイ≫
ユ「ぐ…!」
卑猥な文字に、ユウリは顔で文字を消した。
そんなユウリの乳房に、痴漢の手が包んだ。
ユ「ひっ…」
慌てて避けようとすると、今度はお尻の手が強く鷲掴みにする。
ユ「ふあっ、、ぅ」
動くな! そう言う事だろう。
悔しがりながら、ユウリは為すがまま胸を揉まれ続けた。
その揉み方は強烈で、恐ろしいほどの手腕だった。
まるで搾乳機の様に乳房を揉み上げ、時折頂点をギュッと摘む。
それはまるで、ミルクを絞りだそうとしているようなほどだ。
顔を歪めて悲痛な表情のユウリを、後ろから痴漢はニヤけながら眺め、さらに愛撫を続ける。
媚薬の効果も手伝って、痴漢のペッティングにどんどん感じてきてしまっていた。
再び痴漢の手が曇りガラスに、、
≪タマラネエゼ≫
またも卑猥な文字に、慌ててユウリは顔で消す。
≪チクビコリコリ≫
再び痴漢が卑猥な文字を書き、またユウリが顔で消す。
ユ(く! 馬鹿にしてる…!)
電車がどこか駅に着いたようだ。
急行でいくつか駅をとばすが、時々止まる。
乗客が乗り降りし、痴漢はお尻と胸を押さえて、ちょうど抱き込むような体勢となり、嫌がるユウリをさらに奥に押し込む。
扉の前の袋小路。
ここはほかの乗客からはよく見えない死角で、さらにこっちの扉は目的の駅まで開く事は無い。
痴漢にとっては絶好の狩場だった。
この状況を理解したユウリは、絶望感に苛まれながらも、未だ気丈さを捨てず、痴漢を睨む。
ククク、と笑い受け流してガラスに文字を。
≪カワイイコダナ≫
またも卑猥な文字で、ユウリは慌てて顔で消す。
睨みも、痴漢にはスパイスでしかないのだった。
悔しがり俯くユウリに、痴漢は責めを再開する。
お尻が胸が、揉まれ擦られる。
この痴漢の手は強く、時々痛みすら伴うほどだが、繊細な動きも持ち合わせており、官能を押し上げていく。
力強い乱暴さと繊細なねちっこさ、、
両方を兼ね備えた痴漢の技術は、凄まじい物である。
先ほどと同様に乳房を搾乳機の様にしごき上げられ続け、媚薬もプラスして感じてきた彼女の乳首が大きく腫れてきた。
とそこに、
パチンッ!
ユ「いつ…っ!」
乳首を挟む鋭い痛みに、ユウリは危なく悲鳴を漏らしそうになった。
指で抓られたのではない、何か無機的なものが乳首に嵌っている感触が…
それを見てユウリは目を見開いた。
それは、イヤリングだった。
イヤリングを乳首に装着されてしまったのだ。
乳首から真珠の玉がぶら下がる。
ユ(な、、なんて事を…!?)
