蜘蛛の巣に掛かった蝶~8.調教0、1日目


泣きじゃくり、少し落ち着いたリンは、風呂に入ることにした。
もう何日も入ってないような感じだ。
体を動かし、立ち上がったとき、
リン「う…っ」
乳房と股間に何か這うような感触がする。
男たちによって着けられた彼女のブラとパンツの中の突起だ。
こんにゃくの様な柔らかさゆえ、彼女が身動きをしただけで接触している乳房と陰部と肛門という、もっとも敏感な部分を刺激してしまう。
昨日の蹂躙・そして奴隷にされたことをありありと自覚させる。
リン(少し動いただけで、、こんな…)
想像以上の淫具を施されてしまった事におののく。
仕方なく我慢して風呂場に向かう。
シャツとスカートを脱ぎ、その動作だけでも淫具の突起が彼女の乳房と股間を撫で擦り、バイブが股間の内壁に当たる刺激がし、小さな喘ぎ声を出す。
そして服を脱ぎ、淫具下着だけを着ている状態の自分を鏡で見て、その情けない姿に震え、思わず胸と股間を手で覆い隠す仕草をしてしまう。
その行動の無意味さと自分の姿の恥ずかしさに顔を赤らめ、口をキュッと結ぶ。
黒光りする、肩紐なしのブラ、Tバックのようなパンツ。
あまりの滑稽さにすぐにでも外したくなり、無駄だと分かっていても下着を外そうとする、、が。
リン「くっ、、うっ、、ぅきゃうっ!」
外そうと力を入れて下着を揺さぶった瞬間、中の突起とバイブもそれにつられ動き、彼女の急所を容赦なく刺激し、鋭い痛みに悲鳴をあげた。
リン(だ、、ダメ…揺らすだけで、、急所に直接刺激が来ちゃう…)
鍵までもかけられた下着は、やはりビクともせずに彼女の胸と股間に吸い付いていた。
ならば気力ならどうだろう、それだけ大きな力ならこの丈夫そうな下着も引き千切れるかも、、と思ったが、痴漢の言葉を思い出した。
『下手に外そうとすれば大事なところに一生モノの大怪我をする』
それを思い出したリンは、恐怖からやめた。
やはり大事なところを奪われるのは純情な少女にはとてもつらい。
と同時に、改めてこの淫具の強力さに絶望感に襲われる。
仕方なくこのままでシャワーを浴びることにした。
……
ザーーー
リンはシャワーでいつになく丹念に身体を洗った。
男たちに体の隅々、大事なところまで無遠慮に触られ、嬲られた。。
だが下着のせいで一番洗い流したい大事な部分は湯が届かない。
彼女は涙を流しながらシャワーを浴びる。。
……
時間がたち、何もしていないがどっと疲れてしまった彼女はもう寝ようと思っていたその時、携帯が鳴った。
リン(この番号は…)
初めて掛かってきた番号に嫌な予感を感じながら、恐る恐る電話に出る。
リン「…もしもし」
?「……」
向こうは無言である、少し待ったが、やはり無言だ。
その事に不安感が増し恐怖感も持ったリンは、声を大きくして呼ぶ。
リン「も、もしもし!?」
すると、
?「ベロリッ!」
リン「きゃっ!!」
電話の向こうからなんと舌を舐める音が聞こえ、思わず悲鳴を上げて携帯から耳を離す。
実際に舐められたわけではないが、まるで耳を舌で舐められたような感覚に襲われる。
?「俺だよ、覚えてるよな?」
そう、昨日自分を散々嬲り者にした主犯格の痴漢である。
声が大きいので聞こえたが、まだ恐怖で耳から携帯を離し、震えるリン。
痴漢「おい! 聞こえてるのか!? 答えろ!」
声を荒げる痴漢、思わずリンは携帯を耳につけ、
リン「は、はい。…そ、そんな大声出さなくても、聞こえるわよ!」
男の態度に腹が立ち、つい勝気な態度を取ってしまったリン。だが、
痴漢「なんだ、その態度は…!」
リン「あ…。」
しまった、、脅されている事にリンは怯え、しかしこんな男に謝るのは嫌だった。
どうしようかと躊躇していたリンの耳に、おぞましい台詞が聴こえてきた。

