蜘蛛の巣に掛かった蝶~10.調教3,4日目
A駅に着き、リンだけが降りる。
解放されたリンはおぼつかない足取りで歩く。
想像以上の辱めを受けてしまった…。
駅を出て家に向かい町を歩く。
すっかり暗くなり、夜10時だった。
と、そばを歩く人の視線がやたら自分に向かっているのに気付く。
リン(なに、何かしら…)
不安を感じたリン。どうやらその視線は自分の胸元に…
リン(きゃっ!)
慌ててバッグを胸の前で抱き、胸を隠した。
淫具ブラが剥ぎ取られ、ノーブラの状態の胸からシャツ越しに乳首の形がはっきり見えていた。
彼女は陵辱のショックからボーっとしてしまい今までそれに気付かず歩いていた。
リン(やだっ、、駅からずっと、乳首をたくさんの人に見られてたの…そんな!)
完全に自分の失態であり、恥ずかしさに顔を赤らめる。
その姿に、道行く人は好奇の目で見つめ、その視線を感じ耐えられなくなったリンは唇を噛み締めながら早足で家路に急いだ。
だがその痴態に興味を持った数人のガタイのいい若者がリンの後をつけている事に、疲れてパニックの彼女は気付かない。
歩くたびに股間の突起とバイブが刺激する。
媚薬の効き目もまだ続いていて、リンは足元をふらつかせながら気丈に歩く。
と、人通りの少ない公園に来た。
リン「(もうすぐ家に着くわ。)…え。」
何か人の気配が感じた。それも一人二人ではない。
振り返るが誰もいない。気のせいか。。
また歩き出す。と、
リン「きゃっ! な、やっ! …んんぅ!」
若者「静かにしろ!」
急に背後から数人の男に羽交い絞めにされ口を塞がれ、公園の茂みに引きずられる。
男たちはその強い力でリンの抵抗をねじ伏せ、ズルズルと彼女を茂みに引きずる。
リン「んんっ! んんーんー!!」
口を塞がれたリンは何とか振りほどこうとするが、多勢に無勢な上、長時間の辱めと媚薬の効き目で身体は疲弊しきっていて、思ったように力が出ない。
と、一人が突然乳首を摘む。
リン「んっ!!」
若者「やっぱりノーブラじゃねえか。嫌がってる風に見せても、本当はヤッて欲しいんだろ?」
乳首をニギニギする。
どうやら先ほどのシャツ越しの乳首を晒してしまった事に若者が興味を持ち、着いて来てしまったらしい。
自分の失態にしまった、という思いが心の中に広がる。
茂みに引っ張り込み、若者の一人が後ろから彼女を羽交い絞めにし口を塞ぎながら仰向けに倒れる。
リンも仰向けに倒れてしまう。
他の若者も手足を抑えていた。
若者「おい! ロープがあるだろ! 縛り上げろ!」
縛られる! 恐怖を感じるリン。縛られてしまってはもうどうすることもできなくなってしまう。
リン(こうなったら気力と武術を使うしかない。素人の人相手に…けどそんな事言ってられないわ!)
気力を使い、男の拘束を振りほどく。
若者「わっ! な、なんだ!?」
若者「逃がすな!」
拘束を振りほどいたリンだったが、傍観していた若者がリンの前に立ちはだかり、逃がさないようにした。
武術を使うしかない。。
リンは拳と蹴りで若者二人をなぎ倒した。
若者「な!? こいつ、強いぞ!」
と、大きく体を動かした途端、パンツのバイブが股間の肉壁を抉り、鋭い刺激に顔をゆがませ、動きを止める。
若者「お、動きが鈍くなったぞ! 今だ、やれ!」
まだ数人残っている若者が一斉に襲い掛かる。
リンはバイブの刺激に耐えながら、若者の攻撃をかわし、一人を倒す。
それにさすがに怯む若者。
さらに一人狙いを定め攻撃したその瞬間だった。
ヴィィイイイイイイン!
急に陰部のバイブが中振動を起こした。
リン「あああぁ!」
思わず悲鳴をあげ倒れるリン。
リン(ど、どうして、、また、どこからか見てるの?)
