蜘蛛の巣に掛かった蝶~6.仕込み


車が発進する。
と、リンのスカートからはみ出る左太膝に、何者かの手が置かれた。
リン「ぅ…っ!」
目隠しをされたリンは、手の接近が分からないため身構えることも出来ず、急な感触に身を縮こませ、必要以上に反応してしまった。
その手はリンの腿に掌を乗せたまま、指を器用にゆっくり動かし、ピタ、ピタ、と彼女のスベスベで柔らかい太ももの感触を、その温もりを感じ取るようにゆっくり擦る。
やがて、その手は掌も太もも上を動かし、腿の付け根に向かう。
それに伴い、リンのミニスカートが捲り上げられ、細いが肉感的できれいな太ももが露になる。
男たちの視線が感じる。掌は太もも上をどんどん付け根に向かい這い、指は移動しながらもぴと、ぴと、とあくまで彼女の太ももの感触を確かめるように撫でる。
リンを乗せたBMLは、段々人通りの無い殺風景なところへと進む。
手は付け根近くの内腿に進み、感触を楽しむように触れてくる。
と、指の先が彼女の股間に触れ、擦った。
リンはビクッとしてたまらず太ももを閉じ合わせるが、すでに手の指は内腿にかなり進んでおり、脚を閉じた結果、リンは閉じた太ももで指を挟みこんでしまった。
内腿にやわやわと動く指の感触に、リンはおぞましさでくぐもった声を上げる。
そしてその時、周りから男たちの嘲笑が聞こえ、リンは屈辱に顔を赤らめた。
リンは、目隠しで見えない状態でひどいことをされている事に恐怖で怯えるが、痴漢たちには気付かれぬように気丈に振舞おうとする。
だが、その決意も痴漢たちに簡単に叩きのめされ、嘲笑を招いてしまった。
10分ほど走ったところで、車はある倉庫の前で止まった。
筋肉男が荒々しくドアを開け、隣のリンを乱暴に引っ張り出した。
リン「ん…んぅ…!」
この乱暴な行為に、リンは恐怖を強める。
その時、逆方向から髪を撫でられた。
その手は彼女の髪の感触を楽しみながら撫でてくる。
こういう行為にも別の意味で恐怖を感じるのだ。
痴漢と筋肉男から全く別の扱いを受け、それぞれ異なる恐怖と屈辱を感じる。
同じ恐怖と屈辱を味わうよりもずっとつらいことだ。
筋肉男に引っ張られ無理やり階段を登らされて、乱暴に連行されて、ある部屋に入った。
後ろで鉄の扉が閉まる音が聞こえる。
目隠しがはずされる。
と、そこは、暗い殺風景な部屋だ。
窓は高い位置に二つあるだけ、上から豆電球が吊るされている、さび付いた鉄とコンクリートの部屋だった。
痴漢「さて、もうバイブはとっても大丈夫だよな。」
痴漢が近づく。痴漢に散々身体を嘗め回すように蹂躙されて、またこの痴漢は蹂躙するつもりだ。
リンは嫌悪感を顔に出しイヤイヤをして後ずさる。
リン「んぅぅ…っ!」
しかし後ろから筋肉男がリンの体を押さえる。
それでももがく、その身体を真正面から痴漢が抑え、
痴漢「おいおい、バイブを取って欲しくないのか? このまま股間に突き刺さったままでいいのか? いやだろう。取ってやるから、大人しくしてるんだ。」
無理やり合わせた勝手な理屈で、痴漢はリンを脅す。
そして、痴漢はまたゆっくりとした動きで片手でスカートを捲りもう片手は腿を這う。
この生殺しのような蹂躙に本当にリンは屈辱で目を瞑る。と、
パシャッ
何か音が聞こえ、目を開く。その瞬間にまた パシャッ フラッシュがした。
何とサラリーマンのカメラ男がカメラを構え、シャッターチャンスを狙い、リンの顔や身体を撮ろうとしているのだ。
自分のいやらしい姿を撮られてしまう新たな屈辱が生まれ、リンは小さく呻いてもがいた。