あまりに異常過ぎる扱いに困惑するユウリをよそに、痴漢はもう片方の乳首にもイヤリングを嵌めた。
ユ「ぃぎ…っ!」
イヤリングはきつく嵌っており、どうせ外そうともがいたところで、真珠がブラブラと乳房を叩くだけで、屈辱感に苛まれるだけなのだろう。
卑猥な光景に俯いていた時、痴漢のもう片手がいつの間にか、前方の股間に回されている事に気付いた。
官能が高まり、しかも直接媚薬を塗り込まれた股間を嬲られたら…
驚いて脅威を感じたユウリは、慌てて避けようと身を振ったが、満員電車ではほとんど動けない。
その上、動くたびにやはりイヤリングの真珠が乳房を叩き、敏感な乳首には重すぎる真珠に引っ張られ、乳首も刺激を受ける。
ロクな抵抗も出来ないユウリの股間を撫でつけた痴漢は、パンティのシミに気付き、ククク、とニヤける。
さっきの女の陵辱により濡れたパンティ、、まるで今の痴漢行為に感じて濡らしてしまったみたいで、恥辱だった。
痴漢もきっとそう思っているに違いない、いやらしい女だと思っているのだ。
そこで痴漢は曇りガラスに文字を。
≪パンティ、ビショヌレ≫
想像通り卑猥な文字に、ユウリはまた顔で文字を消す。
何度も濡れたガラスに顔を擦りつけていたため、前髪や顔は濡れかえっている。
前髪や顎筋から、時折ポタリと滴が落ち、水をぶっかけられたようで屈辱だった。
パンティ越しに恥丘をスリスリと撫で擦り、ジワリと官能を引きずり出す。
媚薬の効果か、その官能は急速に高まっていく。
ユ「やめて、、いい加減に…! ひあっ」
痴漢は素早くパンティのゴムに指をかけて下げた。
股間が丸出しになったのだ。
すぐさまおぞましい指の感触がし、震えあがる。
その時、胸を触っていた手で何か取りだした。
何かクリームのようなものだが。
それを何と、彼女の股間に塗り付けたのだ。
ユ「ひっ、、ぃい…」
思わず悲鳴を上げるのを堪えたが、それでも股間のクリームはどんどん塗られていく。
ユ「何を、、やめて…!」
それは泡状のクリームで、股間の毛に塗られていた。
塗り終わった後、痴漢は何と剃刀を取り出したのだ。
ユ「なっ…!? きゃ…」
それを何と、ユウリの股間にピタリと押し当てたのだ。
ひんやりとした剃刀の刃の感触に、体が震える。
ユ「ちょ、、ちょっと、何を、、ふぅ…っ!」
やめてもらおうともがいて声を上げると、剃刀を強く股間の柔肌に押し付けた。
大人しくしろ…そう言う事だろう。
脅しに押されてユウリは、抵抗をやめた。
股間に剃刀を押し当てた痴漢は、そのまま股間の肌に沿い、剃刀を撫でてきた。
おぞましい感触に思わず震えてしまいそうな体を、ユウリは懸命に抑える。
動いて股間や切られでもしたら、恐ろしい。
感じてしまって膨らんだ陰核や秘陰が切れでもしたら、、身が竦んでしまう。
ジョリ、、ジョリジョリ、、
と音が聞こえ、ユウリはやっと何をしているのか分かり、唇を噛む。
何と痴漢は、ユウリの股間の毛をカミソリで剃っているのだ。
股間に塗り付けた泡状クリームは、シェービングクリームだ。
電車内で、丁寧にクリームを塗って、陰毛をカミソリで剃られている…
あまりに屈辱的な行為に、とうとうユウリの目元から涙が浮かんでくる。
その俯いている顔は、恥辱で真っ赤だった。
媚薬はもちろん、恥辱と被虐的な感情に襲われた事も手伝い、股間を剃刀で撫でられている事がユウリの官能を高め、秘陰の奥からジワリと何かが沸いてくるようだ。
ユ(そんな、、剃刀で毛を剃られて、感じるなんて、、そんなはず無い!)
必死に否定しようとも、感じている事は確かだ。
官能を認めて劣等感に襲われ、その感情も官能を高める材料となってしまっている。
痴漢はスカートが邪魔でよく見えないにも関わらず、上手くユウリの陰毛を剃っており、もう片手を股間の下にティッシュを持って構えていた。
やがて剃り終わったようで、剃刀をしまい、もう片手のティッシュで股間を丹念に拭く。
その感触もたまらず、顔を歪ませるユウリに、痴漢はそのティッシュを見せつけた。
ユ「!!」
それを見たユウリは、思わず顔を背けた。
ティッシュにはユウリの陰毛がクリームと共にたくさん付着しており、本当に全部剃られた事を思い知らされた。
満足げにそのティッシュを仕舞う痴漢。
そのティッシュをこの後どうするのか、、考えたくもない。