『…私、ホウオウレンジャーこと天風星リン、18歳は、周りのことを考えない、野蛮で自分勝手な戦いで、無関係な善良の市民を不幸にしてしまいました。その当然の報いを、善良な市民を代表しまして、○○様、××様、△△様、●●様の4人から、喜んで受けることを、誓います。即ち、いつどんな時でも、あなた方に服従し、その命令には、何でも従いますことを、つまりはあなた方の…奴隷になることを、ここに誓います。』

痴漢は昨日の最後スピーカーに録画したリンの奴隷宣言の肉声をリンに聞かせたのだ。
リン「くっ…!(もうだめ、、従うしか、大人しくするしかない、、こんな、こんなヤツに…!)す、すみませんでした…。」
痴漢「くひひひひひっ! よしよし、いいだろう。」
耳障りな笑い声に、リンは嫌悪感に震える。
悔しさに歯を食いしばりながらも、電話の向こうの痴漢に悟られぬよう、何とか声に出さないよう耐えるリン。
無論そんなことはお見通しの痴漢は、今のリンの屈辱の様子を想像して満足しながら、それを隠すようにリンにしゃべりかける。
痴漢「下着の着け心地はどうだ? 気持ちいいだろう。着けてて何かおかしな事は無いか?」
リン「えっ? い、いえ…今のところは、、ありません。(気持ちいいわけないじゃない! この変態!)」
心の中で痴漢に毒つきながら、リンは痴漢の何か意味ありげな言動に不安を覚える。
自分の胸と股間を捕らえ吸い付いている下着がどうなるのか、、どうなるにせよ、自分はまず無事ではすまない。。
どういう事か聞こうと思ったその時、見計らったように痴漢は声を出す。
痴漢「そうか、何も無ければいいんだ。何でもない。あと4日はそのままでいろ! 4日経ったら外してやるからな。」
リン「あ、、は、はい。」
そう言われると聞くことも出来ない、諦めるしかない。さらに、
痴漢「明日は4限の時間まで大学だったな。最後まで授業に出るんだぞ。サボったら許さんからな。」
リン「え? そ、、それは。。」
痴漢「分かったな?」
リン「…分かりました。」
とりつくしまも無い。
なぜそんなことまで知っているのだろうか…もはやこの痴漢に自分は全て暴かれてしまったのではないか、そう思ってしまう。
最後に痴漢は、
痴漢「今日1日は休ませてやるよ。じゃあな、これから4日間が楽しみだ。くくく…」
リン「なっ! あ、、あのっ…!」
ガチャッ・・・ツー、ツー、ツー。
リン「っ…!」
最後にとんでもない事を言い、リンが思わず聞き出そうとする間もなく電話を切った。
あまりに不安を煽るようなことを言って切った痴漢にリンは掛け直そうと思ったが、
『だがもしもの時以外は掛けてくるな。かける時は、俺たちの関係性がお前の仲間や友人や家族に知られる時だと思え。』
昨日痴漢が言ったその言葉を思い出し、掛けられないと諦めた。
リン(や、やだ…これから4日間、、あたしを、どうするつもりなの…?)
一体何をされるか、おそらく淫具下着で4日掛けてじっくり自分を嬲り者にするつもりなのだろう。
だが、『いつ?どこで?どうやって?どのように?』 
それは一切分からない。
さらに連絡手段もあるので、何か命令されるかもしれない。
不安感と恐怖感に支配される。。
その頃、痴漢は、
痴漢(くくっ、やっぱりかなり怯えてたな。必死にそれを隠そうとするあの様、電話越しでもたまらねえぜ。ホント、いい女を手に入れたもんだ。。)
リンが必死になって気付かれまいと隠していた屈辱感にやはり気付いており、しかも感じ取ったことを逆に彼女に悟らせまいとしていた。
痴漢(さて、下着にたっっぷりと染み込ませた媚薬の効き目がもう少しで出てくるはずだ。もう少ししたら、多くの汗とある一定高体温に反応して媚薬が溶けて効き出すようになるんだ。ブラにもバイブにも、特にマンコのバイブにはたっぷり染み込ませたからな。溶け出した媚薬は女の急所に染み込んで、染み込んでも染み込んでもどんどん媚薬が溶け出して、女を苦しめ、快感に陥れる。今日は許してやるが、、ひひひ、明日が楽しみだぜ。どう料理してやろう…。)