痴漢たちは本当に飽きが来ない攻めをし、新たな屈辱を存分にリンに与えていく。
痴漢はしばらくリンの太ももを撫で擦るだけだった。
筋肉男に抑えられ動けないリンはおぞましい感触に脚をぶるぶると震わせ、されるがまま痴漢に好きに嬲られていく。
と、痴漢は何とリモコンを取り出した。
それを見たリンは再び暴れる。
リン「んん~!(いや! バイブを取ってくれるって言ったじゃない! そんな事もう止めて!)」
筋肉男に抑えられながらもしつこく暴れるリン。
そんなリンに頭に来た筋肉男は、荒々しく片腕を腰に巻き、もう片腕を首に巻き締めた。
苦悶の表情を浮かべるリンの抵抗が見る見る弱くなっていく。
筋肉男はリンが気絶しない程度に力を抑えた。
それを見ていた痴漢は、
痴漢「ふふ、暴れても無駄だって分かっただろ。リンちゃん♪」
そう言いながら指をスカートに潜り込ませ、股間をツンツンと指で指していく。
そして指された場所はちょうど陰部の、埋め込んだバイブにクリーンヒットした。
指で指すたびに彼女は身体をびくっと反応する。
遂に痴漢のスカートを捲くってた手はスカートを捲くり終え、腰部に挟んだ。
と、パンツに大きな染みが出来ていた。
痴漢「あらららら! こんなに大きな染みを作って! お漏らしか!?」
ことさら大げさに言うと、リンは目を瞑りイヤイヤをし必死に否定しようとする。
そこにまたカメラのシャッターが、しかも何度も。
カメラ男は真剣に角度を考え距離をつめて撮影をする。
だが撮影されているのは自分の恥ずかしい姿だ。
リン「んぅー、、!」
これもとてつもない屈辱に思わずくぐもった悲鳴を出す。
その表情もシャッターに収められる。
たくさんの屈辱感が休ませる暇なくリンを襲う。
と、痴漢はパンツの染みにそっと指を触れ這わせる。
充分に熱を帯びた股間にその弱い愛撫は拷問だった。
いっそのこと、思いっきり・・・そう思う事をリンは必死で拒む。
痴漢「やっぱり湿ってるなあ、いつ出来たものだぁこれは? ちょっと確かめてみるか。」
すっとリモコンを出し、イヤイヤをするリンに、いきなり弱のうねりにした。
リン「んぅ…っ!」
ヴヴゥウィイイイイン
スイッチを切る。この程度の強さで感じてしまう。
と思ったらまた振動が、と思ったらまた切れ…
ヴン。ヴゥン。ヴヴン。ヴン。
不規則なリズムでオン・オフを繰り返される刺激に、リンは必死に耐えようとするが、そんな努力をあざ笑うかのように痴漢は巧みにリモコン操作し、リンをしつこく蹂躙する。
ヴ。ヴィーン。ヴヴ。ヴ。
バイブはまるで猫がネズミをいたぶるような軽いタッチでうごめいている。
とそう思った途端、
ヴィッ! ヴィヴィヴィヴィイイイーーン!
リン(きゃうっ!)
途端に中の強さで振動し、へたり込みそうになるが、
また切れた。だがまた
ヴウィン。ウィン。ブン。ウィン。
リン(イヤイヤ! どうしてなの? どうして、こんなに……)
単調な強い刺激が続くだけならそのうち感覚がマヒしてくれたかも知れない。
だが、痴漢が操作するバイブの振動は悪魔的なほどに緩急のツボを心得ていた。
さするように優しく穏やかなタッチ。そして不意に織り込まれる急振動。
ただ立っているだけなのに、まるで大事な場所にいたずらな男根が貼り付き、一番の弱点をなぶり続けているかのように感じる。
ほんの短時間で、頬が紅く染まり、目が潤み、頭の中がピンク色のもやで埋め尽くされてしまう。
そして、強の振動にして
ヴヴィイイーーーーーーン!