そして痴漢は股間に指を這わせ、ツルツルになった感触を、陰毛がきれいさっぱり削げられた事を思い知らせる。
再び痴漢は曇りガラスに文字を。
≪マンコ、ツルツル≫
慌てて顔で文字を消すユウリの股間を、執拗に撫で擦り続ける。
ユ「いや…っ、もうやめ、、いぢっ…!」
言い終わる前に、股間を走る激痛に、ユウリは危なく悲鳴を上げそうになった。
官能で高まり、膨らんだ陰核の皮を、痴漢が器用に剥いたのだ。
強烈な刺激に、秘陰からジワリと熱い汁が沸きでてくる。
さらに痴漢は、摘んだ陰核の皮をまた被せ、と思ったら剥いたり被せたりを繰り返すのだ。
ユ「あ、あぁ、、んんぅ…」
あまりの強烈な刺激に口がパクパクと震え、しかし声を出すのを堪えようと、口をつぐむ。
そんなユウリの目の前に、痴漢は蝶々の形をしたアクセサリーを見せつけた。
ユ「…?」
何だろうという目で見るユウリ。
女性の髪につけるアクセサリーの様な蝶々だが、、
よく見ると、どうやらゴム製みたいで、さらにその三端には細いベルトが付いていた。
痴漢はそれを裏返すと、その滑稽な光景にユウリは驚いた。
表の可愛らしさとは違い、裏面はいくつものこんにゃくの様な突起が付いており、さらに中央にはリングが付属していた。
さっきのイヤリングと同等の大きさのリング。
まさか、、おぞましい考えがよぎり、思わず制止させようと思ったところに、再び陰核の責めが再開された。
そして高まった官能に充分に膨らんだクリトリスの皮を再度剥き、その根元にカチッとリングを嵌めた。
ユ「!!!」
その感触に、ユウリは一瞬目眩がした。
あまりに痛烈な刺激のためだ。
悲鳴を通り越して目眩がするのだ。
クリトリスを嬲られて苦しんでいる隙に、とうとう蝶々を取りつけられてしまったのだ。
さらに痴漢は、蝶々の翅の上部に付いている二端の細いベルトを彼女の腰に回した。
その行為で蝶々が揺れ、同時にクリトリスも捻られた。
ユ「ふっ、、ぅ…っ!」
カチャリという音と共にベルトが接続した。
さらに下の尻尾部のベルトを彼女の股間を通し、お尻を縦に割り、腰のベルトの接続部に接続した。
3つのベルトが、腰の後ろで結ばれてしまった。
カチリという音と共に、鍵が掛けられてしまった。
これでユウリは、自力で蝶々を外せないようにされてしまった。
リングでクリトリスを剥いたままくびり出された強制され状態を、そこにいくつものこんにゃく突起に挟み込まれる。
思わず外そうと身を振るが、、
こんにゃくは弾力性が強くて柔らかく、彼女が身動きをするたびに動いて、クリトリスを撫で擦る。
ユ「ふわぁ…っ!(そ、、そんなぁ…っ!)」
どんなにもがいても蝶々はベルトで股間に貼り付いており、鍵が無いとベルトを外せない。
そのベルトは腰と股間をお尻を縦に割っており、まるで股縄を締め付けられたようで、彼女を苦しめる。
再び痴漢が曇りガラスに文字を。
≪クリトリス、キモチイイダロ?≫
卑猥過ぎる文字を、ユウリは急いで顔で消した。
その文字に答えるように、濡れた顔を横に振り、前髪や顔から滴が落ちる。
しかし、あまりにもおぞまし過ぎる状況…
さっきから強烈すぎる性的刺激でユウリを追い詰め、縛られた上に満員電車内では抵抗も出来ない。
声を上げようと思っても、陵辱行為のあまりの強烈さに、声を出そうとしたら、悲鳴が上がってしまう。
そうしたらロンダーズにばれてしまう。
何とか隙を見て逃げ出そうと思ったが、まるで逃げる隙を出してくれず、逆に責め具を次々に装着し、さらに恥ずかしい格好にしていく。
そうやって、彼女の逃げようとする意志と抵抗力を徐々に削げ落としているのだ。
ユウリを捕らえた痴漢は元通りパンティを穿かせる。
それから悠々と何かを取り出し、ユウリの目の前にかざす。
ユ「ひ…!」
それは、またイヤリングだった。
先ほど乳首に施されたのと同じものがまた二つ、痴漢の手の中にあった。
ユ「やめて…もう、充分でしょ?」
しかし痴漢は、妖しく笑いながらゆっくりとイヤリングを動かし、彼女のさらさらな髪の毛をかき分ける。
そして、両耳にイヤリングを装着した。
ユ「…?」
彼女の耳に付けたイヤリングを眺めて、満足げに指で揺らす痴漢だが。
耳にイヤリングを装着するのは当たり前で、一体何の責め具なのだろうか?