痴漢の存在を感じ、苦悶しながら悔しい思いをする。
思わぬ幸運に若者は嬉々と、
若者「おい! 今だ! 押さえろ!」
すかさずリンは構えようとしたが、その瞬間、
ヴィイイッ!!
リン「はうっ!!」
明らかに狙い済ました強振動の一撃を受け、たまらず倒れる。
その内に若者は、リンの体を押さえつけ、
若者「ロープ貸せ!」
彼女をうつ伏せにし馬乗りになりその体重で押さえつけ、、他の若者は無理やり両腕を掴み後ろ手に組ませ、他の若者は口を塞ぎ声を出せないようにした。
と、ロープを受け取った若者は、後ろ手に組ませたリンの両手首にロープを巻きつけた。
必死に抵抗するが、バイブの振動で力が出ない。
若者「あがくんじゃねえよ!」
そう、もがくリンの手首に縄を巻きつけ縛り上げ、と、股間のバイブの振動が止んだ。
リンは全身全霊で馬乗りになっている若者の足を払い、すかさず若者の二人に素早い動きで連続蹴りを浴びせた。
もう手首は縛られてしまっているが、蹴りだけで何とかすることにした。
若者「手首は縛り上げたんだ! 足を押さえれば問題無え! 足を狙え!!」
一斉に残った若者は、リンの自由な足に向かって突進したが、リンは何とかかわし、蹴りを食らわせる。
股間の刺激が凄いが、もう気にしてられない。
必死に耐えて攻撃する。
残った若者は散って逃げていった。
リン「はあっ、はあっ、、はあぁ…!」
大きくため息をついてその場にへたり込んだ。
だがその場には悶絶している若者が転がっている。
早く逃げなければ!
ふらつく足を何とか立たせ、後ろ手に縛られた不自由な身で背中越しに、落ちたバッグを拾い、縛られたまま家路を急いだ。
やっと家に着いた。
玄関で背中越しに後ろ手でバッグの中から鍵を何とか取り出し、また何とかその鍵をドアにさして開けた。
家の中に入り後ろ手で鍵を閉めた途端、緊張の糸が切れたようにへたり込み、大きくため息をついた。
リン「もういやっ、、こんなの…」
さすがに今日の蹂躙はひど過ぎる。
さすがのリンももう参ってしまった。
少し休んだ後、縛られた身体を何とか立たせ、机に向かって歩き、引き出しの中からハサミを取り出した。
後ろ手のロープはいくらもがいてもビクともしない。
はさみで切るしかない。
後ろ手にハサミを持ち、何とか切ろうとするが、不慣れで何度も失敗し、早く切れて、と憤りながらもその作業を続ける。
顔からさらに脂汗が染み出る。
股間の媚薬の効果も続いており、疼きがひどい。さらに不慣れなための失敗。
イライラするが、作業を続けるしかない。
数十分経ち、ようやくロープが切れた。
やっとリンは体の力を抜き、床に横になった。
呼吸が落ち着いてきて、自分の手首のロープで縛られた跡を見た。
今日は2回も縛られてしまい、その手首はくっきりと痛々しい跡が残っていた。
そしてさっきまで自分の手首を結んでいたロープを摘み、悔しさにその
ロープを握り、思いっきりどこともなく投げた。
そして泣いた。
・・・・・・・・・・・
調教4日目。良く晴れた、暑い日だ。
いつの間に寝てしまったのか、まだ学校に行くまでには時間がある。
久しぶりに風呂につかることにした。
体がべとべとして気持ちが悪い。
2日ぶりの風呂はとても気持ちが良かった。
リンはゆっくり湯につかり、そして体中を丹念に洗った。
だが、相変わらず股間を封じ込めているパンツのせいで、股間は洗えない。
深くため息をつく。
風呂から上がり、学校へ行く準備をしていた時、携帯が鳴った。
ごくりと息を飲み、携帯を見る。
何と、昨日の帰り若者に襲われたときの画像だった。
それを見て恐怖が蘇り、さらに痴漢の周到さに恐れおののく。
『昨日の帰りは大変だったな。うまく逃げられて良かったよ。正義のヒロインの凛々しい姿を見れて良かったぜ。』
等と白々しい事を言う。
リン(っ…、やっぱり、あの後あたしが襲われたことを知ってたんだ…!)