リン「んぅぐぅうううー…っ!」
いよいよ絶頂に上り詰めて、そのまま気を失った。カメラ男は、シャッターを押し続けていた。
・・・・・・・・・・
リン「ん・・・」
リンは目を覚ました。同じ部屋の、ぼろぼろの毛布の上に横たえられていた。
もう深夜0時をとうに回り、1時近くになっている。
リンは相変わらず縛られて猿轡されており、だが、太ももに足枷が付けられており、枷の間は20cmほどの棒状になっており、リンは脚が閉じられないようにされてしまった。
そして、股間にあったバイブとパンツの感触がない。と、
痴漢「気が付いたか…」
ドアから、痴漢と筋肉男にカメラ男の3人が入った。
痴漢「バイブとパンツは回収させてもらったぜ。これだよ。」
その手には、リンの気絶中に引き抜いたバイブを持っていた。
気絶してる間に勝手に股間を、、リンは恥ずかしさに顔を赤らめる。
痴漢「これがさっきまでこの女の股間に突っ込まれてたんだよ。どうだ?」
カメラ男に振る。カメラ男は陰部に突き刺さった方のバイブとパンツを取り、まじまじと見た。
その行為にリンは顔を赤らめる。
カメラ「リンちゃんのいやらしいお汁がたっぷり付いてるよ。ほら、粘々して。匂いは、クンクン、ほう、香ばしいな。甘酸っぱい若い女の匂いだ。」
あまりに卑猥な発言と行動に、リンは目を逸らしイヤイヤをした。
実際に自分の身体からそんないやらしい液が出たのだ。恥ずかしい。
痴漢「お尻の方のバイブは、また違った匂いがするな。何か、臭い感じだ。」
はっきりと臭いと言われ、年頃の娘にはショックだ。と、
カメラ「いやー、またいい絵が撮れたよ。想像以上だよ。もうこの子は疲れきってるし、ここではいいのがあまり撮れないかな、と思ってたけど、40枚も撮れた。ありがとう、リンちゃん♪」
カメラ男は満足げにリンの頬を撫でる。
しかしリンは変わらず驚いた顔をしたままだ。
痴漢「何だ、お前写真撮られてたのに気付かなかったのか? 今度は分かりやすくフラッシュもたいたのに。くひひっ、とんだ色ボケだな、お前。」
痴漢の自分を罵倒するような物言い、いつの間に撮られたショック、そしてそれに気付かなくなるまで感じきっていた自分の浅はかさに、複雑な感じがし顔をしかめる。
と、筋肉男が何か黒い物体を持ってきた。
見てみると、一つはブラジャーみたいな形をしている。
もう一つは、ふんどしのような形をしているもので、さらに棒のような物が2つ付いていた。
痴漢がブラジャーのようなものを持ってリンのそばに座る。
リンは毛布の上にペチャンと座っている。
また、筋肉男がリンの背後に来て座り、ノースリーヴシャツのためむき出しの二の腕を掴む。
それにリンは驚き不安そうな顔をする。。
痴漢「心配すんな、そいつはただの壁だ。お前が逃げ出さないようにな。」
黒いブラジャーのようなものを出す。近くで見ると、これは本当にブラジャーみたいだ。
痴漢「お前のブラジャー、電車でひん剥いちまったからな。」
と、いきなりリンのシャツ越しに乳首を摘み擦り、勃起させた。
リン「んぅぅ…っ!」
痴漢「ほら、ブラがないせいで乳首がシャツの上からでも丸見えだ。お詫びに俺特性のブラジャーをプレゼントしてやるよ。ずーっと付けていたくなる、な。」
リンは痴漢のこの物言いに、言い寄れぬ不安感と不気味さを覚える。
そのブラ様物体は、確かにブラジャーだ。カップの大きさもリンの胸にフィットしそうだ。
だが、通常よりも分厚く、また肩紐がない。
さらに乳房に当たる部分は、凸凹状に突起がいくつもあった。その突起はこんにゃくみたいな感触のとても柔らかい、しかし壊れにくい物質である。
その突起は、乳首にあたる部分にはとてもたくさんある。
そこで痴漢は小瓶と布を取り出す。電車で出した瓶とは違うようだ。
瓶の中の液体を布ですくう、その液は乳白色で、かなり粘々していた。
布にたっぷりと染み込ませ、ブラの突起部に、粘液を塗りこむ。
その異様さに、リンは怯え、腰を引く。
だが後ろの筋肉男が二の腕を掴む。
ブラの突起、特に乳首にあたる部分にたっぷり塗り、少し置いた。
すると粘液はたちまち固くなり、塗りつけた突起部に染み込んだ。
リン「ん…んん。 んんん…んんん。」
何かしゃべりたそうに猿轡をされた口からくぐもった声を上げ、特性ブラとクリームを差したような顔ジェスチャをした。
リン「んん…んんん(このブラは何なの? このクリームで、一体あたしをどうするつもりなの?)」
分からないという顔をするリンに痴漢は、これから起きるわくわくを必死に抑えるように淡々と話す。
痴漢「このクリームは、ブラジャーをお前によりフィットさせるための物だ。とてもいいものなんだぜ、感謝しな。」
だがリンは、素直に痴漢の言葉を信じれない。
何か企んでいるのではないか、そしてその直感は当たることになる。
いよいよそのブラをリンに付ける。
自分の胸に着けるブラを他人に、ましてや自分を暴虐する男に付けさせてもらうのはものすごく抵抗があるが、逆らうことは許されない。
嫌悪感を顔いっぱいに浮かべながら、リンは耐える。
筋肉男は後ろからリンの肩二の腕をしっかり掴み、動けないようにした。
不安感が広がる。
男は片手で彼女のシャツの裾を捲くりブラを持つ手ごと両手をシャツの中に入れ、ブラの突起部を彼女の乳房にシャツ越しに正確につけ、
リン「んっ!」
手を背中に回しブラのベルトのように太い紐をつけ、
ガチャリ!