痴漢は明日から確実にリンを嬲り者にできることに、そしてどう嬲るか楽しげに考えて、心を躍らせていた。
明日から、調教の4日間が始まる。
・・・・・・・
次の日の朝、清々しいいい天気である。
だがそんな天気とは裏腹にリンの表情は暗い。
昨日はほとんど眠れなかった。
今日から4日間淫具下着で嬲り者にされる、それに対し自分は抵抗する術も無く我慢して受け入れるしかない。
念のためリンは、昨日までの薄着でなく、少し厚めの半そでシャツに膝下丈の少しロングのスカートの服装にした。
念のため、Tバックの上から白い布パンツを穿いた。
とてもTバックだけでは恥ずかしい。
これから自分を嬲り者にする痴漢に対する、儚いがせめてもの抵抗である。
儚く、ほぼ無意味、、そう自覚しているリンは、不安と恐怖を払拭できずに家を出る。
……
まずリンは叔父の嘉挧のところに向かった。
当然、今までの出来事を話せるはずはない、壊されたオーラチェンジャーを直しにだ。
だが、そこに行くまででもつらい。
体を動かすたびに下着の突起が急所を常に這い撫で、歩くたびにバイブが股間の肉壁を擦る。
着いた頃には、顔は軽く上気したようにピンク色に染まり、息が切れ甘い吐息を漏らす。
叔父に気付かれてはいけない! そう思いリンは深呼吸し口をキュッと結ぶ。
それは凛とした美しい姿だった。
会った際、何かあったのではと叔父に心配されたが、リンは無理やり明るく振舞い、何とか悟られずにすんだ。
オーラチェンジャーが直った。
だが、今更直ったところで、もう仲間に助けを求めることは出来ないのだ。。
絶望に打ちひしがれながら大学に向かう。
大学に着いた。短いが長い道のりに感じた。
急所の突起とバイブの微妙な刺激により、リンはまた息が切れてしまう。
嫌な責めだ。弱く、絶頂にはとても物足りないくらいだが、無視は決して出来ない感触で、正に生かさず殺さずの責めだった。
なるべく責めを感じないように気をつけて歩くと、変な歩き方になってしまう。
周りの人たちに変に思われてしまう、そう恐れるリンは、普通の歩き方をせざるを得ないが、意識すればするほど、責めの感覚も敏感になってしまう。
と、彼女の友人であるA子と会った。
A子「リ~ン! おっはよう!」
いつもながら陽気に話しかけてくる。
慌てて口をキュッと結び、甘い吐息を押し殺した。
いつもならこれがとても心地よかったが、今日はこのA子の明るさが少し嫌だった。
今日も明るいA子、それに比べ自分が陥ってしまった事は…。
けどそれはA子のせいじゃない、気を取り直したリンは、明るくA子と談笑する。
と、もうすぐ授業が始まる時間だ。
A子「あ、いけない! もう行かなきゃ! 行こうっ!」
リン「うん。」
そう、歩き出そうと片足を出そうとしたその瞬間。
ヴンッ!
リン「うっ…!」
瞬間、お尻のバイブレーターのスイッチが入り、また消えた。
A子「ん? どしたの」
リン「う、ううん。何でもない」
強張った笑顔を浮かべて歩きだす。
とても偶然とは思えないタイミングだった。歩きだす瞬間を見計らってスイッチを入れたに違いない。
リン(ま、まさか、、どこかで見張ってるの? ど、どこ?)
怯えて、見渡してもそれらしき姿は見えない。
額に油汗がにじんでくる、痴漢の蹂躙が今始まったのだ。
今のは、いつでも好きな時に自分を快感地獄に陥れる事が出来る、というデモンストレーションなのだ。
明らかに表情を曇らせるリンにA子は不思議に思い、
A子「ちょっと、大丈夫? 具合でも悪いの?」
リン「う、ううん。大丈夫だよ。」
と、何とか怯えを隠し明るく返事する。
心の中は恐怖と不安でいっぱいだった。
見張られている事はもはや間違いない、ということはこれからこの学校で、痴漢は自分を嬲り者にする気なのだ。
リン(いやっ、、 誰か助けて…!)