悔しがるリン、しかし考えてみるとやはりおかしい。
リン(けど待って。。A駅で降りたのは間違いなくあたしだけよ。あの男は電車に残っていた。どうやって…? まさか、ひっそりあの男も降りて、ジッとあたしの後をつけてたんじゃ…)
ゾクリとし、思わず辺りを見渡してしまう。
誰もいない。にも関わらず、視姦されているような錯覚に陥り、不安と恐怖で身を震わせる。
まさか、昨日の帰りの出来事も狙ってやったのか…いや、そんなはずはない。
だが痴漢は、常にリンを見張りチャンスを狙って待ち構えていたのだ。
それに臨機応変に対応し、リンを生き地獄に陥れる。
その事に怯えながら、メールの続きに気付き、読む。
『それと、今日はブラジャーをする事を禁ずる。シャツも薄手にするんだ。いいな、ノーブラで登校しろよ!』
リン「そんな…どうするつもり…?」
この暑い日に、薄いシャツにノーブラなんてことをしたら、簡単にばれてしまう。
だが命令には逆らえない。鏡の前に立つ。
リンは渋々ブラジャーのホックを外し、襟元から抜き取る。
たった1枚布きれを外しただけなのに、上半身が裸同然に感じられてしまう。
リン(ああっ! 透けちゃう!)
壁の鏡で見ると薄いシャツを通して、胸のふくらみがありありと分かる。
リン(これじゃ、走ったりしたら……。)
試しに身体を揺すってみる。
リン「うっ!」
下半身からじわりと快感が寄せる。
リン(あ、乳首が……。)
小振りだが形のよい乳房がフルフルと震え、薄いシャツの生地がツンと突き上げられる。
リン(またなの? また、あたし、いやらしい事されちゃうの?)
両手を交差させて胸を隠し、下唇を噛みしめる。鏡の向こうから見返してくる自分の瞳は気のせいか、切なく潤んでいるように思えた。
複雑な気持ちのまま、家を出る。と、また携帯が鳴る。
ビクッとし、恐る恐る携帯を見る。
『今すぐ、学校まで走れ』
やはりそうだ。
薄着でノーブラにさせ、さらに走らせて汗をかかせることで、今度は周りの生徒に自分の胸の醜態を晒す気なのだ。
ひどい魂胆に気付き怯えながらも、命令に逆らえないことに唇を震わせる。
バッグを胸の前で抱き、走った。
こんな暑い日にこんな可愛らしい格好で走るのはいささか奇妙だが、幸いこの時間帯はまだ学生はあまり見られず、知り合いに会わずに済む。それだけが救いだ。
無論、痴漢は計算のうちだろうが。。
学校に着いた。さすがにちらほらと学生の姿がある。
走ったことにより股間はバイブに擦られ、疲れの息切れに混じって甘い吐息が出る。
胸にバッグを抱いたまま恐る恐る自分の胸を見る。
リン(ああ! やっぱり…っ!)
ノーブラの胸はシャツの生地に擦られ乳首が大きくなっていた。
そして走ったことで汗をかき、薄いシャツが透けてしまった。
バッグを胸の前から外したら、途端にその胸の膨らみと乳首が周りにばれてしまうだろう。
リン(どうしよう…どうしよう…)
泣きたい気持ちを抑え、とりあえず校舎の中のトイレに向かった。
個室に入り、汗で濡れた身体を乾かそうとした。
ジッとしてれば汗も乾くだろう。
リンはハンカチで何とか首元を中心に、汗をできる限り拭き取った。
と、そろそろ時間だ。今日は4コマもある。。
最後の5限が中間テスト後で休講なのが本当に救いだったが、問題はその前の4限だ。
その授業は厳しく、前の黒板に出て回答を求められることもある。
さらにA子も一緒なのだ。。
とんでもない辱めを受けるんじゃないかと、不安と恐怖でいっぱいだ。
リン(お願い、、何もしないで…!)
とりあえず授業を受けることにした。
教室に向かう。その時、
ヴィイン!
尻のバイブが中振動し、すぐに切れる。
その事が、よりリンの不安・恐怖を増大した。
ああ、やっぱり今日はやる気なのだ…と思った。
3限までは友達が一緒でないし、何もないと思った。
だが2限の、終わる10分前、急に陰部のバイブが強振動し、
ヴィイイッ!!