と何か鍵の掛かる音が聞こえた、何だろうか?
だがそれより、乳房に当たる突起の感触が凄かった。
このブラは通常よりも分厚く、突起部が彼女の乳房に触れ、装着したとき、突起の柔らかい感触に鋭い刺激を感じリンは身を凍らせる。
また、乳首にあたる突起はとても多く、さらにその突起の配置が、乳首を摘むようになっているのだ。
リン(ん…ぃや…っ! 何でブラを着けるだけでこんなに、凄い…あぁ!)
こんにゃくのような突起が乳房にぴとぴと…と密着する感触、特に乳首を摘むような感触に、リンは感じた。
さらに痴漢は、今度はもう一つの、黒いふんどしの様な物体を持ってきた。
痴漢「お前のパンツもお前のいやらしいマンコ汁でビショビショになっちまったからな。新しいパンツを用意してやったよ。」
その言葉にリンは憤りながらも、やはり言いようのない不安感と恐怖感に包まれる。
痴漢はそのパンツを取り出す。
その黒いレザー素材のパンツはパンツというよりもTバックかふんどしを模した形をしていて、さらにパンツの陰部とお尻に当たるところに、イボイボ状の異様なピンクのバイブが2つ付けられていた。
このバイブも柔らかい素材だが、特にイボ状の大きい突起は、先ほどのブラの突起と同様、こんにゃくのようにとても柔らかい素材だった。
それは明らかに陰部とお尻の責め具であり、これから自分に仕込まれると思うと、恐れおののく。
やはり今胸に吸い付いている特性ブラも責め具なのだろう、リンは取り返しようのないような絶望感に襲われる。
それから痴漢はまた先ほどの瓶を取り出し、バイブにたっぷりと塗りたくった。
先ほどのブラと違い突起のみでなくバイブ全体に塗りこんでいき、布の液が全て無くなったら、再度液に染み込ませ、たっぷりとバイブに塗りたくる。
それを後ろのバイブに3回、前の方にはなんと5回も繰り返したっぷりと塗りたくり、液が乾いた頃には、ピンクだったバイブが真っ白になってしまっていた。それだけ大量の粘液をバイブに染み込ませたのだ。
異様な光景にリンは怯えたが、クリームの正体がまだ分からないので、その反応も弱い。
リンのような美少女が薬の効果に遭ったときの、繊細な驚きと深い絶望に満ちた顔を見るのも楽しかろうな、これから先起こる事を予測して痴漢は飛び上がりたいくらいだが、平静を装った。
まだリンに感づかれるわけには行かない。
実はバイブや突起に塗ったあのクリームは媚薬であり、塗った時は一旦固まるのだが、人の汗と高い体温に反応して解け、媚薬効果を発揮するようになっているのだ。
そしてその機能は、塗ってから1日で表れ始める。
痴漢は特性パンツをリンに穿かせようと、近づく。
リン「んっ…ぅぅ…」
リンはその特性パンツ、特に真っ白に変色した異様なバイブにとてつもない不安・恐怖でおののき、呻き声を上げて拒絶する。
だが筋肉男の力強い腕がそれを許さない。
痴漢はまずリンのスカートの腰のホックをはずした、特性パンツが腰に巻くものだからだ。
痴漢はゆっくりとした動きで特性パンツをリンに晒し、近づける。
彼女の恐怖感を長引かせるように。
そしてパンツをリンの股間に近づけた。
脚を閉じたくても、足枷で開いた形で拘束され、閉じることが出来ない。
痴漢はまず後方のバイブを彼女のお尻に近づけ、そのまま強く割れ目の中に挿入した。
リン「んぅっ…!」
痛みに顔をゆがませるリン。
だが一度挿入されたからか、電車のときよりもすんなりと挿入できた。