自分を守る盾のようにバッグを胸にギュッと抱きしめる。
目に見えない蜘蛛の巣に絡めとられていくような気分だった。
2限目の授業はA子と一緒だった。
座席指定が無いため、二人は隣り合って座る。
何が起こるか分からないこの状況では、離れて座りたかったが、不審がられて不利になるだけだ。
とにかく昼休みまで我慢するしかない。
90分間何もありませんように、、そう願うだけだった。
そのまま半分くらいは何も無く時間が過ぎていき、最初は警戒していたリンも授業に集中し始めていた。が、
ブウウゥゥゥム。
リン「はんっ!」
恐れていた瞬間は不意に訪れた。
ブラが弱振動を始め、ブラが変形し乳房を揉み、突起が振動して乳房を撫で擦り、乳首の多くの突起が乳首を挟み摘む。
授業に集中していたリンは構えることも出来ずに急な刺激に声を出してしまった。
A子が、皆がリンの方を向く。
教授「ん? どうした?」
リン「な、なんでもあ……う! あ、ありませんっ!」
ヴヴヴヴヴゥゥゥーム。
必死に下唇を噛んでこらえようとするが、忍び寄るせつなく甘いしびれに自然と目が潤み、頬が染まる。
振動が止み、慌てて平静を装うリン。
教授も皆も授業に戻る。
ホッとしたいところだが、隣に座っているA子だけはリンを心配そうに時々見ていた。
A子(さっきの悲鳴と表情、明らかに何か様子が変よ。)
リン(いや、、見ないで、お願い。。)
いつもなら感謝すべきA子の優しさも、今日は懇願したいほどやめて欲しい。
と、リンが落ち着き始めた頃、
ヴウウウウゥゥゥン。
リン「っ…!!」
今度は陰部に差し込まれたバイブが弱振動を始める。
一番敏感に感じる所だが、ついさっき乳房に刺激を与えられたためにリンは気を集中していたため、今度は悲鳴を漏らさずに済んだ。
おそらく痴漢はそれも計算ずくなのだろう。
最初は怯えて構えていたリンが意識を授業に戻した頃を見計らって、驚かすようにしかし反応を出させずに済む胸に短い刺激。
そしてリンが再度気を淫具に集中させた事皆がリンから意識を離しかつA子だけがリンを見ている事を確認し、メインディッシュの陰部にバイブレータ。
最初から狙いは胸ではなく一番敏感な陰部なのだ。胸はあくまでその前座に過ぎない。
それを理解したリンは刺激に耐えながら悔しい思いをする。
が、表情と体の反応はそうはいかない。
そしてその表情の変化と体の反応は、さっきから心配そうに時々チラッとリンを見ているA子にも気付かれてしまった。
リン(イヤ! やめて! ヤなの。見てるの。友達が見てるの!)
どこにいるか分からない、しかし確実に自分を監視し嬲り上げている痴漢に向かって無駄な懇願を心の中でした。
ヴン。ヴゥン。ヴヴン。ウィイン! ヴン。
不規則なリズムでオンオフされさらに時折混ぜ込まれる急振動のコンビネーションの責めに耐え切れず、もじもじと腰が動いてしまう。
リンはA子の視線にも気を集中させていた。
と、心配にたまりかねてA子がリンに話し掛けようとしたその時、バイブの振動が止まった。
明らかに狙っている…。
A子の存在も考慮に入れて痴漢は自分を嬲り者にしている。
なんて緻密で狡猾で卑劣なんだろう…。
A子「ねえ、リン。ほんとに大丈夫? 具合悪いんだったら、早退したら? 授業のノートは私がとってあげるから。」
小声で心配そうに言う。
その暖かい気遣いにリンは涙が出そうになるが、隠し通すしかない。
昨日、痴漢にサボらないように命令されているのだ。
こういう事だったの…リンは男の真意を悟った。
皆の前で、友人の前で、自分を辱めるつもりなのだ。
そう気付いたリンは悔しいと思いながら、A子に見られているため必死に表情に出すまいとした。
結局自分は我慢するしかない、そう思い知らされているようだ。。と、
ヴン。ヴ。ヴウウウン。
再度陰部のバイブレータが、リンを驚かせないように少しずつ動き出し、弱振動した。
リン(くっ…! こんな、、こんな事って…っ!)
A子が授業に気を戻したその瞬間、、からかうような痴漢の蹂躙にリンは憤りながらも、A子の存在に警戒して必死に耐える。
もはや、身体を少しでも動かすことも、表情に出すことさえも許されないのだ。
だが、
ウイィィン。
薄い布切れを通して伝わる微かな振動。
リン(……ああ)
痴漢の責めは、今度はじっくりと時間をかけ、丹念に内側からリンを追い込もうとしている。
ウィウィウィィィン。
一番敏感な場所を揺さぶり続ける小さなうねりは、決して強い刺激にはならないよう慎重に計算されている。
それはまさしく、生かさず殺さずトロ火であぶり続けるような陰湿な責め苦だった。
リン(…ヒドい)
吐息が熱い。頬が熱い。頭の芯が熱い。
どれほどイヤだと思っていてもカラダが自然と反応してしまう。
身悶えするようなもどかしさの奥で、何か熱く大きなものが蠢きはじめていた。
ウィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ。
どれほどの時間が経ったのだろう?