リン「きゃぅっ!」
すかさず悲鳴を抑えようとしたが遅かった。
悲鳴が漏れ、クラスの注目を浴びてしまう。
顔を赤らめ、何でもないと言い、授業が再開されるが、再びバイブは静かに振動を始める。
それも単調な弱振動だけでない、擦るようなやさしいタッチに時折混ざる急振動と、憎らしいほどに緩急をつけてリンを襲う。
それにリンは掌で口を塞ぎ、足をキュッと閉じて耐える。
リン(やめて、、お願い、、やめて…っ!)
10分間それが続き、やっと授業が終わった。
リンはすぐに教室から出て人気のないトイレに逃げ込んだ。
途中、やはり尻の急振動が襲い、思わず倒れ込みそうになるところを歯を食いしばり何とかこらえ、トイレの個室に入った。
リン「あっ、、ああ…!」
媚薬の効果で疼きがひどく、思わず声を漏らす。
と、
ギャル「ねえ、何この声? 隣、オナニーでもしてんのかな?」
ぼそぼそと囁く声、だがリンにははっきり聞こえた。
リン(え!? まさかっ、、人がいたなんて…!!)
あまりの苦しさにリンは、トイレに人がいるかどうかを確認せずに個室に入ってしまったのだ。
不幸にも、隣の個室に2人女生徒が入っていたのだ。
何か人に見られてはまずい事をしているのだろう。
この学校の生徒の一部はヤンキーみたいな人が多くいるため、おかしくはないだろう(?)
リンは恐怖に身体を固まらせ口を掌で塞いでジッとした。
股間の疼きはまだジンジンするが、我慢するしかない。
だが隣の二人は、
ギャル「誰だろ? あたしらの仲間かな?」
ギャル「バカ! こういうところでそういう事をすんのは、意外と真面目な優等生だったりするのよ。」
ギャル「キャハハ! ちょっとマジっぽくて笑えるんだけど! 出てくるの待とうか?」
そう言って、個室から出たようだ。
小さな声でトークするギャルたちに怯えるリン。
本人たちは聞こえないつもりだろうが、静かなこのトイレでは、そんな小声もしっかり聞き取れてしまうのだ。
リン(や、、待たないで、、早く出て行って…!)
身を竦ませ震えながらジッとするリン。
額に脂汗が浮かぶ。
ここからもう出られない…。
……
トイレの中に入ってどのくらい経ったのだろうか?
時計を見ると、もう3限が始まる時間だ。
結局また昼休みをトイレの中で過ごしてしまった。
リン(お腹すいた…何か食べたいな。。もう出ようか、けど、あの人たちまだいるかもしれない。どうしよう…)
個室から出たくても出れない。
まだギャルたちがいるかも分からないのだ。
もう声は聞こえないが、もしかしたら息を潜めて待ち伏せしているかもしれない。
そう思うと身が竦む。
もう3限はサボるしかない…しばらくこうしていよう、と思った時、携帯が鳴った。
『いつまでトイレにいるんだ。もう誰もいないから、早く3限の授業を受けに行け!』
そう書いてあるのを見て、ギャルたちはいないと安心する以上に恐れおののく。
リン(何で、、何で分かるの…? 怖い…!)
本当にすぐそばで見ていなければ分からない内容だ。
思わず辺りを見渡すがやはり誰もいない。
言いようのない不安・恐怖に埋め尽くされる。
仕方なく、3限を受けに急いだ。
3限は何もなく過ぎ、いよいよ問題の4限が来る。
幸い、乳首の肥大は収まっているが、ノーブラだという事は良く見ればばれてしまうだろう。
A子を見つけた。
とっさにバッグを胸に抱き、A子に近づく。
A子がリンに気付いた。
胸が気付かれないか心配だったが、何とかまだばれてない。
リンはA子の後ろに座り、談笑した。
その際も、怪しまれないようにさり気なく細い腕で胸を隠す。
何とか気付かれずに済んだ。
授業が始まる。ここからが本番だ…。
少し時間が経ち、強い日差しに窓を見た時、隣の男子生徒が自分を見ていた。彼だけでなく、彼の後ろの男子生徒も、向こう隣の男子生徒もリンを見ていた。
それにリンはビクッとした。彼らの視線は明らかに、自分の胸に向いていた。
リン(い、いやっ! 気付かれた!?)