バイブが電車のときよりも少し小さい、という事もあるが。
だが、電車のときよりも感じてしまった、こんにゃく状の突起のせいだ。
それから今度は前方のバイブを彼女の陰部に挿入する。
リン「んっ…ふぅ、、うぅっ…!」
またもや痛みといやらしい感触に顔をゆがませる。この必死に耐える表情が男たちにはたまらない。
すんなり挿入できたが、やはり突起のせいか、かなり感じてしまった。
さらに痴漢は手を進める。
今度は無骨な腰のベルトをリンの細い腰に巻きつけ、止める。さらに何かバチン、という音と共に陰部と尻の中に異様な感触がしてリンは苦悶の表情を浮かべる。
腰のベルトにある仕掛けを施すことで、彼女の尻と陰部に挿入されたバイブが膨らみ一回り大きくなったのだ。
とんでもなく卑猥な仕掛けを股間に施されたことにリンはおののいた。
結果的に今回のバイブは、電車の時のよりも少し大きくなってしまった。
そして最後にガチャリッ という鍵を掛けるような音を最後に作業が終わる。
もしかしたらやはり…だが痴漢たちは説明するような感じが無い。
スカートのホックを閉め直し、満足げにスカートの布を撫で、立ち上がろうとする。
そこでリンは、
リン「んんー。 んーぅ、、んむうぅー、、んんーーー。」
最悪の可能性を感じ、リンは猿轡をされた口で必死に声をあげ目線でジェスチャし、猿轡をはずしてもらおうとした。
だが、痴漢は彼女に貼り付けられた粘着テープ越しに唇に人差し指を立て、「しぃーーっ」と静かにして欲しいジェスチャで返し、満足げに彼女の唇をテープ越しにトントンと軽く叩き、その場から去ろうとした。
リン「んぅうっ! うむぅうう。 んーんーーんんーーーんんーー。」
必死にくぐもった声を出して目でジェスチャして、痴漢はやっとその気になる。
彼女のそばにしゃがみ、
痴漢「何か言いたい事があるのか?」
リンはこくんと頷く。
痴漢はリンの口を塞いでいるテープの端に手を触れ、、
痴漢「外してやってもいいが…だがいいな、絶対に大声を出すなよ! 出したら写真を、分かるな?」
リンは脅迫材料となっている写真を交換材に出され、戸惑いながらもこくりと頷いた。
べったりと貼り付けられている粘着テープを、痴漢はゆっくり剥がす、これはわざとでなく、粘着力が強すぎてそーっとでないと肌が危ないからである。
ついに、ベリィッ 強力な粘着テープが口から剥がれた。
口元にはそのテープの跡がうっすらと赤く残り、それが痛々しく見える。
そして口の中に押し込まれたハンカチを取り出す。
いっそのこと自力で吐き出そうとしたが、息が詰まるだけだった。
それほどうまく口の中に押し込まれていたのだ。
痴漢の手で、どうにか詰め物を引っ張り出してもらい、久々に解放された口で大きくため息をつき、呼吸をした。
リン「はぁ、はぁ、はぁ、、、」
段々リンの呼吸が落ち着いていき、痴漢は聞く。
痴漢「何を言いたいんだ?」
一呼吸置きリンは恐る恐る、
リン「あ、あたしにつけたこの特性下着、、て、もしかして…責め具、なの?」
痴漢「…どうして?」
言いにくい事を聞き返す。
リン「だ、だって、、ブラには変な突起があって、パンツには、、バ、バイブがついてるんだもの…」
痴漢「ほう、今はどう感じるんだ? その突起やバイブで。」
リン「…っ」
いやらしい切り返しの質問にリンは憤る。
リン「ちょっと、ちゃんとあたしの質問に答えてよ。」