体の中心からゆっくりと広がる熱く大きな“うねり”に押し流され、リンの思考は次第に混濁していった。
授業の声も今は遠く、自分の周りの空気だけが糖蜜に満たされたようにネットリと重い。
全身をトロリと押し包む甘いしびれが、毛穴の一つ一つを押し広げていく。
リン(……ああ、熱い)
こみあげるせつなさに、また吐息がこぼれる。
いつしか、時の流れはその輪郭を失い、後何分で昼休みなのかさえ分からなくなっていた。
やがて、この振動に対し快楽を感じ始めてくる。
と、
ガタッ! ザワザワ…
リンはハッと意識を戻した。授業が終わったのだ。振動は止まっていた。
それに気付かずリンは快楽に身を任せていた。
リン(あ、あたし、、今、一体何を考えて…いやっ!)
自分が快楽を感じていたことにとてつもない恥ずかしさを感じ、すかさず立ち上がり、
A子「リン!」
またハッとした。そう、A子が隣にいたのだ。
幸いほとんど体を動かさず苦悶の表情を出さなかったはずだが、、快楽に目覚めた表情を見られていたのかも。。そう思うとさらに恥ずかしくなる。
A子「大丈夫? お昼、食べに行かない?」
リン「ご、ごめん! ちょっと用事があるの。」
とてもA子の顔を見れない。まして一緒に昼食など、、何とか平静を装ってやんわり断り、小走りにトイレに向かった。
廊下を小走りに進み、人通りも少なくなる。と、
ヴィイイイイイッ!
リン「きゃんっ!!」
ドサッ
お尻のバイブが急に、今までの弱い振動を払拭するような強振動をし、身構えることも出来ないリンは悲鳴を上げて体がふらつき足を引っ掛け、廊下を転んでしまった。
生徒「だ、大丈夫ですか?」
たまたま廊下にいた一人の男子生徒が、転んだリンに驚き心配して声を掛けた。
リン「あ、、大丈夫ですっ…(見られた…!)」
痴漢の緻密な暴虐に憤り、醜態を見られたことに恥ずかしながら、慌ててその場から逃げるように去る。
棟の端の、誰もいなさそうなトイレの個室に入る。
と、今まで我慢していたものを一気に出すように大きく息を吐いた。
あれだけ恥ずかしい目に遭ったのだ、恥じらいを感じる乙女には残酷すぎる責めである。
生かさず殺さずの責めを延々と受けた股間。
さっき廊下で急振動を受けたもののそこは陰部でなくお尻だ。
このまま自分をイカさないつもりで生殺し状態にするつもりなのは明白だ。
自分の股間がどうなっているのか?
気になって、トイレには自分しかいない事を確認して恥ずかしそうにスカートを捲くり、布パンツをずらして中の淫具パンツを見る。
リン「っ…!」
無様な光景だった。
Tバックという、股間を際どく覆うパンツからは愛液が溢れていた。
布パンツを履いていて正解だった。布パンツには、ところどころ愛液が付着していた。
もし布パンツを履いていなかったら、スカートに染みができ、もろバレだ。
中はもっとひどいことに…
恐る恐るパンツの下部のジッパーを外す、と、
リン「きゃっ…!」
ジッパーの中から、溜まった愛液があふれ出て、そのおぞましさに思わず悲鳴を上げる。
トローッ、と愛液が重力に従い下に落ち、リンは慌ててスカートに愛液がつかないよう立ち上がった。
すると、愛液は粘々と長い糸を引いて下に落ちていく。
あまりに滑稽な事にリンは顔を真っ赤にして見つめていた。
あの90分でこれだけ自分は感じた、この愛液が正にその証であり、否定する事はできない。
何とかしないと。。トイレットペーパーを取り愛液をふき取る。
愛液は大量でトイレットペーパーをたくさん使う。
だが、
ヴィィイイイイイイン。
リン「やあっ!!」
トイレットペーパーで自分の愛液を拭き取っていた時、急に陰部のバイブが中振動を始め、悲鳴を上げる。
また愛液があふれ出てくる。
愛液を拭こうと自分の陰部を恥ずかしげに凝視していた正にその時の、狙い済ました攻撃だった。
その事に屈辱を感じながらも、この密室でここまで狙い済ました攻撃をしてきたことに疑問を感じた。
リン(一体、どこにいるの? それに、、どうやって…?)