困惑しているユウリに、痴漢は淡々と今度は口紅を取り出した。
ピンクのきれいな口紅で、それを彼女の口の前に構えた。
ユ(な、、あたしの唇に、口紅をつける気なの!? いやよ!)
嫌悪の表情のユウリに構わず、痴漢は口紅をユウリの唇に近付ける。
ユ「やっ、、いやよ、、やめて…!」
必死に顔を逸らして抵抗するユウリだが、痴漢もしつこく口紅で彼女の唇を追いかける。
だがその時、、
ヴ、、ヴヴィイインッ
ユ「ぐっ、ふわああぁ…っ!」
何と蝶々が振動をしたのだ。
いや正確には、蝶々の中の突起が振動をした。
蝶々の中のこんにゃくが振動し、容赦なく挟み込んでいたクリトリスをもろに叩き擦る。
さらに、秘陰をも押し開き、肉壁を擦る。
意地悪な事にこの蝶々の突起は、クリトリスに当たる部分は短く、下に行くほど長くなっているのだ。
そのせいで、クリトリスを捏ねくり、秘陰を掻き回す二重責めを展開できるようになっていた。
凄まじすぎる刺激にも、何とかユウリは悲鳴を押さえられたが、刺激が大き過ぎるゆえ、声も少し大きくなってしまった。
しかし今はトンネル内で電車の音がうるさく、誰にも気づかれなかった。
いや、きっとこの狡猾な痴漢は計算していたのだろうが。
ユ(なんて卑怯で、、狡賢い男なんだろう!)
だが振動は止まらず、とうとうユウリはそのまま絶頂を迎えてしまった。
余韻でしばらく肩で息をしているユウリが、ようやっと顔を上げると、
≪イッタナ≫
ユ「!!」
慌てて顔で消すユウリ。
卑猥な文字をいつの間に、、誰にも気づかれずに済んだだろうか?
ばれる恐れと痴漢への恥辱で、唇をかみしめるユウリ。
そんな唇の前に再び口紅が、、抵抗したらまたあの強烈な刺激がクリトリスに、、
今度嬲られたら、悲鳴を我慢できる保証はない。
ユウリは観念して項垂れる。
ユ「っ…」
痴漢はもう片手で彼女の顎をしゃくり上げ、ゆっくりと口紅を唇に塗り付けた。
つつー、とゆっくり口紅で唇を塗り撫でて行き、きれいなピンク色に染める。
他人に、ましてや自分を暴虐する痴漢に口紅を塗られるという屈辱以外の何でもない行為に、ユウリはついに涙の滴が零れた。
とうとう塗り終わった痴漢は、今度はネックレスを取り出した。
ネックレスは短く、真珠の輪だった。
それを、ユウリの細い首にかけた。
さっきから痴漢の行為が分からない。
イヤリングや口紅やネックレス…どう考えても責め具とは思えない。
単なる痴漢の偏屈な趣向なのであろうか?
痴漢は手鏡を出し、ユウリの目の前にかざしてユウリに自身の姿を見せた。
思わず顔を背けるユウリだが、すかさず痴漢の指に顎を捕らえられ、無理やり手鏡を見させられた。
ユ「っ…!」
一番目に付いたのはやはり唇だった。
鮮やかなピンクの口紅が塗られており、唇はまるで濡れているように光沢を発している。
耳のイヤリングの真珠は大きく、髪の毛の隙間から時々覗いて、鈍い光沢が見える。
ネックレスの真珠も大きくきれいだが、輪は短く、まるで首輪を嵌めるように彼女の首に掛っている。
≪イヤラシクテ、キレイダヨ≫
怒って急いで顔で文字を消した。
きれいなアクセサリーで、女性の化粧には申し分ないが、これが自分を辱める痴漢のプレゼントだと考えると、気持ち悪いだけだった。
やがて、ユウリの目的の駅に着こうとしていた。
痴漢の指が動き、再び曇ったガラスに何か書く。
≪オワカレダ、セイゼイモダエルンダナ≫
その卑猥で罵りの言葉に、怒って慌てて顔で消す。
しかしどうして、ユウリの降りる駅が分かるのだろうか?