すると痴漢は顔を強張らせ、何も言わずにリンのいやらしい写真をメールに載せた。
驚き、おののくリンはたまらず
リン「やめてよ何すんのよ!」
だがそんなリンにお構いなく、痴漢は、おそらくリンの電話帳のメンバーだろう送信者を次々に入力した。
リン「いやあっ! やめて、お願い!」
たまらずリンは身体を前に、痴漢を止めようとするが、後ろ手に縛られた上に、膝上を縛られた不自由な身なので、すぐにバランスを崩し受身も取れずにうつ伏せに地べたを転んでしまう。
だがそれでも必死にリンは懇願する。
リン「お願い、止めて! お願い!」
だがそれに対し痴漢は涼しい顔で淡々と、
痴漢「『お願いします。やめてください。』、だろ?」
リン「っ…!」
この痴漢の冷徹な態度にリンは怒り口をキュッと結ぶ。
リン「そう、じゃあもう送るよ。とりあえずダイレンジャーの仲間ね。」
そう言い痴漢はメールの送信ボタンを押そうとし、
思わずリンは、
リン「いやぁっ! やめてください、お願いします!」
地べたにうつ伏せになったまま痴漢を見上げ、必死に懇願した。
言い終えて顔を俯かせ涙を浮かべるリンの顎に痴漢は手をかけ無理やり上を向かせる。
リン「んく…っ!」
涙を浮かべるリンの表情を堪能しながら痴漢は、
痴漢「お前に文句を言う権利なんか無いんだよ。『僕たちに服従し、命令には何でも従うこと!』そう書いてなかったか? あ?」
そう言いリンの顎から乱暴に手を離す。
痴漢「聞かれたことに大人しく答えればいいんだよ。わかったな?」
リン「…」
彼らに逆らう事は出来ないと改めて自覚したリンは、悔しながらも大人しくするしかないと思った。
痴漢「おらっ、さっさと俺の質問に答えろよ!」
そう言われリンは慌てて思い出した。そう、とても答えにくいいやらしい質問だ。どうしよう…
リン「あ、、だから、、、」
痴漢「何だ!? もっとはっきり言え!」
段々声を荒げる痴漢。これ以上怒らせてはまずい。
何とか答えることにした。
リン「…突起は、、柔らかい感触がもどかしくて、、、バ、バイブは、挿入部の異物感が凄くて、やっぱり、もどかしい。」
痴漢「どこがもどかしいんだ! ブラの突起と2つのバイブに対してどこのどの部分がどうもどかしいのか、はっきり分かりやすく言え!」
そんなの言えるはずが無い…。ただでさえ年頃の女の子だ。そういう事を口に出すには強い抵抗を感じるだろう。それをはっきりとさらに詳細に話せと言うのだ。
おそらく痴漢もそういう事は計算ずくで問いかけてきているのだろう、リンの恥辱を増すようにだ。
言いたくないが、逆らうわけにはいかない。
リン「え、、っと、ブラは、、ブラの突起は、あたしの、胸に」
痴漢「胸だあ!? ちゃんと言え! わかんねえよ! 特にどこがどう感じるんだ!?」
悔しさと恥ずかしさに身体を震わせるリン。
リン「ブラの突起が、、あたしの、、、乳房に当たって、特に、、ち、乳首が、、、突起に挟まれているような感じで、突起が柔らかいから、体を動かすたびに、、突起も微妙に動いて、、そっと擦られているみたいで、、もどかしい。」
痴漢「よし、そうか。じゃあパンツの方はどうなんだ?」
リン「っ…(いつまでこんな、、あたしの方は全然聞きたいことを聞けてないのに…)…パンツは、挿入された後に膨らんだ、バイブが、、、お尻の穴と、、アソコを圧迫して、、突起は、やっぱりあたしが動くたびに微妙に動いて、、もどかしい感じがする。」