痴漢の常識では考えられない完璧すぎる蹂躙に恐怖を覚えた。
振動は止まった。リンは丹念にトイレットペーパーで愛液を拭き取った。
これで一安心、と胸を撫で下ろそうとしたが、、
体の熱が収まらない…刺激を与えられてから随分時間が経っているのに、、ジンジンとむず痒い。
とうとう媚薬が効いてきたのだ。
媚薬を塗られてから1日半、そして先ほどの蹂躙で身体は熱くなり分厚い下着に覆われた急所は汗だらけだ。
それにより突起とバイブに固まっていた媚薬が溶け、密着している急所に染み込んだのだ。
媚薬が染み込んだ胸、股間が熱い、そしてジンジンと焦燥感がする。
リン「う…わぁあ…」
純朴なゆえ経験した事の無い焦燥感を味わい、目を瞑り悲痛な声を出す。
痒くて掻こうにも分厚い下着に阻まれ出来ない。下着の端から・パンツの下部のジッパーから手を入れようにも、下着はまるで吸い付いているように彼女の身体に貼り付き、彼女の細い指も通さない、ジッパーからも肝心な股間には指が届かない。
リン「くっ…ちくしょう…!」
悔しさに悲痛な声を出す。
ちなみにこの媚薬は、効きだしたら30分強は焦燥感は消えない。
いや、例え大きな疼きが収まったとしても、小さなチロチロとろ火で炙られる様な小さな焦燥感は数時間は持続する。
その媚薬を知らないリンは、わけが分からない焦燥感に怯え苦悶し、感じてしまう自分に絶望感を感じる。
それがリンの、女としてだけでなく戦士としての心までもを容赦なく抉る。
リンはそのままトイレで焦燥感と戦い続けた。
いや、戦うことすら出来ない、ただ胸と股間を、シャツとスカート、下着越しにギュッと握って耐えるだけ。受け入れ、耐えるだけ…。
ふと時計を見る。もうすぐ3限目が始まる。
結局お昼ご飯も食べられず、快感と戦っていただけだった。
休もうか、、そう思ったが、痴漢の命令を思い出す。サボることは出来ない。。
今日は5限まである…真面目な性格ゆえ積極的に授業を受けようという姿勢を持つリン。
今はその性格を恨む。
全然休みが取れず、疲れた身体を持ち上げて次の教室に向かった。
体の疼きは少しずつ落ち着いてきた。
幸い3限目と4限目はA子や他の友人と一緒ではなく、教室の隅で授業を受ける。
だが安心は出来ない、いつ淫具の襲撃が来るかも分からないのだ。
3,4限の3時間、リンはノートを取りながら、いつ来るかもしれない淫具の攻撃に備え意識を集中し、身を固くしていた。
だがそんなリンの儚い健気な努力をあざ笑うかのように痴漢は何にもしてこなかった。
リン(完全に遊ばれている…きっとどこかで見ててあたしが怖がっているのを愉しんでいるんだわ…!)
5限はA子、さらにB子と一緒だ。今度こそ何か仕掛けてくる。
不安がりながらA子、B子と合流し、教室に入る。
せめてもの抵抗として、リンはA子とB子の後ろの席になるようにした。
これなら二人に見られることも無い。
少しは安心したが、痴漢のことだ、そんな事は何でもないように自分を辱めるのだろう、と思った。
さらに悪いことに、2限のリンの様子を心配したA子が、やはり心配した面持ちでリンに接するのだ。
嬉しいが、今はそれすらも恐怖の種になる。
不安でいっぱいになりながら、5限が始まる。
…90分間不安でいっぱいだった。
時折A子は自分の方に注意を向けてくる。
最後に小テストがあるこの授業、ちゃんと聞かないわけにはいかない。
授業を聞きながらも、下着の淫具に気を集中させる。
非常に難しく、誰も見ていないせいかリンは何もされていないにも関わらず辛そうな顔を浮かべる。
そして授業が終わる。結局何も無かった。
絶対何かされると思っていたリンは、90分間授業と淫具両方に集中して疲れ切っていたが、一安心した。
と、帰ろうと立ち上がろうとした時、
ヴウゥゥウム。ヴィン。ヴィイン。
リン「ん…っ!」
胸、尻、陰部の順に3つ全ての淫具が振動し、すぐに切れた。
まるで、良く頑張ったな、というズレた褒美を与えるような…。
それを感じ取ったリンは、顔をうつむかせ悔しさに唇を噛む。
幸い、授業が終わった後の騒音だらけの状況だったため、誰にも気付かれずに済んだ。と、
A子「ねえ、リン。ちょっと喫茶店に行かない?」
B子は挨拶して帰っていったが、A子が自分と遊びに行こうというのだ。
いつもなら喜んで行くが、今はそうは行かない。
いつ大事なところを嬲られるかしれない状況なのだ。
また、やんわりと断ろうと言葉を探していた時、
携帯が鳴った、メールだ。
リン「あ、ち、ちょっと待ってて。」
リンはA子に背中を向け、誰かと思い見てみると、思わず悲鳴を上げそうになり、済んでのところで我慢した。
A子に背中を向けていたのが幸いした。
内容から分かる、痴漢からだった。
『誘いを受けろ! 命令だ。』
この内容にリンは恐れおののいた。
リン(ど、、どういう事? どうして会話の内容までアイツ、分かるの??)