強い日差しのせいで薄いシャツが透けて、彼女の胸の膨らみと乳首までもがありありと見えてしまう。
ある者はチラチラッとさり気なく、ある者はあからさまにジーっと見てくる。
男たちの視線を感じ取ったリンは怯え、顔を少し赤らめる。
リン(お願い、、見ないで…)
祈るように心の中でつぶやき、だがリンは男子生徒の視線に竦みあがっていた。
窓越しの光にシャツが透けている。
柔らかなカーブを描くシルエット。間違いない。
男子(やっぱ、してない……よなぁ?)
ゴクン。
どこからか生唾を飲み込む音が聞こえ、リンは怯える。
生徒の視線が服を通り越し、チリチリと肌の上をなぞっていく。
まるで細い細い毛の筋で撫でられているようなむずがゆい感覚。
それにリンはすくみ上がる。
また少し経つ。
皆また授業に集中し始めたその時、
ヴィイイン!
リン「ふうっ!」
不意に、恐れていたことが。悲鳴を抑えられなかった。
陰部のバイブが中振動し、切れた。
皆の視線が集まる。
教授「ん? どうした?」
リン「あ、、何でも、ありません。。」
教授が授業に戻る。他の生徒もだ。
ただ、A子と、リンのノーブラに気付いた男子生徒を除いて…。
心配そうに見るA子に小声で「大丈夫よ。」と言い、A子は渋々授業を聞く。
だが、男子生徒はもはやリンの胸から意識をそらせない。
それをリンも感じ取る。
さらにバイブが今度は弱で恐る恐る、かつ長く振動する。
ヴウウゥゥウウン。
必死に下唇を噛み悲鳴をこらえる。目が潤み頬が染まる。
その姿に男子生徒は見とれる。
綺麗…いや、、いやらしい。
やがて視線があからさまになってくる。
ヴウウウウゥゥゥゥン。
体の芯から振動が響き、陰部の刺激に耐える。
その姿を眺める男子生徒に気付いて恥ずかしがりながら。
ヴン。ヴゥン。ヴヴン。ヴン。
不規則なリズムでバイブがオンオフされ、それに耐え切れず腰がもじもじ動いてしまう。
と、教授がリンと他の女生徒一人を指名し、思わず肩をビクッとそびえる反応をした。
教科書の問の解答を黒板に書けと言った。リンが指定されたのは問4だ。
真面目なリンは、この範囲はすでに予習でやっておいたため、今日授業に集中してなかったこの状態でも何とか分からないでもない。
だが、前に出て書かなければいけない。
その間痴漢に何をされるか…怯えて身を竦めてしまう。
だがやらないわけには行かない。
仕方なく立ち上がろうとした、その時、
ヴヴィンッ!
リン「はんっ!」
バイブレーターの急振動に直撃され、悲鳴に近い声をあげてしまう。
明らかに狙い済ました一撃だった。
「?」
周りに座っている生徒が不思議そうな顔で振り返る。
前のA子が心配そうに小さく声をかける。
A子「リン。ほんとに大丈夫?」
しかし、顔面を蒼白にしたリンにはそれを気にしている余裕もなかった。
大丈夫と答え、額に油汗を浮かべながら、リンはそろそろと腰をあげた。
不意に襲う振動に身構えながら、机と机の間の狭い通路に立つ。
黒板までのほんの数メートルの距離がやけに遠く感じられる。
ヴ。ヴィーン。ヴヴ。ヴ。
バイブレーターはまるで猫がネズミをいたぶるような軽いタッチでうごめいている。
ノーブラに気付いている一部の男子生徒達のギラついた視線が肌を刺す。
リン(……負けちゃダメよ!)
ようやく最初の一歩を踏み出す。が、
ヴィッ! ヴィヴィヴィヴィイイイーーン!
リン(きゃうっ!)