痴漢「そうか、そう感じているのか、お前は。」
リン「だ、だから、、この新しい下着は、、もしかしたら責め具なのかな、って。」
今度は痴漢の気を損ねないようにうまく質問まで運べた。
痴漢「ほう、うまくやったな。ふ、いいだろう。一生懸命答えてくれた褒美に教えてやる。」
そうからかうように言ってリンの髪を撫で付ける。
痴漢「そうだ、責め具だ。」
リン「っ…! ど、、どうして、、、」
痴漢「どうして? おいおい、今までの蹂躙を味わっただろうが。その続きなだけだよ。」
後ろ手でうつ伏せに寝かされ、何とか顔を上に上げて痴漢の話を聞くリンは、痴漢の恐ろしい考えにおののいている。
リン「…」
と、次の質問をしようとした時、さっきまでリンの口の中に押し込められていたハンカチを掴み、リンの前髪を掴んで無理やり上を向かせ、
リン「うっ…!」
痴漢「さて、終わりだ。さ、口を開けな。あーん、、」
痛みに顔をゆがませるリンの口元にハンカチを運ぶ、元通り猿轡をする気だ。
リン「ちょ、ちょっと待って! まだ聞きたいことがあるの。お願い。」
それでも構わず猿轡を噛ませようとする痴漢のハンカチから必死に顔を逸らして何とか待ってもらうよう説得する。
リン「待って、お願いちょっと、、やめ、てよ! やあっ、、お、お願いします!」
お願いしますの一言でぴたりとハンカチ攻撃がやんだ。
敬語で懇願しなければならない、本当にこれは主従関係なんだと自覚し、ひどい屈辱を感じる。
痴漢「何だ、早く話せ。」
リン「聞きたいことがあと二つあるんです。あのクリームは、何なんですか?」
痴漢「どのクリームだ?」
リン「え?」
痴漢「クリームっつっても、どこでもたくさんあるし、お前がどのクリームのことを言ってるのかまずしっかり話してみろよ。」
リン「(ひ、、ひどい…!)…っ、あたしが今はいてる下着の、ブラの突起と、、パンツの、、バイブにたくさん塗った、乳白色の、、粘々した、クリームです。」
痴漢「あれは後でのお楽しみだ。今はまだ秘密だ。楽しみに待ってろ。」
さらりと答えにならない答えを言い、憤りに戦慄かせるリン。
リン「…っ!(な、そんな、、散々じらしておいて、人に恥ずかしい思いをさせといて、それで秘密だなんて…!)」
憤りとショックにリンは黙りこくる。それを見た痴漢は、
痴漢「もう終わりか? じゃあ口を開けて…」
リン「もう一つ質問です!」
慌てて声を出す。痴漢はその反応に楽しみながら話を聞く。
リン「この、新しい、ブラと、、パンツをあたしに着けた時に、鍵を閉めるような音がしたんですけど、、まさか、、まさか、鍵をかけたんじゃ、、、」
話をじっと聞いていた痴漢はこの時ばかりは感心そうに
痴漢「ほお、気付いたのか。勘が鋭い娘なんだな、お前は。」
と馬鹿にする物言いで髪を撫で、それにリンは戦慄きながら耐え、
リン「そ、それで、、」
痴漢「そうだ。俺がお前に着せた特性ブラとパンツは鍵がついててな、閉めると鍵なしじゃパンツとブラを自力で外せないようになってるのさ。お前が聞いたその音は鍵を閉めておいた時の音だ。」
リン「ああ、、そ、そんな、、、」
リンはあまりのひどい事に恐れおののいた。
痴漢「この特性下着は特別性で、お前が得意な気力をも通さない代物なんだ。」
そのことにさらに驚くと共に疑問を持つ。一体そんな頑丈な道具を、一体誰が作ったのか?