思わず辺りを見渡す。もちろんいない。余計わけが分からず、怯える。
その様子を見ていたA子が、
A子「ねえ、どうしたの?」
思わずリンは平静を装い、
リン「あ、ううん。何でもないよ。…いいね、行きましょう!」
誘いを承諾するしかなかった。
しなきゃどうなるか、、いや、誘いを受けさせて、痴漢は自分をどうするつもりなのだろう?
新たな恐怖と不安が沸いた。
だがもうどうしようもない。
リンは口をキュッと結んで強い意志を感じさせる表情でA子と喫茶店へ向かう。
……
痴漢(くくく、、ずっと怯えていたな。だがお友達にばれまいと、さらに授業に集中しようと、ホント嬲りがいのある女だ。)
痴漢はリンを監視しながらほくそ笑んでいた。
痴漢(5限、お友達の前でも放置したのは正解だったな。おかげでお友達があの女の具合はもう大丈夫だと思って遊びに誘ったし、それにいい表情が見れた。絶望的なシチュエーションが作り出せる、最高の表情だぜ。)
何かを見ながら、満足げに笑っていた。
痴漢(さて、ここからだ。)
……
大学の近くの喫茶店に入り、A子とリンは談笑した。無論リンは、常に淫具に気を集中させながらだが。
と、A子は急に真剣な顔になり、それを感じ取るリン。
A子「ねえ、リン。最近何か悩み事とかない? 今日1日様子がおかしかったよ。」
ドキッとするリン。必死に平静を装って、
リン「え、、な、何が? 別に、、何も無いけど…」
言いながら自己嫌悪するリン。
嘘つきだ。自分をこんなに心配してくれる友達に対して、真剣に向き合ってくれる友達に対して、自分は何て人間なんだろう。
A子に申し訳ない。自分が悲しい。
だがそれでも言うわけにはいかない。
それだけの事をもう自分は抱えてしまったのだ、自分からでなく、痴漢に強制的に…。
それでも心配するA子。それをまた必死に誤魔化そうとするが、、
リン「だ、大丈夫よあたしは、、うっ…!」
ヴィイイィン。
A子「え、ど、どうしたのリン?」
急に陰部に弱振動が来た。
まさか友達が見てる目の前で!? 意外な展開に震えるリン。
リン「な、何でもっ、、ない…っ(や、、やめて…! 見てる。完全に見てる。ばれたらあなただってお終いじゃない! だから…)」
と、ハッとするリン。痴漢の魂胆はまさか、、ゾクリと身を震わせる。
リン「…っ(だから、、だから嬲るの? ばれたら一番危ないのは、、あたしだ。あたしからじゃ、、あの男たちにはたどり着けない…それに比べて、あたしは、、辱められた事、淫具を嵌められている事、奴隷契約された事、今までの、恥ずかしい写真・映像・レコーダー…全部、、全部ばれちゃう!)」
必死に耐えながら考えるリン。
そう、ばれたら終わりなのは、、自分だけなのだ。
実際に嬲り者にした犯人には影響は無い。
奴隷宣言の紙に書いてあった男たちの名前も偽名くさかった。
耐えるしかないのだ、例え人前でかつひどい蹂躙を受けたとしても。
大人しく受け入れるだけ、、それしか出来ない。。
振動は幸い弱の単調な責めだったため、我慢できる。
いや、幸いではない、これも痴漢の計算のうちだ。
と、陰部にだけ意識がいっていたリンのブラが中振動して、すぐ切れた。
強めの振動だったのでリンは声は抑えられたものの思わず胸を手でギュウッとしてしまった。
その行為にA子は不思議がり、心配の目を向ける。
A子「やっぱりちょっと変だよ、リン。」
その声を聞くリンは、胸を掌で握ったまま黙っている。
自分たちの声までもが痴漢に聞かれている以上、下手に帰ろう、なんて言えない。
帰ろうとA子が言うのを待つしかない。
けどA子もバカではない、胸に手を当て苦しがっているリンを見てさすがに家に帰したほうがいいと思ったのか、
A子「今日はもう帰ろうか。なんか、具合悪そうだし。」
リンはホッとし、無言でうなずく。
立ち上がったとき、
ヴィッ! ヴィイイッ!