言いようのない恐れが胸を突く。
そんなユウリに痴漢は、無理やり脱がせたタンクトップとジャケットを丁寧に元通り着せた。
痴漢に無理やり着せられる事が、何とも屈辱だったが、仕方なく為すがまま着せられる。
何せ指錠で括られて自力で着れないのだから。
≪マタナ≫
ゾクリとして、一瞬固まった。
しかし我に返って、慌てて顔で消す。
ユ(まだ、終わらないの? もう会いたくなんてない!)
とうとう駅に着いて、ドアが開く。
ここは人の乗り降りが多い駅だ。
その時、後ろの痴漢がユウリを力強く押した。
ユ「きゃあ!」
うつ伏せにまともに倒れてしまい、痛がるユウリ。
「おっと、何だ!?」「ちょっと、邪魔だよ!」「あら、大丈夫!?」
乗客たちに注目を浴びてしまい、羞恥に震えながら立ち上がるが、蝶々や乳首のリングの刺激により、悶えてしまう。
ユ「ふっ、ぅああぁ…!(いけない、、たくさんの人々の前で…)」
悲痛な顔で耐え、フラフラながらも何とか立ち上がる。
ユ「あ…!」
いつの間にか、指錠が外れていた。
急所の刺激に耐えながら急いで駅の隅に移動する。
どうやらロンダーズの連中はいないようで、一安心した。
改めて指を見ると、驚く。
指錠は外れていなかった。
外れていたのは鎖だけで、指輪は相変わらず、彼女の両親指にきつく嵌っていた。
その指輪はきれいな宝石が付いており、とてもきれいなアクセサリーだが、やはり痴漢に嵌めこまれたもので、気持が悪い。
取り外そうと、指輪を引っ張る。
ユ「え!?」
だが指輪はビクとも動かず、きつく嵌ったまま動かないのだ。
力強く引っ張っても、少し動くだけで、ユウリの指の盛り上がった関節などとても通らない事は明らかだ。
ユ「そ、、そんな…どうして…!?」
愕然としてしまう。
それと共に、ハッとしてトイレに行く。
しかしやはり蝶々の刺激が酷く、歩きが定まらない。
歩く度に中のこんにゃくがズレ、挟み込んでいるクリトリスを撫で擦る。
普段はたくさんのこんにゃくに挟み込まれている感触だ。
立ち止まっている時でさえその感触で、歩いたらそれにプラスして撫で擦る感触…強力すぎる責め具だ。
…
何とかトイレに着き、個室に入って座る。
相当疲労していて、座った瞬間大きくため息をつく。
顔と前髪の水滴を、ハンカチで拭き取る。
かなり濡れてしまっている。
何度も濡れたガラスに顔を擦り付けたのだから、無理はない。
なんて事をされてしまったんだろう…
今までの辱めを思い出し、項垂れる。
気を取り直して、痴漢に嵌められた装飾品を調べる。
ネックレスに指をかけても、首に嵌ったまま外れなかった。
耳のイヤリングも、乳首のも、そして股間の忌まわしい蝶々も、、外れなかった。
トイレの個室の中で、ユウリは茫然としてしまう。
忌まわしい痴漢からの装飾品を、責め具を、嵌めこまれたまま自力で外す事が出来ないのだ。
ガッチリと体中に嵌る責め具、、まるで痴漢に捕らえられてしまったか弱い女性だと、思い知らされているようで、何とも悔しくて、情けなかった。
たかが痴漢に、どうしようもなく辱められ、決して外せない責め具を装飾品を嵌めこまれた、、
自分はタイムピンクなのに…
劣等感を感じてしおらしくなる。
股間に取り付けられた蝶々が本当に滑稽で、恥辱に唇を噛みしめる。
まるでいやらしい蝶々が飛んできて股間に止まって、女の蜜を吸い付いてむしゃぶっているようだ。
見るに耐えられず、パンティを穿いて隠し、個室を出た。
…
せめて口紅を落とそうと、洗面所で水とタオルで丹念に洗い拭くが、、
ユ「ど、、どういう事…?」
どういうわけか、口紅はどんなに洗って拭いても、ピンクに輝く口紅は少しも取れず、彼女の唇をきれいに染め続けている。
訳が分からない…あいつはやはり、ロンダーズなのか?