普通の人にはとても作れるはずが無い。
こいつらは一体何者なのか、リンの中でさらに不安と恐怖が広がる。
けど皆ならもしかしたら外せるかも、、ふとそう思った、ちょっと恥ずかしいのを我慢すれば、何とかなるかもしれない。
だがそんなリンの思惑を察してか痴漢は念を押すように、
痴漢「おっと、お仲間に駆け込むのは止めろよ。第一無理に引き壊そうとすれば連結している乳房や、深くバイブが突き刺さってる尻の穴や陰部に大きな、一生モノの決定的な大怪我をする事になるぞ。」
リンがまさに考えていた希望を容易に剥ぎ取った。さらに、
痴漢「これは俺がもつ特別な鍵以外では絶対にはずせない。外して欲しければ5日後の、今日お前が乗ったA駅のB行きの、17時の電車の4両目に乗るんだ」
リン「…っ!(そ、そんな、、こんなひどい下着を、あと5日も着けなければならないなんて…)」
ひどい命令に、絶望に打ちひしがれるリン。痴漢は言葉を続ける。
痴漢「分かったな? もし逆らったり、誰かにチクッたりしたら、、分かるよな。写真だけじゃない、その下着も永久に脱げなくなるぜ。ブラもパンツも、貞操帯としての役割も持つから、永久にそのままってのはイコール生き地獄だ。」
すると、カメラ男が出てきて、リンの周りでじっくりと鑑賞し、シャッターを押した。
カメラ「いいよ、君は。魅力的な女の子だよ。もう今日だけで120枚は撮っちゃったよ。」
リン「…っ!」
このカメラ男の無遠慮で身勝手な物言いに憤り、口をキュッと結ぶ。
痴漢「おっとそうだ、最後にこの下着のとても凄い機能を見せてやるよ。」
若干楽しそうに、淡々と痴漢が話す。
と、痴漢はポケットからリモコンを取り出した。
電車内での蹂躙を思い出し、リンは怯えを見せる。
リン「…(も、もしかして、、この下着も、、、ひぎいぃっ!!!)、ふぅうっ!!」
ヴヴゥム、ヴヴゥム、ヴヴゥム、、、
急に痴漢はリモコンの数あるボタンのうち一つを押し、するとリンのブラの乳房を覆う部分が閉じたり広がったりして彼女の乳房を揉み込み、鋭い刺激を感じる。
さらにそれにつられ突起部分が動き、ぴとぴと、と撫で擦り、彼女の乳房にもどかしい感触を同時に与える。
そしてブラの乳房を覆う部分が閉じる際に乳首の周りにある多くの突起が彼女の乳首を挟み込み、撫で擦る。
強から弱まで、さらに揉み・摘み・撫で・擦り・這い、、そんな多様な感触をいっぺんに味合わせる強力な責め具ブラ。
それを実際につけ、味わっているリンは、声をあげ不自由な身体をぴちぴちもがかせながら本当に辛そうな顔で耐える。
スイッチを切った。
リン「んはぁ、はぁ、はぁ、はぁ、、、」
痴漢「これは通常の中だ。もうこの反応か、、。お、そうだ。うねりバージョンもあるんだぜ、やってみたいよな?」
リン「いや、、いやだっ…!」
しかし痴漢はそんなリンの疲れで掠れた声に聞く耳持たず、うねりのスイッチを押した。
ゥヴヴィィイイム、ゥヴヴィィイイム、ゥヴヴィィイイム、、、
リン「う、あっ、ああああっ!!」
うねりを持った振動で、先ほどよりも複雑な刺激を同時に味わい、縛られた不自由な身でのた打ち回り、、痴漢がスイッチを切る。
リンは疲弊して荒い呼吸をし、力なく横たわる。
リン「も、、もう止めて…」
痴漢「まあそう言うなって。次は、これだ。」
痴漢はそんなリンの苦しみをよそに、楽しげな感じで他のスイッチを押す。
すると今度は尻に埋め込まれたバイブが振動する。
リン「んやぁっ!!」
思わず仰け反るリン、そんな反応を楽しむ痴漢。
尻に突き刺さったバイブは上下左右と一定の単調運動だけをするが、その周りの様々な角度で生えるこんにゃく突起が多様な角度で撫で擦る。非常に多彩な攻撃だった。
それだけでない、尻のバイブの振動がパンツ越しに前のバイブまで伝わり、何と陰部にも刺激振動を与えてしまう。
とんでもない仕込を胸と股間にされ、恐怖におののくリン。スイッチが切れる。
痴漢「さて、最後に前も試したいとこだが、これは後でのお楽しみにしといてやろう。」
リン「…っ!(何が楽しみよ、この悪魔! 女の子を何だと思って、、ひいぃっ!!) ぎやぁああ!!」
ヴヴヴヴヴヴゥーーーン
男のひどい言葉に憤り気丈に睨むリンだったが、もうやめたと思ったリモコン操作が再開され、残りの陰部のバイブが振動する。そして切れた。
リンは今までで一番大きな反応をした。
もうやってこないと安心しきった時の油断の一発が理由でもあるが、何より、刺激の鋭さが一番高かった。と、
痴漢「ふむ、3つとも中の強さで実験したが、大体反応のほどは分かった。後はこの5日間でじっくり楽しんでいくか。」
リンはもう反抗する余裕も無かった。余韻で疲れきっていた。