リン「んっ!」
陰部と尻に強振動を受け、必死に口をつぐんで悲鳴を抑えるリン。
A子「リン! 大丈夫?」
リン「だ、大丈夫大丈夫! 今日1日寝てれば平気よ。」
屈辱に顔を赤らめながら、リンは明るく振舞いそそくさと店を出ようとする。
仕方なく黙ってA子も続く。
帰りは家の近くまでA子に送ってもらった。
最初は渋ったがA子の心配を無碍にすることも出来ず仕方なく従い、またいつ来るかもしれない淫具に怯えながら一緒に歩き、分かれた。
ホッと一安心して家路に向かう。
だがどういう事か、やはりジンジンと体が疼くのだ。
無視なんかとても出来ない大きな疼きのため、リンはフラフラと帰った。
家に帰り、とたんにリンはその場にへたり込んだ。
たったの1日でもうくたくただ。と、そばにある鏡を見て、呆然とした。
顔は上気してピンク色に染まり、脂汗を浮かべていて、表情はうつろだった。
リン(こんな顔で学校にいたんだ、あたし…)
そりゃ、A子が心配するのは当然だ。
普通じゃない。だが、
リン「んっ…うぅ…!」
やはりおかしい。急所の疼きが止まらない。
媚薬の存在を知らされていないリンは、感じまくる自分の身体に裏切られた思い、自分自身に浅はかな思いがし、絶望感でいっぱいになる。
貞操帯でもある淫具のせいで何も出来ない、、そう思い知っているリンは行き場の無い疼きに悔しがりながらのた打ち回る。
何十分か経ち、ようやく疼きが止まってきた。
だが完全にはまだ消えない、小さいが決して無視できない疼きを数時間は我慢しなければならない。
しかもその状態では何がきっかけでまた感じてしまうか分からない。
その事でまた大きな疼きに襲われるかもしれない、常に気を張ってなければならない…淫らな負の循環。
さすがにリンは自分の身体に何かまだ知らないいやらしい仕込をされたんじゃ、と感づく。
負の循環、今日1日でそれを感じ取る。
…ようやく落ち着いてきたリン。
リン(汗いっぱいかいちゃったし、シャワー浴びたいな。。)
そう思った矢先、メールが来た、痴漢からだ。
それにリンはビクッとし、恐る恐るメールを見る。
『題名:今日のBEST画像』
それを見たリンはまさか、、とおののきながら画像を見る。と、
リン「ひぃっ!!」
画像は2枚あった。
1枚は、2限の時のおそらくバイブで感じていたときの自分の表情だ。
もう1枚は、5限の時の、いつ来るかもしれない淫具の攻撃に怯え何とか平静を装うとしながらも苦悶の表情が出てしまった時だ。
リン「そんな、、そんな…どこから、、ど、どうやって…」
だが、メールはそれだけではない、文章もあった。
それを見て、リンはハッとした。
『明日の夜と明後日の朝は、風呂に入るな。シャワーも香水も禁止だ。軽く汗を拭くぐらいなら許すが、タオルで拭い去る行為もダメだ。』
それだけでもリンの羞恥心を煽るのは十分だった。
リン(体の匂いを嗅がれてしまう…!)
彼女に恥ずかしい思いをさせようとする男達の意図は明らかだった。
今後自分は何をされるのだろう。。
しかし、それに抵抗する事も出来ない。
だが驚くべきはそれだけではない。
“シャワーを浴びたい。”
今自分が考えていた事を見通していたかのように、明日とはいえ禁じられてしまった。
あまりにいいタイミングだ。
まるで自分の心の内までも除いているような…。
けどここは自分しかいない、風呂に入ってもばれないんじゃ、、そう言う甘い考えはもはやもてなかった。
今日1日、まるでそばで自分をじっくりと見ていたかのような抜群のタイミング、もはや痴漢に隠れて、なんてことは出来ないと思っていた。
常に痴漢の監視下にある、家の中でもそう思ってしまう。
今、こうしている間も、痴漢が自分のことをいやらしい目で観察していると思うと、羞恥に身が震える。
もう自分には心の安らぐ間は無い、と思い、落胆する。
リンは最大限の抵抗を示すように、その日の風呂では念入りに体を洗う事にした。
だが肝心の、一番汗が凄いはずの胸と股間は淫具で塞がれており、洗う事が出来ない。
シャワーを浴びている間も、急所には熱がこもっている感じだ。
リンは風呂から上がると匂いを嗅ぐ。
シャンプーの良い匂いがした。
だが、どこからかムンとした匂いが漂っている。
それはおそらく、胸と股間から発せられているのだろう。
その後、彼女は夕食をとって少し勉強し、早めに就寝した。