完全に混乱してしまう。
だが痴漢は終始口を開かず、意思の疎通も卑猥な文字を曇りガラスに書くという屈辱的なものだったので、あの男が何なのか分かり様がない。
しばらく洗面台で項垂れていた。
雨は運良くやんでいた。
どうやら通り雨だったようだ。
見なれた街中をユウリは歩く、がその足取りはフラフラで頼りなく、ちょっと押しただけで倒れそうだ。
蝶々のこんにゃくが、容赦なくクリトリスと秘陰を嬲る。
何とか周りにばれないよう振舞おうとするが、急所の刺激のせいで、中々集中できない。
周りを歩く人々の何人かは、ユウリの不自然さに気付き、振り返る。
きれいな女性が、ピンクに上気した顔を険しくしている。
時折小さな喘ぎ声が出そうになり、必死に耐えている。
何とも艶めかしい姿だった。
男性は好色な視線をかけ、女性は嫌悪の視線を向ける。
そんな視線を気付いているユウリは、羞恥心に耐えながら逃げるように歩く。
ようやっと自社に着いた。
皆はまだ帰宅していないようだ。
安心したユウリは、自分の部屋に向かうが、竜也がいた。
竜「おお、ユウリ。おかえり。」
一瞬ユウリは戸惑い、しかし慌てて平静を装い返事する。
ユ「あ、、た、ただいま。」
当然竜也は不自然さに気付く。
竜「ん、どうした?」
ユ「う、ううん。何でもないわ。」
竜「そうか。ん? あれ?」
ふと竜也が、ユウリの外見の変化に気付いた。
ユウリもその事は分かっているが…
竜「あ、そうか! ユウリどうしたんだよお? いつも化粧なんか最低限しかしないのに。」
やはり気付かれてしまった。
竜「あ、いや…けど、なんか、似合うよ。とっても似合う!」
明るくユウリに言ったが。
ユ「あっそう…。」
意外な反応だった。
てっきり喜ぶかな、と思ったのに。
竜「へ? どうしたの?」
確かにいつもならパアッと喜ぶユウリだが、今回このアクセサリーは、あの忌まわしい痴漢に無理やり施されたもの。
褒められてもうれしくないどころか、おぞましいだけだ。
ユ「用が無いんなら、あたしは部屋に戻るわよ。じゃあね!」
ついには怒って部屋へ歩く。だが、
ユ「うっ、、ぐ…」
急いで歩いたがために、蝶々が股間を刺激し、ふらついてしまう。
竜「どうした!? 怪我でもしたのか?」
ユ「な、、何でもないわ! ちょっと具合が良くないだけよ。休めばよくなるわ。もう戻るわね。」
心配して近付く竜也を制止するように声を上げ、慎重に歩く。
竜也の心配を振り切って、部屋に入った。
…
ふらつく足でベッドに向かい、倒れこむように座った。
ユ「ぅぐ…っ」
しかし勢いよく座り込んだため、蝶々のこんにゃくに股間が刺激され、座りながら悶えた。
ユ「冗談じゃ、無いわよ!」
今までの辱めの屈辱を払拭するように声を上げるが、事態は変わらない。
虚しいだけだった。
…
社の溶液を使って、口紅を落とそうとしたが、やはり落とせなかった。
一体どうなっているのだ。
これらの責め具を外せないようにして、自分をどうするつもりなのか、あの痴漢は。
おぞましくて、どうしようもなくて、深いため息をつく。
林で襲われ、嬲られて、何とか逃げ出したのに。
体が痺れて弱った時に、電車内で痴漢に遭って、たくさんの屈辱の責め具と装飾品を施されてしまった。
それらは、絶対に外せないように嵌められてしまったのだ。
公の場で、あまりにも屈辱的で絶望的な施しを受けたユウリは、再度ため息をついた。
…
夕方になって、ドモンを除くメンバーが帰ってきて、各々報告を書類にまとめていた。
ロンダーズには遭遇しなかった様だが、妖しい点はいくつかあったようだ。
自分はロンダーズに遭遇し辱められ、満員電車で痴漢に遭遇し再度辱められた…
そんな事、言えない…
ユウリも作業をしていたが、皆がいるフロアで行う気力は無く、自室で一人で行っていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
《続く》