途端に強まった振動に、決意もむなしくへたりこみそうになる。
座って場所が固定されていた時と違い、まるでこねくりまわされるように予想も出来ない角度から鋭い快感が襲って来る。
まるで自分から大事な場所をこすりつけているかのようだ。
リン「くぅっ!」
反応がもれないように唇を噛みしめるが、敏感な場所から全身にあふれ出す甘い痺れに足もとがフワフワと定まらない。
ヴウィン。ウィン。ブン。ウィン。
単調な強い刺激が続くだけならそのうち感覚がマヒしてくれたかも知れない。
だが、痴漢が遠隔操作するバイブレーターの振動は悪魔的なほどに緩急のツボを心得ていた。
さするように優しく穏やかなタッチ。そして不意に織り込まれる急振動。
ただ歩くだけなのに、まるで大事な場所にいたずらな舌が貼り付き、一番の弱点をなぶり続けているかのように感じる。
ほんの数歩歩いただけで、頬が紅く染まり、目が潤み、頭の中がピンク色のもやで埋め尽くされてしまう。
トロトロと体の芯からとろけていくのが自分でも分かる。
敏感すぎる自分の体がうらめしい。
ヴヴィン! ヴィン! ヴィヴィン!
リン「は……ぅ」
切なげな吐息が洩れ、思わず机に手をかけて立ち止まってしまう。
リン(くやしい。どうしてあたし、こんなに弱いの? ホウオウレンジャーなのに…)
戦士としてのプライドももはやズタズタだった。
何気なく視線をやった男子生徒はみな、そこに立つ少女の潤んだ瞳と上気した頬の美しさに思わずハッと息を呑んだ。
ようやく黒板までたどり着いたリンは、問題に集中しようとしたが、
ヴィィン。ヴィン。ヴィヴィヴィヴィヴィン。
リン(ああああ、ダメ! もう、何も考えられない……)
頭の中に霧がかかったようで、問題の意味さえも分からない。
少しでも気を抜くと膝が笑い、その場にへたりこみそうになる。
身を震わせながら、ただ立ち尽くす事しか出来ない。
リン(誰か……誰か、助けて)
と、いきなり後ろから
「はっくしょいっ!!」
大声でくしゃみして、皆の視線がその人に集まる。
リンも思わず振り返る、友達のA子だ。
A子「ああ~、あ! すいません~、どうやら夏かぜひいてしまったみたいでぇ。ぶええ。ズウッ」
ことさら大げさに話し、皆の爆笑を誘った。
もはや皆の意識は完全にリンから外れた。
リン(A子は風邪なんか引いてない…。あたしを助けるために…ありがとうっ!)
あまりのA子の心強い助けにリンは涙が出そうになる。
その間にリンは問題を解き、授業が終わった。
リンはすぐに前のA子に礼を言った。
リン「ありがとう、助けてくれて…っ。」
涙が出そうだった。その様子にA子はさすがに面くらい、
A子「ちょ、ちょっと、オーバーよ。それよりまだ具合悪いんでしょ? 帰りましょ。」
安全に家路に着いた。
だが家に着いた途端、リンはへたり込んでしまった。
無理もない。ここ数日想像を絶した辱めを長時間味わい、さらに見えない恐怖に何時も怯えさせられ、そしてずっとパンツに封じ込められた股間は、あれだけ嬲られたにも関わらず一度も絶頂に達していない。
媚薬の疼き効果がまだ収まらない。
リンは股間を抑え必死に耐える。
もう4日も経つのに媚薬は一向に効果抜群だ。
実はこの媚薬は、意地悪いことに、1度につき一定量しか溶けないのだ。
故に、大量に媚薬を塗られたバイブ、特にたっっぷりと塗りこまれた陰部のバイブは、溶けようが何度も再度溶け出し、彼女の股間に染み込んでゆく。
大量の媚薬が乳房と股間に染み込まされ、身体は常に熱を持ってしまっている。
何時も気を休めることができない。
今まで寝れたのは、気絶するほどきつい陵辱を受け、疲弊しきっていたからだ。
そしていつも寸止めの生殺しを食らう。
もはやリンの身体は限界だった。
リン(明日、、明日外せる…)
正直冷静に考えれば、あれだけ自分に狡猾な辱めをし続けた痴漢たちが素直に淫具を外してくれるのは疑わしいものだ。
正直当てはできない。
だが今のリンはそのかすかな希望を願うしかない。
例えその過程でどんなひどい目に遭うかもしれないと分かっていても。。
いよいよ明日は、最終日。調教5日目だ!